目次
この記事でわかること
・東北大学が2026年7月に確定させた「令和9年度(2027年度)入学者選抜要項」の最新の募集人員変更点
・医学部保健学科(看護学・放射線技術科学・検査技術科学)は3専攻とも前期日程の定員が減少し、公式発表の医学部合計値と一致することを確認済み
・歯学部は「国際バカロレア入試」を新規実施、理学部化学科・工学部機械知能航空工学科・農学部全学科では「国際学士コース入試」が廃止
・主要学部の前期日程募集人員の増減一覧(文・法・経済・理・工・農・薬)
・出願前に必ず確認すべきこと・確認できなかった点を正直に整理
「東北大の募集人員、結局2027年度はどう変わるの?」——この疑問に対して、東北大学アドミッション機構は2026年7月1日付で「令和9年度(2027年度)東北大学入学者選抜要項」を正式に公表し、同時に医学部の募集人員を訂正しました。さらに7月16日にはゲートウェイカレッジ入学者選抜Ⅱ期の日程も確定しています。本記事は、これまで「予告」段階の数値で報じられていた2027年度入試の定員変更について、正式に確定した最新の要項ベースであらためて整理し、特にこれまで詳細が確認できていなかった医学部保健学科・歯学部・薬学部・農学部の変更点を中心にお伝えします。
今回の確定情報の中でもっとも受験生への影響が大きいのが、医学部保健学科の定員削減です。東北大学アドミッション機構の公式訂正告知では、医学部全体(医学科と保健学科の合計)の入学定員小計が249名から231名に、前期日程の募集人員が169名から149名に減少したことが明記されています。この20名減の内訳を、河合塾Kei-Netが公表した学科別データで確認したところ、医学科の前期募集人員(75名)が変わらない前提で計算すると、保健学科の前期日程だけで94名から74名に、ちょうど20名減っている計算になり、東北大学公式の訂正告知の数値と完全に一致することを確認しました。
| 専攻 | 入学定員 2026年度 | 入学定員 2027年度 | 前期日程 2026年度 | 前期日程 2027年度 | その他の変更 |
|---|---|---|---|---|---|
| 看護学専攻 | 70名 | 60名 | 48名 | 38名 | – |
| 放射線技術科学専攻 | 37名 | 33名 | 23名 | 17名 | 総合型選抜Ⅲ期は10名から12名に増加 |
| 検査技術科学専攻 | 37名 | 33名 | 23名 | 19名 | – |
【注意】看護学専攻は前期日程の定員が48名から38名になり、約21%の減少で3専攻の中でも減少幅が最大です。一方、放射線技術科学専攻は前期日程を減らす一方で総合型選抜Ⅲ期を10名から12名に増やしており、専攻によって前期重視から総合型選抜重視へのシフトが見られる点も特徴です。この情報の出典は河合塾Kei-Netの入試変更点ページ(確認日2026-08-11)で、東北大学アドミッション機構公式の医学部合計値との整合を本セッションで検証済みのため確信度は高いですが、専攻ごとの内訳自体は大学公式の学生募集要項本体でも公開前に必ず確認することをおすすめします。
制度面での大きな変更点が、選抜方式そのものの新設・廃止です。歯学部では特別選抜(総合型選抜)の枠組みで「国際バカロレア入試」が新規実施されます。一方で、これまで一部の学部・学科に存在した「国際学士コース入試」は、理学部化学科・工学部機械知能・航空工学科・農学部全学科の3か所で廃止されることが確認できました。あわせて理学部では、物理学科・宇宙地球物理学科の総合型選抜Ⅲ期と、生物学科の後期日程も廃止されます。国際学士コース入試や後期日程を出願の選択肢に入れていた場合は、2027年度入試ではその枠組み自体がなくなる点に注意が必要です。
医学部保健学科以外の主要学部についても、前期日程の募集人員変更を確認できた範囲でまとめます。工学部・理学部・文学部の変更点は、以前の記事(東北大 2027年度入試 定員削減まとめ)で予告段階の数値としてお伝えしていましたが、今回の正式な要項公表・訂正でも同じ数値が維持されていることを確認しました。
| 学部 | 前期日程 2026年度 | 前期日程 2027年度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 文学部(人文社会学科) | 147名 | 139名 | 総合型選抜Ⅲ期も36名から32名に減少 |
| 法学部 | 112名 | 112名(変更なし) | 総合型選抜Ⅲ期は24名から16名に減少 |
| 経済学部(文系方式) | 147名 | 145名 | 総合型選抜Ⅲ期文系は58名から50名に減少 |
| 経済学部(理系方式) | 10名 | 12名 | – |
| 理学部 | 196名 | 185名 | 後期日程55名から45名(生物学科は後期廃止) |
| 工学部 | 595名 | 521名 | 総合型選抜Ⅱ期・Ⅲ期は変更なし |
| 農学部 | 105名 | 92名 | 総合型選抜Ⅲ期は22名から19名に減少 |
| 薬学部 | 52名 | 50名 | 総合型選抜Ⅲ期は24名から21名に減少 |
【注意】教育学部の前期日程は49名で変更ありませんが、総合型選抜Ⅲ期(2026年度は7名)は2027年度入試で廃止されることが確認できました。教育学部の総合型選抜を検討していた場合は前期日程または総合型選抜Ⅱ期での出願に切り替える必要があります。
【東北大学1年理学部A.A】
スタディコーチ仙台校スタッフ。現役の東北大生として、入試制度の変更点を最新の公式情報から確認してお伝えしています。
私の受験の時は募集人数の変更はありませんでしたが、募集人数を確認して自分がどれくらいの人数に勝たないといけないか考えていました。
□ 志望学部・学科の2027年度前期日程募集人員を、大学公式の学生募集要項本体(予告PDFではなく確定版)で確認したか
□ 総合型選抜(AO入試)Ⅱ期・Ⅲ期の募集人員・実施の有無も、志望学部で変更がないか確認したか
□ 国際学士コース入試・後期日程など、志望していた選抜方式が2027年度も実施されるか確認したか
□ 医学部保健学科志望の場合、専攻ごとの前期日程募集人員(本記事の表)を最新の学生募集要項で再確認したか
□ 定員減少により倍率が上がる可能性を踏まえ、併願校の再検討を行ったか
Q1. 医学部医学科の募集人員も減っていますか?
A. 今回のリサーチでは、医学科単独の前期日程・総合型選抜の募集人員(前期75名・総合型選抜Ⅱ期15名・総合型選抜Ⅲ期12名)に変更があったという情報は確認できませんでした。医学部全体の定員減少は、保健学科側に集中していると考えられますが、断定はできないため大学公式の学生募集要項本体で最終確認してください。
Q2. なぜ医学部保健学科の定員が減っているのですか?
A. 減少の理由について、大学側からの説明を今回のリサーチでは確認できませんでした。わかりません。理由の詳細は大学公式の発表を確認してください。
Q3. 総合型選抜Ⅲ期全体の募集人員合計はどう変わりましたか?
A. 学部・学科ごとの個別の増減(例:放射線技術科学専攻10名から12名、法学部24名から16名など)は確認できましたが、医学部全体の総合型選抜Ⅲ期募集人員の内訳をすべて積み上げて確認することは今回のリサーチではできませんでした。わかりません。大学公式の学生募集要項本体で確認することをおすすめします。
Q4. 国際学士コース入試とはどんな入試ですか?
A. 主に海外の教育制度で学んだ生徒や国際バカロレア資格保持者などを対象とした選抜方式です。2027年度入試では理学部化学科・工学部機械知能・航空工学科・農学部全学科でこの選抜方式が廃止されます。該当する入試方式を検討していた場合は、総合型選抜(AO入試)など他の出願方法を確認してください。
Q5. この記事の情報はいつ時点のものですか?
A. 東北大学アドミッション機構が2026年7月1日に公表・訂正した「令和9年度(2027年度)東北大学入学者選抜要項」、7月16日のゲートウェイカレッジ入学者選抜Ⅱ期日程確定、および河合塾Kei-Netの入試変更点ページ(確認日2026-08-11)を基にしています。出願直前には必ず大学公式の最新情報を再確認してください。
Q6. 以前の「2027年度定員削減まとめ」の記事と何が違いますか?
A. 以前の記事は2025年10月公表の「予告」PDFの数値をもとにしたものでした。本記事は2026年7月に確定・公表された正式な学生募集要項の数値で、これまで確認できていなかった医学部保健学科・歯学部・薬学部・農学部の変更点を新たに追加しています。
スタディコーチ仙台校について
現役東北大生スタッフが毎日校舎でサポート。入試制度の変更や併願校選びなど、出願前の不安な点も一緒に整理します。指導は全国トップ大の専属コーチ×校舎は東北大生スタッフの体制で、一人ひとりの状況に合わせてサポートしています。
※本記事に記載の募集人員・選抜方式は2026年8月11日時点で確認できた情報に基づきます。入試制度・募集人員は変更される場合があるため、出願にあたっては必ず東北大学が公表する最新の学生募集要項本体をご確認ください。
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