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2025年07月06日 オンライン校ブログ

【2025年最新版!】過去問の正しい使い方

【過去問の「使い方」で伸び悩む君へ】合格者が実践する「成績が上がる過去問」徹底活用5ステップ

この記事を書いた人

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慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

みなさんこんにちは!
「過去問を始めたけど、ただ解いて丸付けするだけで終わってしまう…」「点数が悪くて、やればやるほど自信がなくなる…」
そんな悩みを抱えていませんか?

過去問は、使い方を間違えると効果が半減してしまう、とてもデリケートな教材です。しかし、この記事で紹介する「正しい手順」で取り組めば、過去問はあなたの弱点を正確に教えてくれる「最強の分析ツール」に変わります。

今日から過去問演習を「こなす作業」から「合格力を鍛えるトレーニング」へと進化させましょう!

なぜ、あなたの過去問演習は成果に繋がらないのか?(よくある失敗例)

❌ もしかして、あなたもやっていませんか?

解いて一喜一憂するだけ:点数だけを見て「良かった」「悪かった」で終わり、具体的な次へのアクションがない。

復習が「解き直し」で終わっている:間違えた問題をもう一度解いて、答えを確認するだけで満足してしまっている。

できない問題が多すぎて心が折れる:基礎が固まっていないうちから手を出し、ただ打ちのめされて過去問アレルギーになっている。

これらの方法は、時間をかけているようで、実はあまり学習効果が高くありません。過去問の目的は「実力を測ること」以上に、「志望校の要求と自分の実力のギャップを正確に把握し、それを埋めること」にあるのです。

合格力を鍛える!過去問徹底活用5ステップ

お待たせしました。ここからが本題です。誰でも真似できる具体的な5つのステップに分解して解説します。この順番通りに進めてみてください。

✅ ステップ1:現状把握のために「時間を計らず」1年分解く

最初の1年分は、点数を取るのが目的ではありません。目的は「敵(入試問題)を知ること」です。時間を気にせず、リラックスして取り組み、以下の点を体感しましょう。
・どんな形式の問題が出るのか(マーク式?記述式?)
・大問ごとのボリュームと時間配分の目安
・頻出の単元やテーマは何か
・今の自分にとって「解ける問題」「歯が立たない問題」はどれか

✅ ステップ2:全問に対して「間違えた原因」を徹底分析する

丸付けが終わったら、ここからが最も重要な分析パートです。間違えた問題一つひとつについて、その原因を以下の3つのどれに当てはまるか分類してください。
① 知識不足:単語や公式、用語を知らなかった、忘れていた。
② 思考力不足:知識はあるのに、どう使えばいいか分からなかった。問題文の意図を読み取れなかった。
③ 時間不足・ケアレスミス:時間が足りず解けなかった。計算ミスやマークミスなど、本来は解けたはずの問題。
正解した問題も、「なぜ、その選択肢が正解だと自信を持って言えるのか」を自分の言葉で説明できるように確認しましょう。

✅ ステップ3:分析結果から「やるべきことリスト」を作成する

ステップ2の分析結果を元に、「何を」「どの教材で」「どれくらい」やるのか、具体的なアクションプランに落とし込みます。
(例)
・原因が「知識不足」→「システム英単語の3章を、今週末までに9割覚える」
・原因が「思考力不足」→「Focus Goldの〇〇(単元)の例題を、解説を見ずに5問解けるようにする」
このリストが、あなた専用の「志望校合格への最短ルート」を示してくれます。

✅ ステップ4:「課題克服」の学習期間を2週間〜1ヶ月設ける

焦って次の年度の過去問に進んではいけません。一度立ち止まり、ステップ3で作成した「やるべきことリスト」を潰すことに集中する期間を設けます。この地道なインプット・演習期間が、次の飛躍に繋がります。

✅ ステップ5:別の年度を「本番同様に」解き、成長を可視化する

課題克服期間が終わったら、いよいよ腕試しです。別の年度の過去問を、今度は必ず本番と同じ制限時間で解きましょう。そして、再びステップ2〜3の分析を行います。ステップ1の時と比べて、時間配分はどう変わったか、知識不足による失点は減ったかなど、「成長した点」と「新たな課題」を明確にすることで、学習のサイクルを回していきます。

【プロのコツ】さらに効果を高めるワンポイントアドバイス

💡 ここで差がつく!

「過去問ノート」を作る:分析結果や課題リスト、知らなかった知識、模範解答の美しい解法などを1冊のノートにまとめましょう。入試直前期に、あなただけの最強の参考書になります。

2周目以降は「目的」を変える:1周目は分析、2周目は時間配分の練習、3周目は苦手分野の最終確認など、同じ過去問でも回数によって目的意識を変えると、毎回新しい発見があります。

新しい年度から遡って解く:複数年分解く場合は、最新の出題傾向を掴むために、新しい年度から古い年度へ遡って解いていくのがおすすめです。

まとめ:正しい手順で、努力を成果に繋げよう

最後に、今日お伝えした5つのステップをもう一度確認しましょう。
1. 現状把握:時間を計らず解いて敵を知る
2. 原因分析:間違えた原因を3つに分類する
3. リスト作成:具体的な「やるべきこと」に落とし込む
4. 課題克服:リストを潰す期間を設ける
5. 成長可視化:本番同様に解いてサイクルを回す

過去問は、あなたの実力を判定する「審判」ではありません。あなたの弱点を的確に示し、合格まで導いてくれる最高の「コーチ」です。この5ステップで正しく活用すれば、あなたの努力は必ず結果に繋がります。応援しています!

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今回の過去問活用術と合わせて、こちらの
過去問はいつから始めて何年分解く?東大首席が徹底解説!
の記事も読むと、効率がさらにアップしますよ。

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