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こんにちは!スタディコーチ本厚木校、校舎長の間明田です!
浪人生の勉強って、何をやるべきか迷ったりしませんか?前年度の受験に向けて照準を合わせて勉強していたため、基礎固め~過去問演習まで一通りの教材を既にこなしており、何をやったら良いのかよく分からない…という方も多いのではないでしょうか?
そんな方向けに今回は、スタディコーチオンライン校と本厚木校で多くの浪人生の学習計画を作成し続けてきた自分から、参考書選びで重視してほしいことを3つお伝えします!
まず、昨年度終盤にどれだけ難易度の高い教材に取り組んでいたとしても、浪人生の序盤は基礎固めをとにかく大事にしてほしいです。基礎が抜けている状態で難しい教材に手を出すことは言わずもがなNGですが、基礎が仮に抜かりなくできていたとしても、そのことを再確認することが長い浪人生活をやり抜く上での精神安定剤になります。そのため、必ずまずは基礎に立ち返るようにしてください。
その際におすすめの参考書の系統としては、網羅系といわれる問題量が多い問題集・参考書です。例えば数学で言えばチャート式シリーズやfocusgold、NEW ACTION LEGENDなど、理科でいえば学校配布のセミナー、英文法で言えばNextstageやVintageなどです。これらはどうしても量が多く、高3から始めるのはあまりおすすめしない参考書ですが、時間が確保できる浪人生には非常に有効です。
英文法の網羅系問題集はたまに「解答の丸暗記になってしまうから効果が薄い」という意見を聞くこともありますが、それは使い方に間違いがあります。ただ4択から選ぶだけでなく、「なぜ他の選択肢を除外できるのか」を自分で説明できるようにしながら進めていくことが大切です。
次に、単語帳に絞ったお話しですが、浪人期は2冊以上完璧に仕上げることが望ましいです。
例えば早慶を目指す方の英単語帳であれば、ターゲット1900やLEAP、システム英単語などの基礎~標準レベルの単語帳に加えてパス単準1級や単語王、システム英単語上級編などの応用レベルの単語帳を1冊仕上げられると周りの受験生で単語力で差をつけられずに済みます。もちろん中途半端に複数冊に手を出すよりも1冊を完璧にすることの方が大切なのは大前提として、上記の2冊体制や、余裕があれば追加でリンガメタリカなどの専門性の高い単語帳まで完璧にすることを目指しましょう。
英単語に限らず、例えば東大京大を志望する文系の生徒さんであれば、古文単語帳も2冊完璧にするのがおすすめです。(勿論できればですが…)
最後に、苦手単元のピンポイントな対策についてです。これは浪人生に限らない話ですが、やはり受験期は不安に追われることが多く、基礎固めの参考書や受験基礎~標準レベルの問題集をやっている段階で「自分はこの単元が全然だめだから、対策の参考書を買おう…」という考えに陥りがちです。
しかし、これは個人的には大きく反対です。それは、参考書で自分が感じた得意不得意と、受験本番レベルで求められる理解度に達しているか否かは必ずしも同じとは言えないからです。
例えば、「数列が苦手だと思ってたけど、過去問だと意外と解けるな」「ベクトルは得意だと思ってたのに、ただ解答を暗記しちゃってるだけだった…」「物理の原子分野が苦手だったけど、過去問に滅多に出てないじゃん!」「和文英訳はそこそこできると思ってたけど、設問ほぼ和文英訳だからもっと対策詰まなきゃ!」などなど…過去問に実際に触れないと、自分が本当に対策しないといけない単元は見えにくいものです。
そのため、まずはピンポイントな対策は考えすぎず、全範囲の基礎レベルをしっかりこなす。その上で早めに過去問演習(似た出題傾向の他大学も活用しましょう)を積み、苦手分野や頻出分野を分析する時間と対策する時間をしっかり確保するということが非常に大切です。
以上。今回は浪人生の教材選びのポイントを3つご紹介しました。
ただ、自分で受験までのスケジュールを立てるのはとても大変です。「この計画で本当に合っているのかな」という不安に常に駆られますし、細かい進捗管理も自分ではなかなか労力です。
そこで、スタディコーチの無料体験では、受験までの学習計画をひとりひとりに合わせてお作りし、さらにそれを毎日対面で徹底管理していきます!憧れの東大生・早慶生コーチへの学習相談も行えるので、ぜひこの機会にご活用くださいね!
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