目次
こんにちは!
スタディコーチ新宿校の山﨑です!
この記事では、出身高校から同学年で唯一東京大学に現役合格した私が受験生時代どのように勉強をしていたのか、詳しく紹介していこうと思います!
受験英語で点数を上げるには?
まず、大学受験において英語の点数をあげるために欠かせないのが、単語力と文法力です。
この記事では、東大理系に現役合格した私が実際に行っていた英単語と英文法の勉強の仕方を紹介できればと思います!
まず単語帳についてですが、私が使っていたのは
・基礎レベルのみの単語帳(1,000単語)
・鉄壁
の2つです。
おもに、高校二年生に上がる直前の春休みに基礎レベルの単語帳を毎日1000単語全て反復して確認することでセンター試験に必要なレベルの単語を頭に入れ、センター英語9割以上を安定してとれるようになった段階から、二次対策として鉄壁を使用していました。
単語帳の使い方で私が気を付けていたのはこの3つです。
・基礎レベルの単語帳は英単語を声に出しながら使うこと
・新しい単語帳は買わないこと
・日本語の意味を正しく理解すること
この3つのポイントについて、なぜそのようにしていたのか、説明していきます。
基礎レベルの英単語は、どの長文を読む際にも必要な知識となります。
このレベルの英単語は、受験本番までに、”常識”と思えるくらい完璧に頭に入れておく必要があります。
なので、視覚だけでなく聴覚も使ってインプットすることで、しっかりと定着させるのがいいでしょう。
加えて、このレベルの英単語は、リスニング試験においてもほぼ確実に使われる単語のため、意味だけでなく発音も頭に入れておくと、リスニング対策が楽になります。
英文読解において、単語力は必要不可欠ですが、長文に出てくるすべての単語の意味が分かるレベルまで英単語を暗記するのは非効率的であり、時間に限りのある大学受験に向けて英語を学ぶ上では大きな時間のロスとなってしまいます。
単語帳は学校や塾など様々な場所で配布されたりしますが、正直どの単語帳を使っても絶対に抑えておくべき基本単語は一緒であり、それ以外の「長文たまーに出てくるかも?」程度の出現率の単語のボリュームが変わるだけです。
なので、基礎が固まっていないうちはたくさんの単語に触れることよりも「基礎レベルの単語を完璧に覚えていて使いこなせる」ことのほうが圧倒的に重要であり、基礎レベルの単語の定着度合いが点数を大きく左右します。基礎が固まった(センターレベルなら満点を狙えるくらい)後、時間に余裕があれば難単語を暗記するのも英語の点数をあげる一つの手ですが、正直、2000単語弱の単語帳を一つ完璧にしてあれば、本来ならある程度の大学の二次試験レベルまで解けるはずです。わたしは先輩から譲り受け、手元にあったため鉄壁を利用しましたが、基礎レベルの単語帳のみを完璧にした段階センター試験では190点以上取れていましたし、私の友人はターゲット1900だけで東大文系に現役合格をしていました、、
まとめると、英語の点数が伸びないからと言って、むやみに新しい単語帳をするより、基礎レベルの単語に戻って本当に完璧に覚えているか確認する方が、点数は安定する!ということです。
英単語を覚える際、気を付けなくてはならないのが、「日本語力」です。
皆さん英単語帳で覚えた日本語訳をしっかりと理解できていますか?
たとえば、long forは単語帳で「~を切望する」と出てきます。私ははじめ単語帳でこれを見たとき、「切望するってなに?」と思い、「切望する」という日本語自体を調べ、ニュアンスや使い方を確認しました。
このように、英単語帳にかいてある日本語訳には、私たちが普段あまり使ったことのない言葉が使われていることがあります。英語長文を読む際、こういった日本語訳の意味の勘違いで、文章の意味が上手く理解できなくなったり、和訳がきれいな日本語にまとまらなくなってしまうことは努力を水の泡にしてしまうため、少しでも日本語訳の意味の理解に不安を感じた場合には必ずその日本語を調べ、訳を正しく理解することを心がけましょう。
英文法の勉強についてですが、私が使っていたのは
・DUALSCOPE(学校配布)
・NextStage
の2つです。
おもに、学校の定期テストのタイミングでDUALSCOPEの例文を暗記し、基礎レベルの英単語が固まった後、センター試験の文法選択問題対策でNextStageを使用しました。
私がしていた文法の勉強の仕方はズバリ例文暗記です。
私の英文法力の根幹となったのが、定期テスト毎に暗記していたDUALSCOPEの例文です。
暗記方法は、まず英語から日本語の和訳を完璧にすることで文中に出てくる単語の意味も覚え、その後には日本語訳を見て英文を完璧に書けるようにすることで文章の流れを定着させ、「英文を感覚で読む力」を養うと共に、英文を書く力を身に着けていました。
わたしは、これを定期テスト毎にやっていたため、参考書に載っている文章をほとんど覚えるような形でしたが、受験生の皆さんはこれを真似るには時間がかかりすぎてしまうと思います。そこで活用してほしいのが、NextStageなどの文法問題集に付録としてついている基本例文集です。
英語文法の基礎を固めたい時には、基本例文を暗記し、暗記しながら文章に使われている英単語の役割がわからない時等には参考書で逐一確認し理解を深め、すべての基本例文が頭に入ってから、問題集で知識の確認を行いましょう。
今回の記事はいかがでしたか?
英語は、近年の大学受験では多くの大学で重要視されている科目ですが、言語としては難しい一方で、受験においていい点数を取ることのみを直近の目標とするなら、ともかく基礎基本となる知識と応用力で、ある程度の問題を解く力はつけることが出来ます。
まずは焦らず、単語と文法の基礎を完璧にすることに時間を使ってみましょう!