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こんにちは。スタディコーチ岐阜校スタッフのひろぽんです。
いよいよ本格的なAI時代が到来しています。2022年に公開されたChatGPTは、現在では多くの人に知られる存在となり、2024年10月のNRI(野村総合研究所)の調査によれば、国内での認知率は72.2%、利用率は20.4%に達しているそうです。今後もその数値は着実に伸びていくことが予想されます。
AIの進化は著しく、人工知能の知能指数が人間のそれを超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」が2045年に訪れるという説もあります※。人間がAIに使われる時代が来るのでは…と、内心不安になるほどです。
先日、久しぶりに中学数学を復習してみようと、薄めの問題集を購入しました。ところが――分数の計算が思ったより難しい!💦 どうにも手が出ず、ダメもとでその問題をスマートフォンで撮影し、ChatGPTに「解答と、そこに至るプロセスを教えてください」と質問してみたのです。
アーカイブに残っていないためここでその回答を紹介できないのが残念ですが、ChatGPTは非常にわかりやすく、丁寧に手順を説明してくれました。 数学では答えが正しいことも大事ですが、そこに至る過程こそが学習の本質です。その点で、AIは受験勉強の心強い味方になってくれると確信しました。
もし自分が高校生だったら、AIをどう活用するか考えてみました。
例えば、教科書をPDF化し、そのファイルをChatGPTにアップロードします。そして、 「この教科書の内容に基づいて、選択式の問題と解答を30問作成してください」 と指示を出します。すると、問題集代わりのオリジナル問題が手に入るわけです。 市販の問題集を買わずにすむかもしれません。
もちろん、AIに対して懐疑的な意見もありますが、それは1990年代後半の「IT革命」の時代にも見られた反応と似ています。当時もインターネットの活用に対して慎重な声があったものです。
AIはすでに一部の理系学部だけでなく、全学部的に学ぶべき分野になりつつあります。
たとえば、私の母校の法政大学では「MDAP(Mathematics, Data science and AI Program)」という、全学部共通の教育プログラムが展開されています。AIの基礎知識やデータサイエンスは、理系学生のためだけのものではなく、これからの社会を生き抜く全ての若者に求められるリテラシーです。
実際にAIを活用するには、わかりやすく、的確な指示をAIに出すスキルが不可欠です。この点においては、論理的に日本語を組み立てることが得意な文系の学生が優位に立つ場面もあるでしょう。
ちなみに、このブログ記事もChatGPTによるリライトを経て仕上げたものです。 もともとは私・ひろぽんが書いた原稿を、より読みやすく、正確に伝わるようAIに整えてもらいました。もちろん内容は私自身の考えに基づいています。
もしかすると、皆さんが今後目にするネット記事の多くも、AIによって整えられた文章かもしれませんね。AI時代を賢く、柔軟に生きるために、まずは身近なところから使ってみるのがおすすめです。
※ 2045年のシンギュラリティに関する予測は、レイ・カーツワイル氏の提唱によるものです。実現時期には諸説あります。