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2025年08月09日 一般-その他

【2025年版】学力の3要素とは?失敗例と対策方法を解説

【2025年版】学力の3要素とは?失敗例と対策方法を解説

この記事を書いた人

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慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!


“学力の3要素”とは?

「”学力の3要素”って、最近よく聞くけど、結局何のこと…?」
「共通テストって、センター試験と何が違うの?対策方法が分からない…」
「勉強しているのに、模試の成績が伸び悩んでいる…」

こんな悩みを抱えていませんか?多くの受験生が、大学入試の「大きな変化」に戸惑い、非効率な勉強法で貴重な時間を浪費してしまっています。

この記事では、大学入試の新常識である「学力の3要素」を、誰にでも分かるように徹底解説します。そして、明日からすぐ実践できる具体的なアクションを明確化することで、あなたの勉強をより良いものにします。

この記事を読むことで、あなたは大学が求める「力」を理解し、正しい受験勉強に取り組めるようになります。

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なぜそれが必要か:変わる大学入試の「ものさし」

なぜ今、「学力の3要素」がこれほどまでに重要視されているのでしょうか?それは、社会が求める人材と、大学が育てたい人材が大きく変化したからです。

AIが進化し、単純な知識や計算は機械が代替してくれる時代。これからの社会で活躍するために必要なのは、知識をただ覚えていることではなく、その知識を使って「何を考え、どう問題を解決するか」という力です。

この変化に伴い、大学入試も「知識量」を測る試験から、未来を生き抜くための「総合的な力」を測る試験へとシフトしています。「学力の3要素」は、まさにその新しい「ものさし」なのです。

学力の3要素とは?

文部科学省が定義する、これからの時代に求められる3つの力のことです。

  1. 【知識・技能】: 何を知っているか、何ができるか。(基礎力)
  2. 【思考力・判断力・表現力】: 知っていることをどう使うか。(応用力)
  3. 【主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度】: どう社会と関わり、より良い人生を送るか。(人間力)

大学入試は、これら3つの力をバランス良く評価するように設計されています。特に共通テストは、②の「思考力・判断力・表現力」を強く意識した作りになっています。


誤解で陥るよくある失敗例

「学力の3要素」の本質を理解しないまま、旧来の勉強法を続けてしまうと、このような失敗に陥りがちです。これは、決してあなただけではありません。

失敗例①:「知識の丸暗記」で思考停止

単語や公式をひたすら丸暗記。しかし、共通テストで複数の資料や長い会話文を読ませる問題が出た途端、「何が問われているか分からない…」とパニックに。覚えた知識を「どう使うか」が問われていることに気づかず、初見の問題に対応できません。

失敗例②:「主体性=すごい経歴」という勘違い

「主体性のアピールには、生徒会長や海外ボランティア経験が必要だ」と思い込み、「自分には何もない…」と自信喪失。面接や調査書でアピールすべきは、華々しい経歴ではなく、「日々の学習にどう向き合ってきたか」という姿勢そのものであることを見落としています。

失敗例③:「受験に出ない」という思い込み

学校で行われる「総合的な探究の時間」やグループワークを、「受験には直接関係ない」と軽視。実は、そうした活動こそが「思考力」や「主体性」を養う絶好の機会であり、入試で評価される重要な要素であることに気づいていません。

“学力の3要素”を鍛える3つの具体的なステップ

では、どうすれば「学力の3要素」を鍛えられるのでしょうか?明日からすぐに真似できる、具体的な3つのステップを紹介します。

Step 1: 【知識・技能】を「使える武器」に変える

知識は、ただの丸暗記では宝の持ち腐れです。「なぜ?」を常に問いかけ、知識同士をつなげることで、初めて「使える武器」になります。

✔️ 行動A:1つの用語を「30秒で誰かに説明できるか」試す
英単語、歴史の人物、数学の公式など、覚えたら「これはつまり、こういうこと」と自分の言葉で説明してみましょう。詰まってしまったら、そこが理解の浅い部分です。

✔️ 行動B:教科書や参考書に「ツッコミ」を書き込む
「なぜここでこの公式が出てくる?」「この出来事の原因は、前のページのあれか!」など、気づいたことや疑問を直接書き込みましょう。教科書が、あなただけの最強の思考ツールに変わります。

Step 2: 【思考力・判断力】を日常で鍛える

思考力は、特別な訓練で身につけるものではありません。日常の「なぜ?」「もし~なら?」という視点が、共通テストで役立つ力を育てます。

✔️ 行動A:共通テスト問題の「資料や図表だけ」を先に見てみる
問題文を読む前に、グラフや地図、イラストだけを見て、「ここから何が分かるか?」「どんなことが問われそうか?」を5分間予測してみましょう。情報から本質を読み解く力が格段に向上します。

✔️ 行動B:ニュースを見て「自分ならどうする?」と考える
社会問題のニュースに触れたら、「もし自分が担当者ならどう解決策を立てるか」を考え、その理由を1分で話す練習をしてみましょう。これが小論文や面接の土台になります。

Step 3: 【主体性】を「学びの記録」で可視化する

主体性は「態度」です。しかし、入試ではそれを言葉や資料で示さなければなりません。日々の学びを記録し、「アピールできるネタ」をストックしましょう。

✔️ 行動A:「学び発見ノート」を1日5分だけ書く
授業や自習で「面白い!」「もっと知りたい!」と思ったことや、逆に「なぜ?」と疑問に思ったことを、日付と一緒にメモしておきましょう。これが、あなたの知的好奇心の証明になります。

✔️ 行動B:定期テストごとに「目標設定と振り返りシート」を作る
テスト前に「目標点」とその理由を書き、テスト後には「結果」「成功要因」「失敗要因」「次の改善策」を言語化します。このPDCAサイクルこそが、主体性の最強のアピール材料です。

さらに一歩上のポイント

基本のステップを実践しつつ、以下のコツを取り入れることで、ライバルに差をつけることができます。

・アドミッション・ポリシーを読み解く:
志望大学のウェブサイトにある「アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)」は、大学からのラブレターです。「私たちはこんな学生が欲しい!」というメッセージが詰まっています。ここに書かれている言葉(例:「知的好奇心」「課題解決能力」「協調性」)と、自分の「学びの記録」を結びつけて自己PRを考えましょう。

・学校の先生を「最強のコーチ」にする:
探究活動のテーマ相談、進路の悩み、作成した「振り返りシート」のレビューなど、学校の先生はあなたの最も身近なサポーターです。積極的に質問・相談し、客観的なフィードバックをもらうことで、自分の考えを深め、多角的な視点を得ることができます。

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Q.

特別な活動経験が全くありません。主体性はどうアピールすれば良いですか?


A.

素晴らしい質問ですね。結論から言うと、全く問題ありません。大学が見ているのは「役職や経験の有無」ではなく、「物事にどう向き合ってきたか」という姿勢です。例えば、「苦手だった数学を克服するために、毎週計画を立てて実行し、先生に質問に行くことで〇点アップさせた経験」は、立派な主体性の発揮です。この記事で紹介した「学び発見ノート」や「テストの振り返り」を具体的に語ることが、何より雄弁なアピールになります。

Q.

共通テストの「思考力」を問う問題が苦手です。何から手をつければいいですか?


A.

まずは、複数の予備校が出版している「共通テスト実践問題集」の国語と地歴公民、理科基礎の問題に取り組むことをお勧めします。これらの科目は、特に資料の読解と思考力が問われる良問の宝庫です。時間を計って解いた後、「なぜその選択肢が正解なのか」「どこを読み違えたのか」を徹底的に分析してください。解答解説を読むだけでなく、「自分の思考プロセス」を再現し、間違いの原因を特定・言語化することが最も重要です。

この記事のまとめ

「学力の3要素」は、君を縛る新しいルールではなく、君の努力を正しく評価するための新しい「ものさし」です。小手先のテクニックではなく、日々の学びへの姿勢そのものが問われています。

①知識を丸暗記せず「なぜ?」を問うこと(知識・技能)、②日常の出来事から「自分なら?」と考えること(思考力・判断力・表現力)、③学びのプロセスを記録し言語化すること(主体性)。この3つのサイクルを意識するだけで、勉強の質は劇的に向上し、大学が求める力がおのずと身につきます。今日紹介したステップを、まずは1つでも試してみてください。その小さな一歩が、合格への大きな飛躍につながります。

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