LINEで資料請求 無料体験に申し込む

コラム

HOME > 一般-参考書 > 【塾講師直伝】英語参考書の選び方のコツ
2025年08月20日 一般-参考書

【塾講師直伝】英語参考書の選び方のコツ

【塾講師直伝】英語参考書の選び方のコツ

A Strategic Guide to English Study Materials for High School Students

なぜ「参考書選び」が大切なのか

高校生の皆さんにとって、英語の参考書は、大学受験という広大な海を渡るための「羅針盤」であり、強力な「エンジン」です。しかし、本屋には無数の参考書が並び、どれを選べばいいか分からず、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

この解説は、単におすすめの参考書を羅列するものではありません。英語という科目を攻略するためにどのような種類の「武器」があり、それをいつ、どのように使いこなすべきかという戦略的な視点を提供します。自分に最適な一冊を見つけ、最短ルートで志望校合格という目的地に到達するための「知の設計図」です。

 

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

参考書とは「目的特化型の戦略ツール」である

英語参考書とは、教科書で学んだ基礎知識を補強・深化させ、大学入試などで求められる特定のスキルを飛躍的に向上させるために設計された「目的特化型の戦略ツール」です。

比喩で理解するなら:
もし教科書が、誰もが使う汎用的な「冒険の地図」だとしたら、参考書は「特定のダンジョン(=志望校の入試問題)を攻略するための詳細な巻物」や「強力なボスを倒すための伝説の武器」に相当します。

 

スタディコーチは、東大・旧帝大・早慶生のコーチが
学習管理をして合格に導く塾です!

スタディコーチはあなたの勉強を徹底サポートします!
お問い合わせの前にまずは気軽にLINEから

英語力を構築する5つの領域と参考書

英語力は、いくつかの要素が組み合わさって成り立っています。ここでは、大学受験に必要な5つの領域に分け、それぞれを鍛えるための代表的な参考書カテゴリを見ていきましょう。

領域(スキル) 役割と目的 代表的な参考書
① 英単語・熟語 全ての基礎となる語彙力を増強する。いわば戦闘のための「弾薬」を補充する役割。 『システム英単語』, 『ターゲット1900』, 『速読英単語』, 『LEAP』
② 英文法・語法 単語を正しく文として組み立てるための「設計図」。読解と作文の両方で必須の知識。 『Next Stage』, 『Vintage』, 『Evergreen』, 『英文法ポラリス』
③ 英文解釈 複雑な構造の英文(SVOCなど)を正確に読み解くための「精密な読図術」。長文読解の土台。 『英文読解入門基本はここだ!』, 『ポレポレ英文読解プロセス50』
④ 英語長文読解 制限時間内に長文を読み、設問に答える実践力を養う。総合的な「戦闘訓練」。 『やっておきたい英語長文』シリーズ, 『英語長文ポラリス』シリーズ
⑤ 英作文・表現力 自分の考えを英語でアウトプットする能力。思考を形にする「武器の製造技術」。 『英作文ハイパートレーニング』シリーズ, 『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100』

具体的な選び方:最適な一冊を見つける3ステップ

自分に合わない参考書は、どんなに評判が良くても効果は半減します。以下の3ステップで、あなただけの「最強の武器」を見つけましょう。

ステップ1:現在地を知る(レベルの把握)
模試の成績や学校のテストを参考に、自分の現在の実力を客観的に分析します。特に、単語・文法といった基礎が固まっているかを確認することが重要です。
ステップ2:目的地を決める(目標の設定)
あなたの志望大学はどこですか?共通テストで高得点が必要ですか、それとも二次試験で難解な長文や自由英作文が出題されますか?ゴールから逆算して、今鍛えるべきスキルを明確にします。
ステップ3:書店で実際に手に取る(相性の確認)
候補の参考書をいくつか絞ったら、必ず書店で中身を確認してください。解説の口調、レイアウト、文字の大きさなど、「自分が続けられそうか」という直感は非常に大切です。

「教科書」「問題集」との役割分担

教科書との違い
教科書は、文部科学省の指導要領に基づき、基礎的な知識を網羅的に学ぶための「公的地図」です。一方、参考書は特定の目的に特化し、より深い解説や効率的な暗記法を提供する「私設のガイドブック」と言えます。
問題集との違い
参考書は、知識や解法をインプットするための「解説書」としての役割が強いのが特徴です。一方、問題集は、学んだ知識を使って実際に問題を解く、アウトプット(演習)に特化した「訓練場」です。多くの参考書は問題集の機能も兼ね備えています。

よくある質問(FAQ)

Q.

参考書はたくさん買ったほうが有利になりますか?


A.

いいえ、むしろ逆効果になることが多いです。基本は「一冊を完璧に」が鉄則です。多くの参考書に手を出すと、どれも中途半端になり知識が定着しません。まずは決めた一冊を、隅々まで理解し、何度も繰り返し解くことで、確固たる実力が身につきます。

Q.

人気の参考書や、先輩が勧める本を使えば成績は上がりますか?


A.

必ずしもそうとは限りません。最も重要なのは「現在の自分のレベルに合っているか」です。評判の良い参考書でも、解説が難しすぎたり、逆に簡単すぎたりすれば学習効果は薄れます。あくまで他者の評価は参考に留め、自分自身の目で見て、最適な一冊を選ぶことが成功への鍵です。

スタディコーチは、東大・旧帝大・早慶生のコーチが
学習管理をして合格に導く塾です!

スタディコーチはあなたの勉強を徹底サポートします!
お問い合わせの前にまずは気軽にLINEから

まとめ:英語の参考書の選び方について

英語参考書の世界を旅するための地図を、ここまで解説してきました。最後に、最も重要なポイントを再確認しましょう。

  • 参考書は目的別の「ツール」である: 自分が今、何を鍛えたいのかを明確にしてから選ぶことが大切です。
  • 選び方の鍵は「レベルと目的」: 自分の現在地と目的地(志望校)を常に意識し、最適なルート(参考書)を選びましょう。
  • 使い方の極意は「反復と徹底」: 多くの武器を持つより、一つの武器を完璧に使いこなすほうが、実戦では遥かに強力です。

この設計図を手に、あなたに最適な参考書という名の「武器」を見つけ出し、大学受験という冒険を勝ち抜いてください。

さらなる探求への誘導

参考書選びの次に来るのは、具体的な学習計画です。以下のキーワードで、さらに学びを深めていきましょう。

英語の勉強法 大学入学共通テスト対策 各大学の過去問研究 リスニング力向上法

無料体験はこちら