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2025年08月23日 センター南校ブログ

【2025年度完全版】全統模試攻略ガイド|日程・対策から効果的な復習法まで徹底解説|スタディコーチセンター南校

目次

【2025年度完全版】全統模試攻略ガイド|日程・対策から効果的な復習法まで徹底解説|スタディコーチセンター南校

はじめに:全統模試は大学受験の羅針盤

全統模試は、河合塾が主催する日本最大規模の模擬試験です。年間のべ280万人以上が受験し、その豊富なデータに基づく合格判定の信頼性の高さから、多くの受験生・高校・予備校で活用されています。

センター南校でも「模試の結果をどう活用すればいいか分からない」「復習の仕方が分からない」という相談を多く受けます。模試は受けっぱなしでは意味がありません。適切な対策と復習により、確実に成績向上につなげることができます。

この記事では、全統模試の概要から効果的な活用法まで、受験生が知っておくべき情報を網羅的にお伝えします。

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1. 全統模試の基本概要

📊 全統模試の特徴

規模・信頼性

  • 受験者数:年間のべ280万人以上
  • 実施校:全国約2,000会場
  • 判定精度:母集団の大きさにより高い信頼性を確保

出題方針

  • 入試準拠:各大学の入試傾向を徹底分析
  • 標準的難易度:基礎から応用まで幅広く出題
  • 実戦形式:本番同様の時間配分・出題形式

🎯 全統模試の意義

  1. 現在の学力の客観的把握
  2. 志望校との距離の測定
  3. 弱点分野の明確化
  4. 学習計画の見直し機会
  5. 入試本番への実戦練習

2. 全統模試の種類と対象学年

🔸 高校3年生・既卒生対象

全統記述模試

  • 実施回数:年3回(5月・7月・10月)
  • 出題形式:記述式・論述式
  • 対象:国公立大志望者中心
  • 特徴:思考力・表現力を重視

全統共通テスト模試

  • 実施回数:年3回(5月・7月・10月)+ プレテスト(11月)
  • 出題形式:マーク式
  • 対象:全受験生
  • 特徴:共通テストに完全準拠

大学別オープン模試

  • 対象大学:東大・京大・名大・阪大など
  • 実施回数:年1-2回
  • 特徴:各大学の入試傾向に特化

🔸 高校2年生対象

全統高2模試

  • 実施回数:年3回(2月・6月・10月)
  • 出題形式:記述式
  • 範囲:高2終了時までの学習内容
  • 目的:基礎学力の定着確認

全統共通テスト高2模試

  • 実施回数:年1回(2月)
  • 出題形式:マーク式
  • 目的:共通テスト形式への慣れ

🔸 高校1年生対象

全統高1模試

  • 実施回数:年4回(2月・4月・7月・11月)
  • 出題形式:記述式
  • 範囲:高1学習範囲
  • 目的:基礎学力の養成・確認

コラム①:学年別受験の意義

高1・高2は基礎学力の定着確認が主目的です。偏差値に一喜一憂するより、苦手分野の早期発見・対策に重点を置きましょう。高3からは志望校判定が本格化し、学習戦略の見直しに活用できます。


3. 2025年度全統模試年間スケジュール

📅 高校3年生・既卒生

実施月 模試名 形式 主な目的
5月 第1回全統記述模試
第1回全統共通テスト模試
記述・マーク 基礎学力確認
7月 第2回全統記述模試
第2回全統共通テスト模試
記述・マーク 夏前実力測定
10月 第3回全統記述模試
第3回全統共通テスト模試
記述・マーク 志望校最終確認
11月 全統プレ共通テスト マーク 共通テスト直前対策

📅 高校2年生

実施月 模試名 形式 主な目的
2月 全統高2模試
全統共通テスト高2模試
記述・マーク 高2総仕上げ
6月 第1回全統高2模試 記述 春の学習成果確認
10月 第2回全統高2模試 記述 秋の実力測定

📅 高校1年生

実施月 模試名 形式 主な目的
2月 全統高1模試 記述 高1総まとめ
4月 第1回全統高1模試 記述 新学年スタート確認
7月 第2回全統高1模試 記述 夏前実力測定
11月 第3回全統高1模試 記述 秋の学習成果確認

4. 模試受験前の効果的な対策法

📚 事前準備の重要性

模試を「実力試し」だけで終わらせないために

  1. 明確な目標設定
  2. 弱点分野の事前対策
  3. 時間配分の練習
  4. メンタル面の準備

🎯 レベル別対策法

偏差値40台→50台を目指す場合

重点対策

  • 基礎知識の徹底定着
  • 教科書レベルの問題を確実に正解
  • ケアレスミスの防止

具体的勉強法

  • 英語:基礎文法・頻出単語1500語
  • 数学:公式・基本問題の反復練習
  • 国語:漢字・語彙・基本読解

偏差値50台→60台を目指す場合

重点対策

  • 応用問題への対応力向上
  • 複数分野の知識統合
  • 解答時間の短縮

具体的勉強法

  • 英語:長文読解・文法応用問題
  • 数学:融合問題・証明問題
  • 国語:論理的読解・記述力向上

偏差値60台→70台以上を目指す場合

重点対策

  • 高難度問題への挑戦
  • 細部まで正確な知識
  • 時間内での完答力

具体的勉強法

  • 英語:難関大過去問・語彙力強化
  • 数学:難問演習・解法パターン習得
  • 国語:高度な論理思考・表現力

📝 直前1週間の過ごし方

7日前~4日前

  • 苦手分野の最終確認
  • 過去の模試問題で形式慣れ
  • 知識の総整理

3日前~前日

  • 体調管理を最優先
  • 軽い復習に留める
  • 早寝早起きのリズム調整

当日

  • 余裕を持った起床・朝食
  • 持ち物の最終チェック
  • リラックスした状態で会場入り

コラム②:模試前の「やってはいけない」こと

模試直前に新しい問題集に手を出すのは厳禁です。不安になって知らない問題に出会うより、既習内容の確認に時間を使いましょう。また、前日の夜更かしも避け、ベストコンディションで臨むことが重要です。


5. 模試当日の実戦テクニック

⏰ 時間配分の基本戦略

開始直後(最初の5分)

  1. 全体の問題構成を把握
  2. 各大問の配点を確認
  3. 時間配分を決定
  4. 解く順番を最終決定

解答中の時間管理

  • 大問ごとの制限時間を設定
  • 10分前・5分前のチェックポイント設定
  • 見直し時間を必ず確保(最低10分)

📋 科目別実戦ポイント

英語

  • 長文読解:設問を先読みしてから本文へ
  • 語法・文法:迷ったら第一印象を信じる
  • 英作文:時間を区切って必ず完答

数学

  • 計算ミス防止:途中式を丁寧に記述
  • 証明問題:論理の流れを明確に
  • 時間配分:完答できる問題を優先

国語

  • 現代文:選択肢は根拠を持って除外
  • 古文・漢文:基礎知識で解ける問題を確実に
  • 記述問題:要点を簡潔にまとめる

理科・社会

  • 知識問題:覚えているものから素早く解答
  • 計算・論述:時間をかけても確実に得点
  • 資料問題:図表の読み取りを正確に

🧠 メンタル面での対処法

緊張した時

  • 深呼吸で心拍を整える
  • 肩の力を抜く意識的な動作
  • **「練習の一環」**という気持ちで臨む

分からない問題に出会った時

  • 飛ばして次の問題へ進む
  • 部分点狙いで諦めない
  • 最後まで集中力を維持

6. 効果的な復習方法

📈 復習の黄金サイクル

STEP1:即日自己採点(当日中)

  • 記憶が鮮明なうちに実施
  • 正答率と間違いパターンの把握
  • 感覚と実際の点数の差を確認

STEP2:分析・分類(翌日~3日以内)

  • ケアレスミス
  • 知識不足
  • 理解不足
  • 時間不足

STEP3:優先順位付け(1週間以内)

  • 最重要:知識不足・理解不足
  • 重要:ケアレスミス対策
  • 次回対策:時間配分の見直し

STEP4:具体的対策実行(2週間以内)

  • 該当分野の基礎固め
  • 類似問題での反復練習
  • 解法パターンの習得

📝 復習ノートの作り方

構成例

【日付・模試名】
【総合点・各科目点数・目標との差】

【英語】
×大問3(2) - 仮定法の知識不足
対策:文法書の該当項目を再学習

【数学】 
×大問2(1) - 計算ミス
対策:途中式をより丁寧に書く習慣

【要改善点】
・時間配分:数学で10分超過
・見直し:英語でマークミス発見

🔄 継続的な復習システム

1週間後復習

  • 間違えた問題を再度解答
  • 解法の定着度確認
  • 関連問題での応用練習

1ヶ月後復習

  • 同一分野の類似問題にチャレンジ
  • 弱点克服の進捗確認
  • 次回模試への対策整理

次回模試前復習

  • 過去の復習ノートを総確認
  • 改善点の最終チェック
  • 成長実感とモチベーション向上

コラム③:復習で最も重要なのは「なぜ間違えたか」

単に正答を確認するだけでは復習になりません。**「なぜその答えを選んだのか」「どこで思考が止まったのか」**を徹底的に分析することで、同じミスの再発を防げます。この振り返りが成績向上の鍵です。


7. 成績表の見方と活用法

📊 偏差値の正しい理解

偏差値の意味

  • 50:平均点と同じ実力
  • 60:上位約16%の実力
  • 70:上位約2%の実力
  • 80:上位約0.1%の実力

注意点

  • 受験者層により偏差値は変動
  • 1-2ポイントの変動は誤差範囲
  • 長期的なトレンドを重視

🎯 判定の活用法

判定記号の意味

  • A判定:合格可能性80%以上
  • B判定:合格可能性65%以上
  • C判定:合格可能性50%以上
  • D判定:合格可能性35%以上
  • E判定:合格可能性20%未満

判定の活用ポイント

  • C判定以上:現実的な志望校として継続
  • D判定:対策次第で射程圏内
  • E判定:抜本的な学習戦略見直しが必要

📈 データの継続的活用

成績推移の分析

  • 各科目の偏差値推移をグラフ化
  • 弱点科目の改善度合いを数値で確認
  • 志望校判定の変化を記録

目標設定への活用

  • 次回模試での目標偏差値設定
  • 科目別の重点対策分野決定
  • 年間学習計画の見直し材料

8. 学年別活用戦略

🔸 高校1年生の場合

重点ポイント

  • 基礎学力の定着確認
  • 学習習慣の確立
  • 苦手分野の早期発見

具体的活用法

  • 偏差値50を当面の目標に設定
  • 間違えた問題は必ず教科書で確認
  • 定期考査との違いを体験

🔸 高校2年生の場合

重点ポイント

  • 入試レベルへの意識転換
  • 志望校の具体化
  • 文理選択の参考材料

具体的活用法

  • 志望校のボーダー偏差値を調査
  • 共通テスト模試で実戦形式に慣れる
  • 進路相談の客観的資料として活用

🔸 高校3年生の場合

重点ポイント

  • 志望校戦略の最終決定
  • 入試直前対策の重点決定
  • 併願校選択の参考

具体的活用法

  • 判定結果を基にした出願戦略立案
  • 過去問演習の優先順位決定
  • 最終追い込み分野の選定

コラム④:模試結果との上手な付き合い方

模試の結果に一喜一憂するのは禁物です。良い結果でも慢心せず、悪い結果でも落ち込まず、客観的な現状把握次への改善点発見に活用しましょう。模試は通過点であり、本番ではありません。


9. よくある間違いと対処法

❌ やってはいけない模試の使い方

間違い1:結果だけ見て終わり正解:詳細な分析と対策立案まで実行

間違い2:偏差値だけで志望校を決める正解:複数回の結果と他の要素も総合判断

間違い3:模試のための勉強をする正解:普段の学習の成果確認として受験

✅ 効果的な模試活用法

成功パターン1:継続的な受験

  • 年間を通じて定期的に受験
  • 成績推移を長期的に分析
  • 着実な実力向上を数値で確認

成功パターン2:科目バランスの重視

  • 総合点だけでなく科目別偏差値も分析
  • 足を引っ張る科目の重点対策
  • 得意科目のさらなる伸長

成功パターン3:復習の仕組み化

  • 復習スケジュールの事前設定
  • 復習内容の記録・管理
  • 改善効果の定期的な確認

10. 模試を活用した年間学習計画

📅 年間サイクルの構築

春(4-6月)

  • 基礎固めの成果確認
  • 苦手分野の早期発見・対策
  • 学習方法の軌道修正

夏(7-8月)

  • 夏期学習の指針決定
  • 重点対策分野の選定
  • 志望校レベルとの差測定

秋(9-11月)

  • 実戦力の最終確認
  • 出願戦略の材料収集
  • 直前対策の重点決定

冬(12-2月)

  • 最終仕上げの確認
  • メンタル面の準備
  • 本番への自信構築

🎯 目標設定の具体例

偏差値50→60への道筋

  1. 春模試:現状確認(50)
  2. 夏模試:中間目標(55)
  3. 秋模試:目標達成(60)
  4. 冬模試:安定化確認(60以上)

各段階で必要な学習量と内容を逆算し、計画的に学習を進めることが重要です。


まとめ:模試を最強の学習ツールに変える

全統模試は、単なる実力測定ではなく、学習の羅針盤として活用することで真価を発揮します。適切な事前対策、当日の実戦技術、そして徹底的な復習により、確実に成績向上を実現できます。

模試活用成功の5原則

  1. 明確な目標設定で受験に臨む
  2. 徹底的な事前対策で実力を発揮
  3. 冷静な当日対応で実力を出し切る
  4. 詳細な復習分析で弱点を克服
  5. 継続的な受験で成長を実感

スタディコーチセンター南校では、全統模試の結果分析から個別の対策立案まで、一人一人に最適化された指導を実施しています。現役東大生・難関大生コーチが、模試結果を基にした具体的な学習戦略を提案し、確実な成績向上をサポートします。

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