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2025年08月22日 一般-大学ガイド

【2025年版】電気通信大学情報理工学域の偏差値・就職先・学費を徹底解説!

 

【2025年版】電気通信大学情報理工学域の偏差値・就職先・学費を徹底解説!

この記事は、電気通信大学情報理工学域を志望校として検討している高校生およびその保護者の皆様へ、多角的な視点から情報を提供します。納得感のある志望校決定をサポートします。

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

電気通信大学の基本情報とキャンパス

電気通信大学は、情報・通信分野に特化した国立大学として、高い専門性と研究力を誇ります。全ての学生が調布のワンキャンパスで学ぶため、学年や分野を超えた交流が生まれやすい環境です。

大学基本データ
大学名 電気通信大学 (The University of Electro-Communications)
設立 1949年
キャンパス 調布キャンパス(東京都調布市調布ヶ丘1-5-1)
アクセス 京王線「調布駅」中央口から徒歩約5分
学部構成 情報理工学域(I類、II類、III類、夜間主)
公式サイト https://www.uec.ac.jp/
塾講師のコメント
特筆すべきは、新宿から京王線特急で約15分というアクセスの良さです。都心からの通学利便性が非常に高く、研究や課外活動、アルバイトとの両立もしやすいでしょう。また、全ての機能がワンキャンパスに集約されているため、学生生活における移動の負担が少ないのも大きな魅力です。

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電気通信大学の入試分析(偏差値・受験方式・問題傾向)

電気通信大学の入試は、類ごとに募集が行われます。それぞれの類で学ぶ内容の方向性が異なるため、偏差値だけでなく、自分の興味関心と照らし合わせて選択することが重要です。

電気通信大学の偏差値・共通テスト得点率(2025年度入試予想)

類(コース) 専門分野の方向性 偏差値 (前期) 共通テスト得点率 (前期)
I類 (情報系) ソフトウェア、情報数理、AI、データサイエンス、メディア情報など 55.0 – 57.5 70% – 75%
II類 (融合系) 情報通信、電子情報、計測制御、セキュリティ、人間情報など 55.0 – 57.5 72% – 77%
III類 (理工系) 電子工学、光工学、物理工学、化学・生命工学、機械システムなど 55.0 – 57.5 70% – 75%

※偏差値・共通テスト得点率は河合塾のデータを参考に記載しています。

塾講師のコメント
偏差値上は各類で大きな差はありませんが、II類(融合系)がやや高い目標ラインとなる傾向があります。競合大学としては、東京農工大学(工学部)、横浜国立大学(理工学部)、東京理科大学(理工学部・先進工学部など)が挙げられます。これらの大学とカリキュラムや研究室を比較検討することで、電通大の立ち位置がより明確になるでしょう。

電気通信大学の科目別出題傾向と対策

科目別出題傾向
英語 試験時間は90分。長文読解が中心で、科学技術系のテーマが多いのが特徴。一部にマーク式問題もありますが、内容説明や要約など記述力が問われる問題も出題されます。専門的な単語力と、論理構成を素早く把握する読解力が求められます。
数学 試験時間は120分。大問4題構成で、数IIIの微分・積分が最重要分野です。複素数平面、式と曲線も頻出。標準的な問題が多いですが、計算量が多いため、正確かつ迅速な処理能力が合否を分けます。
物理 理科2科目で120分。力学と電磁気が必出で、残り1題は波動または熱力学から出題されます。標準的な問題が中心ですが、物理現象の深い理解を問う問題も見られます。教科書レベルの知識を完璧にし、典型問題の解法をマスターすることが基本となります。
化学 理科2科目で120分。理論化学の比重が高く、計算問題が多いのが特徴です。有機・無機も幅広く出題されます。全体的に標準レベルですが、問題数が多いため時間配分が重要になります。苦手分野を作らないことが大切です。

電気通信大学の主な就職実績とキャリアパス

電気通信大学の最大の強みの一つが、その高い就職実績と大学院進学率です。専門性を身につけた学生は、多くの有力企業から高く評価されています。

進路データ (2023年度卒業・修了者)
大学院進学率(学域) 約70%
主な就職先 (五十音順) NTTデータ, KDDI, ソニーグループ, ソフトバンク, デンソー, トヨタ自動車, 日産自動車, 日本電気(NEC), 日立製作所, 富士通, 本田技研工業, 三菱電機, ヤフー など
主な業種 情報通信業、製造業(電気機器、輸送用機器)、学術研究、専門・技術サービス業
塾講師のコメント
学部卒業生の約7割が大学院に進学するというデータは、高度な専門性を追求する学風の表れです。これは、研究開発職や高度専門職を目指す学生にとって最適な環境であることを示唆しています。学部卒での就職も非常に強いですが、電通大の真価は大学院での研究を通して発揮されると考えるべきでしょう。就職先も、日本の技術を牽引するトップ企業が名を連ねており、キャリアの選択肢は非常に豊富です。

電気通信大学の学費について

電気通信大学は国立大学のため、学費は国の定める標準額に準じています。私立の理工系大学と比較すると、経済的な負担は大幅に抑えられます。

学費(年間概算)
入学金 282,000円
授業料(年額) 535,800円
初年度納付金合計 817,800円
4年間の総額目安 約2,425,200円
塾講師のコメント
私立の理工系大学では4年間で600万円を超えることも珍しくないため、国立大学である電通大の学費は大きなメリットです。経済的な理由で進学先を迷っている場合でも、有力な選択肢となるでしょう。また、夜間主先進理工学科は昼間部よりさらに学費が安く設定されており、働きながら学びたい社会人や、より学費を抑えたい学生にとって魅力的なコースです。

電気通信大学の学びと研究の3つの特徴

特徴1:入学後のミスマッチを防ぐ「学域・類・プログラム」制

入学時は「I類」「II類」「III類」という大括りの「類」に所属します。1年間、情報・理工学の基礎を幅広く学んだ後、2年次に専門分野である「プログラム」を選択します。これにより、自分の興味や適性をじっくり見極めた上で専門分野に進むことができ、入学後のミスマッチを最小限に抑えられます。

特徴2:社会を支える「情報・通信」分野の圧倒的な研究力

大学名が示す通り、「情報」と「通信」を核とした研究では国内トップクラスの実績を誇ります。AI、IoT、ロボティクス、光科学、サイバーセキュリティなど、現代社会に不可欠な最先端技術分野において、世界をリードする研究室が数多く存在します。企業との共同研究も活発で、実践的な環境で学ぶことができます。

特徴3:専門性を深化させる高い大学院進学率

約7割の学生が大学院に進学し、より高度な専門知識と研究能力を身につけます。この高い大学院進学率は、専門性を武器に社会で活躍したいと考える学生にとって理想的な環境です。学部と大学院のカリキュラムには一貫性があり、スムーズに研究を深化させることが可能です。

電気通信大学の著名な卒業生

電気通信大学は、特に技術・産業界に多くの優れた人材を輩出してきました。

著名な卒業生
久夛良木 健 氏 元ソニー・コンピュータエンタテインメント会長。「プレイステーションの父」として知られる。
菅谷 寿鴻 氏 元東芝。DVDの基盤技術を開発した技術者の一人。
フルカワユタカ 氏 ミュージシャン(DOPING PANDA)。

電気通信大学の在学生・卒業生のリアルな評判

大学の真の姿を知るためには、在学生や卒業生の生の声が重要です。ここでは、ポジティブな意見と気になる意見の両方を紹介します。

良い点・ポジティブな評判
「就職活動で大学名が不利になることはまずない。むしろ、技術職の面接では高く評価されることが多い。」
「真面目で知的好奇心の強い学生が多いので、互いに高め合える環境。グループワークや実験もスムーズに進む。」
「立地が最高。都心に近いのにキャンパス周辺は落ち着いていて、勉強に集中できる。」
気になる点・ネガティブな評判
「女子学生の割合が10-15%程度と少なく、最初は少し戸惑うかもしれない。」
「良くも悪くもオタク気質の学生が多い。活発で華やかな大学生活をイメージしているとギャップを感じるかも。」
「キャンパスはコンパクトで機能的だが、広々とした緑豊かなキャンパスを期待すると物足りない。」

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電気通信大学のよくある質問(FAQ)

女子学生の割合はどのくらいですか?
学域全体で約12%程度です(2024年度データ)。近年、女子学生を増やすための取り組み(UEC WOMANなど)も行われていますが、理工系大学の中でも低い水準であることは事実です。
首都圏以外の出身者はどのくらいいますか?
学生の約半数が首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の出身者ですが、全国から学生が集まっています。学生寮も完備されており、地方出身者も安心して学生生活を送れる環境です。
留年する学生は多いですか?
専門科目の難易度が高く、実験やレポートの負担も大きいため、残念ながら留年する学生は一定数存在します。特に、入学後に学業を怠ると進級が難しくなる可能性があります。しかし、多くの学生は真面目に取り組むため、過度に心配する必要はありません。
サークル活動は盛んですか?
文化系・体育会系ともに多くのサークルがあり、活動は活発です。特に、プログラミングやロボット、ゲーム制作といった電通大らしい文化系サークルのレベルは非常に高いことで知られています。

この記事のまとめ

最後に、この記事をまとめ、どのような学生に電気通信大学が推奨できるかを解説します。

高い専門性と研究力: 情報・通信分野で国内トップクラスの研究環境が整っており、最先端の技術を深く学ぶことができる。
抜群の就職実績: 高い大学院進学率を背景に、技術系トップ企業への就職に非常に強い。キャリアパスの選択肢が豊富。
優れたコストパフォーマンス: 私立理工系大学と比較して学費が大幅に安く、経済的負担を抑えながら高度な専門教育を受けられる。
交通至便な立地: 新宿から約15分というアクセスの良さは、通学だけでなく、将来の就職活動においても大きなアドバンテージとなる。

以上から、電気通信大学は以下のような学生に特に強くおすすめできます。

▶ 特定の科学技術分野(特に情報・通信)に強い探究心を持ち、将来は研究者や高度専門技術者として社会の第一線で活躍したいと考えている学生。

▶ 落ち着いた環境で、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながら、とことん学問と研究に打ち込みたい学生。

一方で、次のような学生は、他の選択肢も視野に入れることを推奨します。

▶ 文系科目や幅広い教養も重視し、多様な価値観を持つ人々と交流する中で成長したいと考える学生。

▶ 華やかで大規模なキャンパスライフや、男女比のバランスが取れた環境を重視する学生。

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