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2025年08月26日 一般-模試

【塾講師が解説!】成績が上がる模試の復習法について

 あなたの「模試後の悩み」が解決します

「模試の結果が悪くて、机の奥にしまってしまった…」「復習が大事なのは分かるけど、何から手をつければいいか分からない…」

そんな経験はありませんか?多くの受験生が、模試を「成績を判定されるだけの怖いイベント」だと捉えてしまいがちです。しかし、それは大きな間違いです。

実は、模試はあなたの弱点をピンポイントで教えてくれる「未来の成績を上げるための宝の地図」なのです。

この記事では、「頑張れ」といった根性論ではなく、誰でも明日から真似できる具体的な4つの手順に沿って、模試の価値を120%引き出す科学的な復習法をコーチングします。「これならできる!」と、あなたの行動が変わるきっかけになるはずです。

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

なぜ「正しい復習」が、これほど重要なのか?

そもそも、なぜ模試の復習が重要なのでしょうか。それは、「自分の現在地」と「ゴールまでの最短ルート」を正確に知るためです。

やみくもに問題集を解くだけでは、すでに理解している問題に時間を使いすぎたり、苦手な分野から目をそらしてしまったりと、非効率な学習に陥りがちです。しかし模試は、全範囲から網羅的に出題されるため、あなたの「本当の弱点」を客観的なデータとして示してくれます。

模試の結果は、今のあなたを評価する「通知表」ではありません。これから何をすべきかを教えてくれる「オーダーメイドのカルテ」なのです。

正しい復習法を身につければ、このカルテを最大限に活用し、他のライバルよりも圧倒的に効率よく成績を伸ばしていくことができます。

⚠️なたもやってない?よくある模試復習の失敗例

多くの人が陥る「やったつもり」になっているだけの、非効率な復習法を見ていきましょう。

失敗例1:赤ペンで答えを写すだけの「写経」復習

間違えた問題の解説を読み、赤ペンで正しい答えを問題用紙に書き写して満足してしまうパターンです。これは一見、勉強した気になりますが、脳はほとんど活動していません。ただの「作業」であり、「学習」ではないため、次に同じ問題が出ても解けるようにはなりません。

失敗例2:全問解き直しで力尽きる「完璧主義」復習

「復習は全部やらないと!」と意気込み、1番から最後まで律儀に解き直そうとするパターン。膨大な時間がかかり、途中で疲れて挫折する原因になります。勉強において、全てのタスクを同じ熱量でこなすのは非効率です。

失敗例3:点数と判定だけ見て「そっ閉じ」復習

これが最ももったいないパターン。結果が悪かったショックで、模試の存在自体を記憶から消そうとしてしまいます。自分の弱点と向き合うのは辛いことですが、そこから目をそらしている限り、成績が上がることはありません。

 

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「模試復習」の黄金4ステップ

ここからが本題です。誰でも真似できる、具体的な手順を解説します。用意するものは「模試の問題・解答解説」と「ノート」だけです。

1問題を「3種類」に仕分ける

まず、解答解説を見る前に、全ての問題を以下の3種類に分類します。これが最も重要な工程です。

自信を持って正解

理由も説明できるレベル

勘、または自信なく正解

たまたま当たっただけ

間違えた問題

全く分からなかった

✔️ ポイント

この仕分けによって、復習すべき問題(△と✕)が明確になり、時間をかけるべきでない問題(◎)を一目で判別できます。特に注意すべきは「△」です。これは放置すると本番で失点につながる「隠れた弱点」です。

2「△」と「✕」だけ、自力で解き直す

次に、ステップ1で仕分けた「△」と「✕」の問題だけを、もう一度、解説を見ずにノートに解き直します。

なぜこれが必要かというと、「本当に理解できていないのか」それとも「ケアレスミスだったのか」を正確に判断するためです。赤ペンで答えを写すのとは違い、自分の頭で解法を思い出す「積極的な学習(アクティブリコール)」になるため、記憶への定着率が格段に上がります。

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3「解けなかった問題」の解説を分析する

ステップ2でも解けなかった問題について、ここで初めて解答解説をじっくり読み込みます。ただし、ただ読むだけではいけません。

目的は、「なぜ間違えたのか?」「何が分かっていれば解けたのか?」という原因を分析することです。

【原因分析の例】

✔️ 知識不足:英単語の意味を知らなかった、公式を覚えていなかった。
✔️ 読解力不足:問題文の意図を正確に読み取れていなかった。
✔️ 解法が浮かばなかった:どの公式や知識を使えば良いか分からなかった。
✔️ 計算ミス・ケアレスミス:単純な計算間違いや、条件の見落とし。

この「原因」を特定することが、次のステップで非常に重要になります。

4「復習ノート」に1冊化する

最後に、ステップ3で分析した内容を、1冊の「復習ノート」にまとめていきます。これがあなただけの「最強の参考書」になります。

ノートには、問題文を全て書き写す必要はありません。以下の4点を簡潔に記録しましょう。

復習ノートに書くべき4項目

1. 問題の情報:「〇年度 第〇回 模試 数学 大問3(2)」など
2. 間違えた原因:ステップ3で分析したこと(例:三平方の定理に気づけなかった)
3. 正しい解法のポイント:自分の言葉で要約(例:補助線を引いて直角三角形を作る)
4. 関連知識・注意点:次に活かせる学び(例:図形問題ではまず直角三角形を探す)

✔️ ポイント

このノートを作っておけば、次の模試前や入試直前期に、自分の弱点だけを効率的に見直すことができます。分厚い参考書を最初からやり直す必要はもうありません。

 

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模試の復習の効果をさらに高めるコツ

💡 コツ1:復習は「3日以内」に終わらせる

記憶は時間と共に薄れていきます。問題を解いた時の思考プロセスが残っている「3日以内」、できれば翌日までに復習を始めるのが理想です。「鉄は熱いうちに打て」です。

💡 コツ2:復習ノートは定期的に「見返す」

作りっぱなしでは意味がありません。週末に15分、通学電車の中など、短い時間でいいので定期的に見返す習慣をつけましょう。自分の弱点を何度も目にすることで、知識が長期記憶に変わっていきます。

Q.

部活や宿題が忙しくて、復習にそんなに時間をかけられません…


A.

とても良い質問です。結論から言うと、時間が無い人ほど今回の「4ステップ復習法」が効果を発揮します。重要なのは、全ての時間を均等にかけるのではなく、「力を入れるべき問題」と「捨てていい問題」を最初に見極めることです。ステップ1の「仕分け」さえやっておけば、復習すべきは「△」と「✕」だけ。これだけで、復習にかかる時間は半分以下になります。週末に1時間だけ、と時間を決めて「△の問題だけやる」など、優先順位をつけて取り組むのがおすすめです。

まとめ

今回は、模試を「宝の地図」に変えるための具体的な復習法を解説しました。大切なのは、点数に一喜一憂せず、模試を「弱点発見ツール」と捉えることです。まず全問題を「◎△✕」に仕分けし、復習の優先順位を明確にします。そして、解説を写すのではなく、自力で解き直し、「なぜ間違えたか」を分析して復習ノートに記録する。このサイクルを回すことで、あなたの学習効率は飛躍的に向上し、着実に合格へと近づいていくでしょう。

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