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2025年08月30日 一般-高校ガイド

【2025年版】渋谷幕張中・高校の偏差値・進学実績、校風を解説

渋谷教育学園幕張中学・高校について

渋谷教育学園幕張高等学校(以下、渋幕)に関心を持つ生徒および保護者の皆様に向け、多角的な分析に基づいた記事を作成します。偏差値や進学実績といった情報から、校風、教育の特色、在校生のリアルな声までを網羅し、あなたの学校選びにおけるミスマッチを防ぎ、納得感のある決定をサポートすることを目的とします。

 

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

 

渋幕の基本情報&アクセス

まずは、渋幕の基本的な情報を確認しましょう。千葉県の幕張新都心に位置し、知的好奇心を刺激する最先端の環境が整っています。

項目 情報
学校名 渋谷教育学園幕張中学校・高等学校
所在地 千葉県千葉市美浜区若葉1-3
設置形態 私立・共学(中高一貫校)
教育理念 自調自考
設立年 1983年(高等学校)、1986年(中学校)
最寄り駅 JR京葉線「海浜幕張駅」より徒歩約10分
公式サイト https://www.shibumaku.jp/

 

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渋幕の偏差値と学力レベル

渋幕の偏差値は全国でも最上位に位置します。首都圏の主要な難関校と比較しても、その学力レベルの高さは際立っています。

学校名 所在地 偏差値(目安) 特徴
渋谷教育学園幕張 千葉 77 自調自考を掲げる自由な校風。海外大学進学にも強み。
慶應義塾女子 東京 77 女子最高峰。自由な校風で多様な進路選択が可能。
開成 東京 77 男子トップ校。東大合格者数で全国首位を誇る。
市川 千葉 75 千葉県内有数の進学校。文武両道を実践。
県立千葉 千葉 74 千葉県の公立トップ校。自主性を重んじる校風。

※偏差値は複数の大手学習塾の公開データを参考に当機関が算出した平均的な目安です。年度により変動する可能性があります。

渋幕の主な大学進学実績

渋幕の大学進学実績は、国内最難関大学から海外トップ大学まで、極めて高い水準を誇ります。特に東京大学や国公立大学医学部への合格者数は、全国でも屈指の実績です。

大学グループ 大学名 2025年 2024年 2023年
国内最難関国立 東京大学 75 64 74
京都大学 8 13 12
国公立大学医学部 医学部医学科計 48 42 38
最難関私立 早稲田大学 206 209 235
慶應義塾大学 144 151 138
海外大学 主要海外大学
(ハーバード, スタンフォード, MIT, etc.)
49 64 17

※合格者数は現役・既卒の合計値です。各学校の公式サイトにて最新情報をご確認ください。
【講師のひとこと】
特筆すべきは、国内大学だけでなく海外トップ大学への進学者数です。これは、単なる受験指導に留まらない、グローバルな視野を育む教育の成果と言えるでしょう。また、国公立大学医学部への高い合格実績は、理系教育の質の高さを証明しています。

 

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渋幕の校風と教育の3つの特徴

偏差値や進学実績だけでは測れない、渋幕の「生きた姿」を3つの特徴から分析します。

① 徹底された教育理念「自調自考」

渋幕の根幹をなすのが「自調自考(じちょうじこう)」という理念です。これは「自らの手で調べ、自らの頭で考える」ことを意味します。教員は答えを教えるのではなく、生徒が自ら問いを立て、探求するプロセスを重視します。論文作成やフィールドワーク、生徒自身が企画・運営する研修旅行「開拓者精神養成プログラム」など、主体性を育む機会が豊富に用意されています。

② グローバル教育と多様性

渋幕は、全国でも有数の帰国生受け入れ校であり、校内には多様な文化的背景を持つ生徒が溢れています。ネイティブ教員による質の高い英語教育はもちろん、第二外国語(独、仏、中、西)の選択も可能です。模擬国連への参加も積極的で、世界を舞台に活躍するための素養を自然に身につけられる環境です。前述の通り、海外トップ大学への進学実績がこれを裏付けています。

③ 生徒主導で創り上げる活発な学校行事

「勉強ばかり」というイメージを覆すのが、非常に活発な学校行事と部活動です。特に文化祭である「槐祭(えんじゅさい)」は、企画から運営までほぼ全てを生徒が担い、そのクオリティの高さは外部からも高く評価されています。部活動の加入率も高く、多くの生徒が学業と両立させながら、青春を謳歌しています。この「オンとオフの切り替え」が、人間的な成長を促す重要な要素となっています。

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渋幕の著名な卒業生

渋幕は、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。

  • 皆藤愛子(アナウンサー)
  • 立川志の春(落語家)
  • 田中マルクス闘莉王(元サッカー日本代表)
  • 水卜麻美(アナウンサー)
  • 田中圭(俳優)

在校生・保護者のリアルな評判

学校の真の姿を知るためには、内部からの声が不可欠です。当機関が収集した情報から、ポジティブな評価と、入学前に考慮すべき点を整理しました。

✅ 良い評判・満足している点

「とにかく自由。校則も厳しくなく、服装や髪型も常識の範囲内で個性が尊重される。先生方も生徒を信頼し、一人の人間として接してくれるので、伸び伸びと過ごせる。」(在校生)

「周りの生徒のレベルが非常に高く、毎日が知的な刺激に満ちている。授業中に交わされる質問や議論のレベルも高く、自然と学習意欲が湧いてくる環境は唯一無二。」(卒業生)

「帰国子女である息子が、自分の経験を強みとして活かせる環境に感謝しています。多様性を受け入れる土壌があり、いじめなどの話も全く聞きません。」(保護者)

⚠️ 気になる点・注意すべき点

「自由であることの裏返しで、全て自己責任。自分で計画を立てて勉強できないと、あっという間に置いていかれる。手厚いサポートを期待するタイプには向かないかもしれない。」(在校生)

「課題の量が多く、質も高い。特に高学年になると、部活との両立は相当な努力が必要。要領の良さとタフさが求められる。」(卒業生)

「通学に時間がかかるのが難点。朝が早く、帰りも遅くなりがちなので、体力的な負担は考慮した方が良い。」(保護者)

よくある質問(FAQ)

塾や予備校に通わずに授業についていくことは可能ですか?
可能です。実際に塾に通わずに最難関大学に合格する生徒も多数います。学校の授業のレベルが非常に高く、探求的な内容も多いため、まずは学校の授業を完璧に理解することが最優先です。ただし、特定の科目を強化したい、あるいは大学別の対策を早期から始めたいという目的で、高2の後半あたりから塾を活用する生徒もいます。最終的には個々の学習スタイルと目標次第と言えます。
部活動の雰囲気や加入率について教えてください。
部活動は非常に活発で、9割以上の生徒が何らかの部に所属しています。文化部・運動部ともに種類が豊富で、全国レベルで活躍する部も存在します。生徒の自主性を重んじる校風は部活動にも反映されており、生徒主体で運営されています。学業との両立は大変ですが、多くの生徒が工夫して両立させており、それが人間的な成長にも繋がっています。
「自調自考」の理念は、具体的にどのような場面で感じられますか?
授業はもちろん、学校生活のあらゆる場面で感じられます。例えば、文化祭や体育祭といった大きな行事は、企画立案から予算管理、当日の運営まで生徒が中心となって行います。また、夏休みなどには、生徒が自らテーマを設定し、国内外で調査を行うフィールドワークも盛んです。教員はあくまでサポーターであり、主役は生徒自身であるという文化が根付いています。

まとめ

渋谷教育学園幕張高等学校は、単なる「進学校」の枠に収まらない、独自の教育理念を持つ稀有な学校です。本レポートの分析結果を以下に要約します。

学力レベルは全国最上位:偏差値77は、首都圏全体で見てもトップクラスであり、最難関の学力が求められる。

圧倒的な大学進学実績:東大・京大・国公立医への合格者数は全国屈指。海外トップ大学への進学も大きな強み。

「自調自考」が教育の核:生徒の主体性を最大限に尊重する自由な校風。受け身の姿勢では成長が難しい環境。

グローバルで多様な環境:帰国生が多く、国際感覚が自然に身につく。英語教育のレベルも非常に高い。

自己管理能力が必須:自由と引き換えに、高いレベルでの自己管理と計画性が求められる。


【推奨される生徒像】
この学校を強く推奨できるのは、旺盛な知的好奇心と高い自律性を持つ生徒です。他人から指示されるのではなく、自ら課題を見つけ、探求していくプロセスを楽しめる生徒にとっては、これ以上ない刺激的な環境でしょう。また、将来的に国内に留まらず、世界を舞台に活躍したいというビジョンを持つ生徒にとっても最適な選択肢となります。

【慎重な検討を要する生徒像】
一方で、手厚い指導や細やかな進路サポートを期待する生徒には、物足りなさを感じる可能性があります。「自由」が「放任」と感じられてしまう場合、モチベーションの維持が難しくなるかもしれません。また、通学時間が長くなる場合は、学業や部活動との両立が可能か、体力面も考慮して慎重に判断する必要があります。

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