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こんにちは、スタディコーチセンター南校です。
受験勉強で「覚えたはずなのにすぐ忘れてしまう…」という経験はありませんか?
それを説明するのが、有名なエビングハウスの忘却曲線です。
今回は、忘却曲線を踏まえた効率的な復習法について解説します。
ドイツの心理学者エビングハウスが発表した「人間の記憶がどれくらいのスピードで忘れられるか」を表した曲線。
暗記した内容は…
20分後には約40%忘れる
1時間後には約55%忘れる
1日後には約70%忘れる
つまり、人間は放っておくとすぐに忘れてしまうのです。
👉 しかし逆に言えば、「忘れる前に復習する」ことで記憶が定着するということ。
忘却曲線を利用した復習法では、「間隔をあけて繰り返す」ことが大切です。
最初の復習:勉強直後〜24時間以内
2回目の復習:1日後
3回目の復習:1週間後
4回目の復習:2〜3週間後
5回目の復習:1か月後
👉 このサイクルで繰り返すと、忘れにくくなり「長期記憶」として定着します。
単語帳は「毎日少しずつ」繰り返す
模試や過去問の復習は「翌日+1週間後」に再チェック
付箋やアプリを使って「復習タイミング」を可視化する
👉 “やりっぱなし”を防ぐ仕組みを作ることが成功のカギです。
「忘れるのは当たり前」と理解できる → 焦らなくなる
「復習のタイミング」を計画に組み込める
少ない労力で、記憶を効率よく定着させられる
人間の脳は「忘れる」ようにできています。
だからこそ、忘れる前に復習する仕組みが重要。
👉 「勉強=覚える」ではなく、**「勉強=復習の連続」**と考えましょう。
ここからは、実際の受験勉強にどう取り入れるかを科目別に解説します。
英語は「語彙力=得点力」。
1日100語覚えるより、毎日20語を5日間繰り返す方が定着率が高いです。
おすすめは「朝テスト+夜復習」セット。
👉 1日の中で2回触れると、忘却曲線を緩やかにできます。
英単語と同じく、短期間で何度も触れるのが大事。
古文単語は「意味+例文」を声に出して暗記 → 翌日に再チェック。
漢文は句形を表ごと覚えるより、過去問に出た例文を繰り返し解くと効果的。
年号や用語は「1回で覚えよう」とすると忘れやすい。
模試や一問一答で間違えた問題を“復習ノート”にまとめる → 翌日・1週間後・直前に見返す。
忘却曲線を利用して「テスト直後に見直す」ことが、次回の定着につながります。
暗記科目と違い、公式や解法は「忘れる」というより「使えなくなる」。
解法を1回理解したあと、翌日・数日後に“同じ問題”を解き直すと定着。
間隔をあけて再演習することで「応用問題にも使える知識」に変わります。
「覚えた直後→翌日→1週間後→1か月後」のリズムを意識する
付箋やアプリで「復習日」を管理する
1回の勉強時間よりも「繰り返し回数」を優先する
忘却曲線を踏まえた復習は、暗記科目だけでなくすべての科目に応用できます。
英語や古文単語 → 短期間で何度も繰り返す
日本史・世界史 → テスト後すぐに復習
数学・理科 → 解法を間隔をあけて繰り返す
👉 「忘れる前に触れる仕組み」を作れば、学習効率は格段に上がります。
スタディコーチセンター南校では、一人ひとりの科目や目標に合わせて、最適な復習スケジュール作りをサポートしています。
計画的に復習を重ねて、記憶を本物の力にしていきましょう!