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2025年09月23日 一般-高校ガイド

【2025年最新版】多摩高校の偏差値・進学実績、校風を解説

神奈川県立多摩高等学校を解説

神奈川県のトップ公立高校の一つとして、高い人気を誇る県立多摩高等学校。その自由な校風と高い進学実績から、多くの受験生が憧れを抱いています。本記事では、多摩高校を第一志望とする受験生とその保護者の皆様に向け、客観的なデータと塾講師の視点から、その実態を徹底的に分析していきます。

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

多摩高校の基本情報&アクセス

まずは、多摩高校の基本的な情報を確認しましょう。

項目 情報
所在地 〒214-0021 神奈川県川崎市多摩区宿河原5-14-1
最寄り駅 JR南武線「宿河原駅」より徒歩約8分
設立 1956年
公式サイト https://www.pen-kanagawa.ed.jp/tama-h/
【塾講師からのコメント】

多摩高校は、神奈川県の「学力向上進学重点校」に指定されており、県内でも屈指の学力レベルと進学実績を持つ学校です。立地は川崎市ですが、横浜市や県央地区からも多くの生徒が通学しています。交通の便も良く、落ち着いた学習環境が魅力です。「自主自律」を教育理念に掲げており、生徒の主体性を重んじる校風が最大の特徴と言えるでしょう。

多摩高校の偏差値と学力レベル

高校選びにおいて最も気になるのが偏差値です。県内の主要な公立進学校と比較してみましょう。

※偏差値は2025年9月時点の各大手教育情報サイトのデータを基にした参考値です。

高校名 偏差値(目安) 備考
横浜翠嵐高校 75 県内トップクラス
湘南高校 74 県内トップクラス
多摩高校 68 学力向上進学重点校
厚木高校 69 学力向上進学重点校
川和高校 69 学力向上進学重点校
【塾講師からのコメント】

多摩高校の偏差値は68前後と、神奈川県の公立高校の中ではトップグループに位置します。このレベルの高校に合格するためには、中学校での成績がトップクラスであることはもちろん、入試本番で5教科合計で高得点を取る必要があります。特に数学や英語では、思考力や応用力を問う難易度の高い問題が出題されるため、早期からの対策が不可欠です。

 

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多摩高校の主な大学進学実績

多摩高校の生徒がどのような大学に進学しているのか、具体的な数字で見ていきましょう。

※2024年度入試(2025年3月卒業生)の主要大学合格者数(既卒生含む)

大学グループ 合格者数
国公立大学合計 73名
東京大学 2名
京都大学 0名
一橋大学 2名
早慶上理合計 163名
早稲田大学 47名
慶應義塾大学 40名
MARCH 389名
【塾講師からのコメント】

国公立大学、特に難関大学への合格者が多いのが多摩高校の進学実績の大きな特徴です。これは、かつてSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されていたこともあり、理系教育に定評があることや、生徒の学習意欲の高さを示しています。また、早慶を中心とした難関私立大学にも多数の合格者を出しており、文理を問わず高いレベルでの進路選択が可能な環境です。

多摩高校の校風と教育の3つの特徴

偏差値や進学実績だけでは測れない、多摩高校の「生きた姿」を3つの特徴から解説します。

特徴1:生徒の主体性を育む「自主自律」の校風

多摩高校の根幹をなすのが「自主自律」の精神です。校則は比較的緩やかで、服装なども含め、生徒一人ひとりの判断が尊重されます。しかし、それは「自由=放任」ではありません。自由であるからこそ、自らを律し、責任ある行動が求められる環境です。体育祭や文化祭(大師祭)といった学校行事は、企画から運営まで生徒が中心となって行われ、そのクオリティの高さは圧巻です。

特徴2:活発な部活動と文武両道の実践

部活動への加入率が9割を超え、多くの生徒が学業と両立しながら熱心に活動しています。運動部・文化部ともに県大会レベルで活躍する部が多く、限られた時間の中で成果を出すための集中力や計画性が養われます。特に合唱部は全国的な強豪として知られています。

特徴3:質の高い探究活動と学習サポート

「学力向上進学重点校」として、大学受験を見据えた質の高い授業が展開されるのはもちろん、生徒の知的好奇心を引き出す探究活動にも力を入れています。2年次には論文作成が課されるなど、自ら課題を見つけ、情報を収集し、論理的に考察する力が鍛えられます。こうした経験が、難関大学が求める学力に直結しています。

 

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在校生・保護者のリアルな評判

学校生活の実態を知るために、在校生や保護者から聞かれる代表的な声をまとめました。

【ポジティブな声】

行事がとにかく楽しい。生徒主体で作り上げるので一体感がすごい。
周りのレベルが高く、常に刺激を受けながら勉強できる。
先生方は生徒を信頼してくれており、自由な雰囲気で高校生活を満喫できる。

【注意すべき点】

自由な校風なので、自分から動かないと何も始まらない。流されやすいタイプは厳しいかも。
校舎が古く、施設が最新とは言えない部分がある。
課題が多く、小テストも頻繁にあるため、計画的な学習習慣が必須。
【塾講師からのコメント】

評判を分析すると、「自由」というキーワードが良い面と注意すべき面の両方で語られていることが分かります。多摩高校の自由は、高い自己管理能力があって初めて活かせるものです。生徒の主体性を尊重する環境で、自ら目標を立てて努力できる生徒にとっては最高の環境ですが、指示待ちの姿勢では3年間を有効に過ごすのが難しいかもしれません。この点が、お子様の性格に合うかどうかを見極める重要なポイントです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 塾に通っている生徒は多いですか?
A1. 非常に多いです。特に大学受験を意識し始める2年生後半からは、多くの生徒が塾や予備校を利用して受験対策を行っています。ただし、学校のサポートも手厚いため、学校の授業と課題を中心に学習を進める生徒もいます。
Q2. 学校行事はどのくらい盛り上がりますか?
A2. 県内でもトップクラスの盛り上がりを見せます。特に体育祭の応援合戦や文化祭の演劇・合唱などは、生徒たちが数ヶ月かけて準備する一大イベントです。これらの行事を通じて、生徒同士の絆が深まります。
Q3. 指定校推薦の枠はどのくらいありますか?
A3. 早慶をはじめ、多くの難関私立大学から指定校推薦の枠が来ています。しかし、校内の競争は非常に激しく、推薦を得るためには1年生から常にトップクラスの評定を維持する必要があります。多くの生徒は一般選抜での合格を目指して勉強しています。

まとめ

最後に、これまでの分析を踏まえ、多摩高校がどのような生徒に適しているかをまとめます。

【多摩高校の総括】

県内トップクラスの学力レベルと高い進学実績を誇る。
「自主自律」の精神に基づいた自由な校風が最大の特徴。
生徒主体の学校行事や部活動が非常に活発で、文武両道が実践されている。
高いレベルの探究活動を通じて、大学進学後も通用する思考力が養われる。
自由な環境を活かすには、高い自己管理能力と主体性が不可欠。

【このような生徒におすすめします】

神奈川県立多摩高等学校は、「やらされる勉強」ではなく「自ら学ぶ」姿勢を持ち、勉強だけでなく学校行事や部活動にも全力で取り組みたいと考えている生徒に最適な学校です。高い目標を持つ仲間と切磋琢磨し、自由な環境の中で自分を成長させたいという強い意志のある受験生に、自信を持って推奨します。

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