目次
本日は神奈川県の伝統ある進学校、平塚江南高等学校について、データと多角的な視点から徹底分析していきます。この記事が、あなたの高校選びの一助となれば幸いです。

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
1921年(大正10年)設立の県立平塚高等女学校を前身とする、100年以上の歴史を持つ伝統校です。「学力向上進学重点校」にも指定されており、地域を代表する進学校としての地位を確立しています。
| 学校名 | 神奈川県立平塚江南高等学校 |
|---|---|
| 所在地 | 〒254-0063 神奈川県平塚市諏訪町5-1 |
| 設立年度 | 1921年(大正10年) |
| 課程 | 全日制・普通科 |
| 公式サイト | 平塚江南高校の公式サイトはこちら |
| 主なアクセス |
・JR東海道線「平塚駅」より徒歩約25分
・JR平塚駅、小田急線伊勢原駅・秦野駅よりバス、「共済病院前総合公園西」または「江南高校前」下車 徒歩約2分
|
【塾講師からのコメント】
平塚江南高校は、平塚駅から徒歩だと少し距離がありますが、バスの便が非常に良いのが特徴です。周辺は平塚市総合公園など緑豊かな落ち着いた環境で、学習に集中できるロケーションと言えるでしょう。100年を超える歴史が育んだ地域からの信頼と卒業生のネットワークも、この学校の大きな資産です。
神奈川県内でもトップクラスの学力レベルを誇り、入学には高い学力が求められます。学力向上進学重点校として、質の高い授業とハイレベルな学習環境が提供されています。
※偏差値は2025年9月時点のデータを基にしています。
| 学校名 | 偏差値 | 特色 |
|---|---|---|
| 平塚江南高等学校 | 64 | 学力向上進学重点校、SSH指定校 |
| 厚木高等学校 | 69 | 学力向上進学重点校、SSH指定校 |
| 小田原高等学校 | 66 | 学力向上進学重点校エントリー校 |
| 鎌倉高等学校 | 65 | 文武両道、自由な校風で人気 |
【塾講師からのコメント】
平塚江南の偏差値は64と、県内上位クラスです。競合校としては、県央の雄である厚木高校や鎌倉高校高校が挙げられます。これらの学校と比較する際は、偏差値だけでなく、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定の有無や、学校までの通学時間、校風などを総合的に考慮して判断することが重要です。特に平塚江南は「理数教育」と「探究活動」に力を入れている点が大きな特色と言えます。
国公立大学や難関私立大学へ、毎年安定して多数の合格者を輩出しています。特に地元の横浜国立大学や東京都立大学、そしてGMARCHへの進学実績が豊富です。
※2024年度の主要大学合格者数(既卒生含む)
| 大学群 | 合格者数 | 主な大学(人数) |
|---|---|---|
| 国公立大学 | 34名 | 横浜国立大学(10)、東京都立大学(4)、東北大学(1)、など |
| 早慶 | 22名 | 早稲田大学(12)、慶應義塾大学(10) |
| GMARCH | 237名 | 明治大学(66)、青山学院大学(47)、立教大学(16)、中央大学(43)、法政大学(50)、学習院大学(15) |
【塾講師からのコメント】
進学実績を見ると、国公立大学への合格者が30名を超えています。これは学校全体で国公立大学受験をサポートする体制が整っている証拠です。また、早慶やGMARCHといった難関私立大学にも多数の合格者数を誇ります。現役合格へのこだわりも強く、手厚い進路指導が期待できるでしょう。
平塚江南高校の教育は、「自主自律」の精神のもと、生徒の主体性を最大限に尊重するスタイルが特徴です。
学校の「生の声」を知るために、在校生や保護者からの評判をまとめました。光と影の両側面から、客観的に判断する材料としてください。
【塾講師からのコメント】
評判を分析すると、「高いレベルの教育環境」と「多忙さ」が表裏一体となっていることがわかります。SSH指定や65分授業といった質の高い学びの機会は、相応の予習・復習や課題を伴います。この環境を「成長の機会」と捉え、主体的に努力できる生徒にとっては最高の環境ですが、受け身の姿勢だと苦労するかもしれません。入学前に、この学習量と自主性を求められる環境に身を置く覚悟があるか、自問自答してみることが重要です。