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2025年09月25日 一般-高校ガイド

【2025年最新版】横浜国際の偏差値・進学実績、校風を解説

横浜国際高等学校(YIS)
偏差値・進学実績・評判を解説

神奈川県屈指の国際系高校である「横浜国際高等学校(通称:YIS)」について、偏差値や進学実績といったデータから、校風、在校生の評判まで、あらゆる角度から徹底的に分析します。この記事が、あなたの高校選びの羅針盤となれば幸いです。

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

横浜国際の基本情報&アクセス

まずは、横浜国際高等学校の基本的な情報を確認しましょう。

所在地 〒232-0006 神奈川県横浜市南区うぐいすの丘2番地
設立年度 2008年(横浜市立横浜商業高等学校国際学科を改編・独立)
アクセス ・横浜市営地下鉄ブルーライン「弘明寺駅」より徒歩約10分
・京急本線「弘明寺駅」より徒歩約18分
公式サイト 横浜国際高等学校 公式サイト

【塾講師からのコメント】

横浜市営地下鉄と京急線の2路線が利用可能ですが、どちらの駅からも多少歩くことになります。特に京急線の駅からは上り坂が続くため、実際に一度歩いてみて、毎日の通学をシミュレーションしておくことをお勧めします。周辺は閑静な住宅街で、落ち着いて学習に集中できる環境と言えるでしょう。

横浜国際の偏差値と学力レベル

横浜国際高校の学力レベルを、偏差値と県内での位置づけから見ていきましょう。

学校名 学科・コース 偏差値目安
横浜国際高等学校 国際科 / IBコース 64
神奈川総合高等学校 国際文化コース 66
湘南高等学校 普通科 73
横浜翠嵐高等学校 普通科 74
※偏差値は2025年9月時点の複数の大手教育情報サイトのデータを基にした参考値です。

【塾講師からのコメント】

偏差値64は、神奈川県の公立高校の中でもトップクラスに位置します。学力的な比較対象となるのは、同じ国際系の特色を持つ神奈川総合高校(国際文化コース)や、県内上位校である市立金沢高校、平沼高校などです。

ただし、横浜国際の入試で問われるのは、5教科の学力だけではありません。特に特色検査では、英語での思考力や表現力、課題発見・解決能力といった、独自の学力尺度が重視されます。単に偏差値が高いだけではなく、「英語で考え、世界と対話したい」という強い意志を持つ生徒が求められている点を理解しておく必要があります。

 

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横浜国際の主な大学進学実績

横浜国際高校の大きな魅力の一つが、国内外の難関大学への高い進学実績です。ここでは2024年度入試の主な合格実績(現役・既卒含む)を紹介します。

国公立大学

大学名 合格者数
東京外国語大学 3名
国際教養大学 1名
横浜市立大学 7名

私立大学

大学名 合格者数
早稲田大学 9名
慶應義塾大学 11名
上智大学 20名
国際基督教大学(ICU) 4名
明治大学 14名
青山学院大学 17 名

海外大学

海外大学への進学者も多数輩出しています。(合格実績の一部を抜粋)

高麗大学 , University of Surrey, Griffith University, 梨花女子大学 など

※合格者数は学校公式発表のデータを参照しています。延べ人数であり、一人の生徒が複数合格している場合があります。

【塾講師からのコメント】

国内の最難関大学から、語学系・国際系に強みを持つ大学まで、非常にバランスの取れた素晴らしい実績です。特に上智・ICUといった国際系の難関私立大学への合格者数が際立っています。これは、一般選抜だけでなく、AO・推薦入試での強さも示唆しています。高校生活で培った語学力や探究活動、IBの経験などが、大学入試において大きな武器になっている証拠です。

また、海外大学への進学実績が豊富な点も見逃せません。これは単に英語力が高いだけでなく、海外大学の出願プロセスを熟知した教員のサポート体制が整っていることを意味します。国内だけでなく、海外も視野に入れた進路を考えている生徒にとって、これ以上ない環境と言えるでしょう。

横浜国際の校風と教育の3つの特徴

横浜国際高校の独自性は、その教育内容にあります。ここでは特に際立った3つの特徴を解説します。

国際バカロレア(IB)ディプロマ・プログラム

横浜国際高校は、国際的な教育プログラムである「国際バカロレア(IB)」のディプロマ・プログラム認定校です。2年次から選択可能で、高度な探究学習や論文作成を通じて、世界トップレベルの大学に入学できる資格の取得を目指します。授業の多くが英語で行われ、論理的思考力と探究心を徹底的に鍛え上げます。

多彩な第二外国語教育

英語教育に力を入れているのはもちろんですが、2年生からは第二外国語として、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、ハングルから1つを選択し、週2時間学びます。これにより、多言語・多文化を理解する素養を育みます。ネイティブ教員による授業も多く、実践的なコミュニケーション能力を養うことができます。

活発な国際交流と海外研修

姉妹校提携を結んでいる海外の高校との交換留学や、希望者対象の海外研修プログラムが充実しています。生徒たちは異文化に直接触れることで、グローバルな視野を広げ、多様な価値観を学びます。校内にも留学生が多く在籍しており、日常的に国際交流ができる環境です。

 

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在校生・保護者のリアルな評判

ここでは、実際に通う生徒や保護者から聞かれる声を、良い点と気になる点に分けてご紹介します。

良い評判

自主性が尊重され、自由な校風の中で伸び伸びと学べる。
英語力が格段に向上する。ネイティブの先生との距離も近く、生きた英語に触れる機会が多い。
帰国生や留学生など、様々なバックグラウンドを持つ友人ができ、多様な価値観を学べる。
探究活動やプレゼンテーションの機会が豊富で、自分の意見を論理的に伝える力が身につく。

気になる評判

課題の量が多く、特にIBコースは非常に忙しい。自己管理能力が問われる。
自由な校風のため、主体的に行動しないと3年間があっという間に過ぎてしまう可能性がある。
部活動は他の進学校に比べると、活動日数や時間に制約がある場合がある。

【塾講師からのコメント】

評判をまとめると、「主体性と自己管理能力を持つ生徒にとっては最高の環境だが、受け身の姿勢では宝の持ち腐れになる」という姿が浮かび上がってきます。与えられた課題をこなすだけでなく、自ら問いを立て、探究し、発信していく積極性が求められる学校です。この環境を「楽しい」と感じられるか、「大変だ」と感じるかが、入学後の満足度を大きく左右するでしょう。お子様の性格や学習スタイルと、学校が求める生徒像がマッチしているか、慎重に見極めることが重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1: 帰国生でなくても、授業についていけますか?
A1: はい、問題ありません。入学者の多くは一般の中学校出身者です。入学後の手厚い英語教育プログラムや、習熟度別の授業などを通じて、高度な英語力を身につけることができます。ただし、入学前から英語学習に意欲的に取り組んでおくことが望ましいのは言うまでもありません。
Q2: 塾に通っている生徒は多いですか?
A2: 大学受験に向けて塾や予備校に通う生徒は多いです。特に一般選抜で難関大学を目指す生徒は、3年生になると多くの人が利用しています。ただし、IBコースの生徒は学校の課題に集中するため、通塾率は比較的低い傾向にあります。
Q3: 国際バカロレア(IB)コースは全員が履修するのですか?
A3: いいえ、全員ではありません。1年次の終わりに希望と選考によって、IBコースに進むか、国際科のコースで学習を続けるかを選択します。IBコースは非常に課題が多く、高いレベルが要求されるため、強い覚悟が必要です。

まとめ

横浜国際高校は、偏差値70を誇る神奈川県トップクラスの学力レベルを持つ公立国際科高校である。
国内の最難関大学に加え、海外の有力大学への進学実績も豊富で、多様な進路選択が可能である。
国際バカロレア(IB)や第二外国語教育など、グローバル人材を育成するための独自のカリキュラムが最大の特色。
自由な校風の中で、生徒の自主性・主体性が最大限に尊重されるが、同時に高い自己管理能力が求められる。

【この高校をおすすめできる生徒】

高い語学力と探究心を持ち、将来、国際的な舞台で活躍したいと強く願う生徒
異なる文化や価値観を受け入れ、多様な仲間と共に学ぶことに喜びを感じる生徒
受け身の学習ではなく、自ら課題を見つけ、主体的に学びを深めていける自律した生徒

高校選びは、偏差値だけで決めるものではありません。横浜国際高等学校が持つ唯一無二の教育環境が、あなた自身の目標や夢と合致するかどうか、この記事を参考にじっくりと考えてみてください。

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