スタディコーチ岐阜校 ひろぽんです。日中は30℃を超える暑さとなりましたが、朝夕はずいぶん涼しくなってきました。まさに「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を感じる時期になりましたね。
さて、岐阜市内にはかつて「名鉄岐阜市内線」という路面電車が走っていたことをご存じでしょうか。現在のJR岐阜駅北口付近を起点に三方向へ延びる路線で、その前身は「美濃電気軌道」と呼ばれ、長きにわたり市民の足として親しまれてきました。
新岐阜駅前駅に停車中のモ510形
参考リンク:
名鉄岐阜市内線(Wikipedia)
美濃電気軌道(Wikipedia)

しかし、自動車の普及などによって利用者が減り、2005年4月1日をもって全線が廃止されました。約100年にわたって岐阜の街を走り続けた路面電車が姿を消した日、多くの市民が別れを惜しんだといいます。
私自身も子どもの頃に柳ケ瀬へ行く際に乗車した記憶があり、車窓から眺めた街並みや独特の揺れを今でも覚えています。路面電車は単なる交通手段以上に、街の風景や人々の暮らしと結びついた存在だったのかもしれません。
現在、日本で路面電車が残っている都市は札幌、函館、東京(都電荒川線・東急世田谷線)、富山、福井、豊橋、京都(嵐電)、大阪(阪堺)、岡山、広島、松山、長崎、熊本、鹿児島などに限られています。旅行で訪れる際には、その土地ならではの街並みとともに路面電車の魅力を味わってみるのも良いでしょう。
→ 日本の路面電車一覧(Wikipedia)


