慶應義塾大学経済学部経済学科３年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生～大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています！

【塾講師のコメント】

本シリーズの優れた点は、一貫したコンセプト（＝読解のルール化）に基づき、基礎から最難関までシームレスにレベルアップできる構成にあります。だからこそ、最初のレベル選びが極めて重要になるのです。自分の実力と乖離したレベルを選ぶと、このシリーズの長所を全く活かせなくなるので注意が必要です。

The Rules 1：入試基礎

対象となる受験生像：
英語長文の演習経験がほぼない受験生。文章になると読めなくなる、英語に苦手意識がある（模試偏差値目安：50未満）。

目標大学レベル：
共通テストの基礎固め、大東亜帝国レベル。

塾講師のひとこと：
本格的な読解への「橋渡し」となる一冊。長文アレルギーを克服し、「英文を読み解く」基本作法を学ぶことを目的とします。急がば回れで、英語が苦手なら必ずここからスタートしましょう。

The Rules 2：入試標準

対象となる受験生像：
基本的な文法・単語を終え、本格的な長文演習に入りたい受験生。「なんとなく」読めている状態から脱却したい（模試偏差値目安：50～60）。

目標大学レベル：
共通テスト、日東駒専・産近甲龍レベル、地方国公立大（標準）。

塾講師のひとこと：
シリーズの中核であり、多くの受験生が最初に手に取るべきレベルです。読解の「型」を学び、論理的に読む力を養成します。このレベルを完璧にすれば、多くの大学に対応できる基礎が固まります。

The Rules 3：入試発展

対象となる受験生像：
レベル2の内容を習得し、難関大特有の抽象的な文章や複雑な設問に挑みたい受験生（模試偏差値目安：58～65以上）。

目標大学レベル：
GMARCH、関関同立、難関国公立大学。

塾講師のひとこと：
扱う英文の質・量ともに一段階上がります。ただ読むだけでなく、文章全体の論理構造を正確に把握する力が問われます。十分な基礎力がないと挫折の原因になるため、レベル2からのステップアップとして慎重に選択すべきです。

The Rules 4：入試最難関

対象となる受験生像：
英語を得点源とし、最難関大学合格を盤石にしたいトップレベルの受験生（模試偏差値目安：65以上）。

目標大学レベル：
早慶上智、旧帝国大学、医学部。

塾講師のひとこと：
シリーズ最高峰。英語力に加え、高度な情報処理能力や背景知識、深い思考力が要求されます。読解法を学ぶというより、学んだ方法論を最高レベルの英文で実践し、最終調整を行うための「仕上げ」の一冊です。

“偏差値50くらいだったので、先生に勧められた通り『The Rules 2』から始めました。難易度がちょうど良く、解説を読んでしっかり理解しながら進められたので、無理なく長文が得意になりました。”

“周りが使っていたので焦って『The Rules 3』から手を出してしまいました。英文も設問も難しすぎて、解説を読んでも全く頭に入ってこず…。結局、途中で諦めて『2』を買い直すことになり、時間を無駄にしました。”