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2025年11月01日 センター南校ブログ

【2025年11月1日】共通テストを解くコツ(理系科目) 〜センター南校ブログ〜

🎯 共通テスト 理系科目の解き方

共通テストの理系科目は、「知識」よりも「読解力」と「戦略」が問われます。

どんなに公式を覚えていても、時間配分を間違えたり、問題文の誘導に乗れなかったりすれば、高得点には届きません。

「時間が足りなかった」「あと一歩でミスした」――そんな後悔をしないためには、**科目ごとの“共通テスト型の解き方”**を身につけることが大切です。

この記事では、数学・物理・化学・生物・地学の各科目について、実際の試験で使える解答の流れやコツをまとめました。

どの科目も、“完璧に理解する”よりも、“得点につながる考え方”を意識することがポイント。

本番で最大限の力を発揮するために、今のうちに解き方の型を自分のものにしていきましょう。

1. 数学(I・A/II・B)

解き方の流れ

  1. 大問全体をざっと確認

     時間配分を考えるために、全体を10〜20秒で見て「得意・苦手」を判断。

     → 取れるところから先に解く。

  2. 解答に直結する情報を見抜く

     共通テストは誘導型。「(1)」で与えられる式やグラフの形が、後半でそのまま使える。

     → 無駄に最初から計算せず、「使い回し」を意識。

  3. 計算よりも論理を重視

     共通テストでは複雑な計算は出にくい。

     → 公式暗記より、「なぜそうなるか」を理解していると、誘導に乗りやすい。

  4. 時間配分の鉄則

     - 数I・A:25分

     - 数II・B:30分

     → 難問にハマったら潔く飛ばす。マーク1個落とすより、全体で2問拾う方が得。


2. 物理

解き方の流れ

  1. 文章問題の「条件」と「結果」をマーク

     「〜を一定にした」「〜が0のとき」など、設定条件を丁寧に読む。

     → 条件が変わると、式も変わる。

  2. 図と単位をそろえる

     共通テストではグラフ問題が多い。

     → 横軸・縦軸の意味、単位、比例関係を整理してから式に入る。

  3. 公式をそのまま当てはめない

     「エネルギー保存」「運動方程式」など、場面での成り立ち条件を意識。

     → 間違った状況で使うと計算が合っても間違いになる。

  4. 実験問題の攻略法

     実験意図を読む(何を調べたいか?)→ グラフでどんな関係を確かめたいか?

     → 「比例」「一定」「増加傾向」など、言葉の選択にも注意。


3. 化学

解き方の流れ

  1. 最初に「物質名」と「反応の種類」を把握

     共通テストの化学は文量が多い。

     → 反応式の方向性をつかめば、選択肢を一気に絞れる。

  2. 計算問題は“単位換算”を先に

     mol計算・濃度・pHなどは単位を合わせてから計算。

     → 途中で直すと混乱する。

  3. 文章題では“比較”を使う

     「AよりBの方が○○」という設問は、全体を読まずとも関係で判断できる。

     → 時間短縮に効果的。

  4. 実験問題のパターンを暗記

     - 滴定(酸塩基・酸化還元)

     - 沈殿生成

     - ガス発生

     → どの操作で何が変化するかをイメージできると、選択肢が自動で削れる。


4. 生物

解き方の流れ

  1. 最初に“設問テーマ”を読む

     「何を問われているか」を先に把握してから本文を読む。

     → 無駄な情報に時間を取られない。

  2. グラフ問題は軸と単位を見る

     縦軸・横軸の単位に注意。

     → 「割合」と「個数」「濃度」などの違いで引っかけが多い。

  3. 語句選択問題は“消去法”で確実に

     正答を選ぶより、間違いを削る方が速い。

     → 類似語(例:ミトコンドリア/葉緑体)に注意。

  4. 実験結果の説明問題では、因果関係を意識

     「Aを操作した結果Bが変化した」→ 原因→結果の順で整理。


5. 地学

解き方の流れ

  1. 図・グラフ・地図の読み取りを優先

     地学は「見てわかる問題」が多い。

     → 先に視覚情報からヒントを取る。

  2. 単位系を整える(年・秒・kmなど)

     天文学や地球物理は単位変換でミスしやすい。

     → 問題文の単位に統一してから計算。

  3. 過去問で出るパターンを暗記

     - プレート境界の特徴

     - 星のHR図の読み取り

     - 地層の年代推定

     → 出題形式が安定しているため、定型処理で点が取れる。


🔑 共通ポイント(理系科目共通)

  • 計算は途中式をマークシート横の余白に整理

  • 「焦らず、飛ばす勇気」こそ高得点のカギ

  • 見直しは“単位”と“符号”だけでも効果大

  • 得点源は“ミスを減らす”ことで作る


🕒 試験時間の目安(理系セット)

科目 時間 最初に取る問題 難問処理の目安
数I・A 25分 確率・整数など得意分野 5分悩んだら飛ばす
数II・B 30分 グラフや微積誘導 6分で切り替え
物理 30分 グラフ問題 難計算は飛ばす
化学 30分 理論・無機計算 滴定・電池で粘らない
生物 30分 図表読み取り 実験考察は後回し
地学 30分 グラフ・地図問題 計算系は後で

 

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