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受験生の皆さんこんにちは!「数学の特定の分野だけどうしても点数が伸びない」「模試前に苦手なベクトルだけを一気に復習したい」。そんな悩みを抱える受験生にとって、本記事でご紹介する数研出版の『大学入試10日で極める』シリーズは、その名の通り「短期間での一点突破」を約束する一冊です。
しかし、本当にたった10日で入試レベルまで到達できるのでしょうか?日東駒専レベルから早慶・医学部志望者まで、それぞれの志望校レベルに合わせて、この参考書がどのように機能するのかを、客観的なデータと塾講師の専門的な視点から徹底的に分析します!
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
| 書名 | 大学入試10日で極める シリーズ (場合の数と確率/ベクトル/複素数平面/数列/三角比 など) |
| 著者 | 数研出版編集部 |
| 対象レベル | 基礎〜標準(教科書章末〜入試基礎) |
| 値段 | 各869円(税込) |
| 公式リンク | 数研出版公式サイト |
・「10日間」という明確なゴール設定
終わりが見えないような、分量が多く分厚い参考書と異なり、「1日1テーマ」で必ず完結する構成になっています。モチベーションが維持しやすく、定期テスト前や模試直前の「駆け込み寺」的な存在として最適です!
・教科書傍用問題集のノウハウが凝縮
数研出版ならではの「過不足のない」問題選定が特徴です。奇をてらった問題はなく、入試で頻出の「典型問題」だけが効率よく網羅されています!
・薄いのに解説が丁寧
問題編と解答編が分冊になっているものが多く、問題数に対して解説の分量が確保されています。自学自習で詰まりにくい設計です!
・網羅性は限定的
「10日」に圧縮しているため、全てのパターンを網羅しているわけではありません。難関大の合否を分けるような「応用問題」や「融合問題」への対応力は、これ一冊では対応不足と言わざるを得ません。
・完全初学者にはややハードルが高い
「極める」というタイトルですが、教科書の公式導入レベルから手取り足取り教える講義系ではありません。「一度授業で習ったけれど定着していない」層向けであり、ゼロから学ぶ人には不向きです。
本書は基本的に「Day 1」から「Day 10」までの章立てで構成されており、各日は以下の流れで進みます。
1. 基礎事項の確認: 公式や定理の簡潔なおさらい。
2. 例題: その日のテーマとなる典型問題。
3. 練習問題: 例題の数値替えや類題。
4. 総仕上げテスト(最終日付近): 実戦形式の演習。
偏差値45〜55(基礎〜標準レベル)
教科書の章末問題から、中堅私大・共通テストの基礎レベルまでをカバーしています。青チャートで言えばコンパス1〜3程度の内容が中心です。
この参考書を完遂することで、「見たことある問題なら解ける」状態から、「入試の標準的な小問集合なら確実に得点できる」状態へと引き上げることができます。
特におすすめする受験生:
・日東駒専・産近甲龍レベル志望者: 入試の核となる演習書として使用することをおすすめします!
・MARCH・関関同立レベル志望者: 苦手分野の穴埋め、基礎確認用として使用することをおすすめします!
・国公立・早慶・医学部レベル志望者: 高2までの時期に早期仕上げとして使用する、もしくは単元ごとに忘れてしまったり苦手な分野のリハビリ用として使用することをおすすめします!
ここでは、志望校レベル別に取り組むべき時期の目安をご案内します!
日東駒専レベル志望: 高3の夏休み前までには終わらせて演習に移りましょう!
MARCH~国公立レベル志望: 高3の春休みまで、あるいは苦手発覚後すぐに(10日で終わるため、時期を選ばず学習可能)リハビリとして使用してください!
これらはあくまでも一例です。あなたの現在の学力レベルに合ったオーダーメイドの学習計画を立てたい、、参考書は持っているけど取り組み方が分からない、、などのお悩みを持つ受験生の方は、ぜひ一度スタディコーチに相談してみてください!
この参考書の最大のメリットは「薄さ」と「スピード」です。ダラダラと時間をかけず、短期集中で取り組むことが成功の鍵となっています!
Step 1:期間を決める
「毎日1日分進めて10日で終わらせる」か、「土日で5日分ずつ進めて2週間で終わらせる」か、スケジュールを先に決めて、確保します。
Step 2:例題の完全再現
解説を読んで理解するだけでなく、解答を隠して自力で最後まで記述できるか確認します。
Step 3:間違えた問題のみループ
10日目が終わった後、印がついている(間違えた)問題だけを解き直します。これが「極める」ための仕上げです。
「苦手克服」や「分野別対策」において比較されることが多い、『坂田アキラの面白いほどわかる本』と『数学 基礎問題精講』と表を使って比較しました。
| 比較項目 | 本書(10日で極める) | 坂田アキラの面白いほどわかる本 | 基礎問題精講 |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 短期集中・ドリル形式 (薄さ重視) |
圧倒的な解説量 (講義形式) |
入試頻出の良問網羅 (全分野セット) |
| 到達レベル | 入試基礎〜標準 | 入試標準 | 入試標準〜中堅大合格 |
| 解説の詳しさ | 丁寧だが簡潔 | 超詳細(計算過程も省略なし) | 必要十分(ある程度基礎力要) |
| 問題数と網羅性 | 厳選(穴埋め特化) | 多い(ページ数も多い) | 標準(網羅性が高い) |
| 前提レベル | 教科書学習済み | 初学者からOK | 教科書章末レベル完答 |
| おすすめ度 | ★★★★★ (時間がない・挫折しやすい人) |
★★★★☆ (じっくり理屈から理解したい人) |
★★★☆☆ (全範囲をコツコツ進めたい人) |
今回のように「短期間で苦手克服したい」「モチベーションが続きにくい」受験生にとって、『10日で極める』シリーズは最適解の一つです!
理由は明確で、「達成感のサイクルが早いから」です。『坂田アキラ』本は解説が神レベルにわかりやすいですが、分厚すぎて「読み切る前に心が折れる」リスクがあります。『基礎問題精講』は良書ですが、特定の苦手分野だけをピンポイントで補強するには構成が網羅的すぎるという弱点があります。
まずはこの薄い1冊を「やりきった!」という成功体験を作ってください。それが数学への苦手意識や数学アレルギーを払拭する特効薬になります!
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
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“ベクトルがずっと苦手でしたが、この本を夏休みに集中してやったら模試の偏差値が50から60に上がりました。薄いので周回しやすいのが良かったです。”(私立文系志望 高3)
“確率の分野だけ購入した。余計な情報がなく、必要なパターンだけが載っているので効率が良い。直前期の確認用としても優秀だと感じる。”(国公立理系志望 高3)
“解説はわかりやすいけど、問題数が少なめ。これだけでMARCH以上の入試問題に対応するのは厳しいと感じた。あくまで導入用だと思います。”(難関大志望 高2)
10日で終わらなかったらどうすればいいですか?
無理に10日で終わらせる必要はありません。大切なのは「理解して解けるようになること」です。1日半分ずつ進めて20日かけても全く問題ありません。自分のペースで確実に進めましょう!
共通テスト対策に使えますか?
基礎固めとしては有効ですが、共通テスト特有の「長いリード文」や「会話形式」の問題への対策にはなりません。まず本書で典型的な解法を身につけ、その後に共通テスト専用の問題集へ接続するのがスムーズに成績を上げるための近道です!
『大学入試10日で極める』シリーズは、数学の苦手分野を短期間で手術的に治療するための非常に優れたツールです。
この参考書が特におすすめな人:
✅ 模試やテストで特定の分野だけ点数が低い人
✅ 分厚い参考書だとモチベーションが続かない人
✅ 日東駒専・産近甲龍レベルの基礎を固めたい人
✅ 難関大志望だが、基礎に抜けがあると感じている人
「たかが10日」と侮ることなかれ。この10日間の集中学習が、その後の数学力の伸びを大きく変える土台となります。まずは苦手な1冊を手に取り、週末から始めてみましょう。
本記事を通じて、皆さまの数学に関して感じられているお悩みが少しでも解決し、目標である志望校合格につながることを心から応援しています!
『大学入試10日で極める』シリーズの
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