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2023年03月12日 勉強ブログ-勉強法

【東大式】効果的な模試の復習方法!注意点やなぜやるのかも解説

【東大式】効果的な模試の復習方法!受けっぱなしはNG!弱点克服で合格を掴む勉強計画の立て方

こんにちは、スタディコーチです。高校生になると、何度も「模擬試験(模試)」を受けることになりますね。結果が返ってきて、点数や志望校の判定に一喜一憂している頃かもしれません。

しかし、受けたその模試、「受けっぱなし」で終わっていませんか?実は、多くの高校生がやってしまいがちな「よくある失敗」があります。それは、「解けなかった問題を解き直して、答えを覚えて満足してしまう」という復習です。これでは、せっかくの時間とお金をかけた模試の価値を、半分も活かせていません。

この記事では、現役東大生が実践する「本質的な模試の復習方法」を徹底解説。模試を「過去の結果」ではなく「未来の合格への羅針盤」に変えるための、具体的なやり方を紹介します。弱点を正確に把握し、効率的な勉強計画を立てることで、ライバルに差をつけましょう。

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なぜ模試の復習が重要なのか?合否を分ける2つの理由

そもそも、なぜ模試の復習はそれほどまでに重要なのでしょうか?その理由は、模試が持つ2つの重要な役割にあります。

① 自分の「弱点」を客観的に特定するため

模試の結果は、あなたが「どの分野を苦手としているのか」「どんな形式の問題で間違えやすいのか」を冷徹なデータで示してくれます。自分では得意だと思っていた分野に、思わぬ穴が見つかることも少なくありません。この弱点を正確に把握することが、成績アップの第一歩です。

② 今後の「勉強計画」の質を高めるため

模試の結果は、これまでの勉強法の「成績表」でもあります。弱点がわかれば、「どの科目に、どれくらいの時間を割くべきか」「どの参考書の、どの単元に戻るべきか」といった、具体的な次のアクションが見えてきます。つまり、今後の勉強計画を最適化するための、最高のベンチマークになるのです。

【即実践】東大式・模試復習の3ステップ

それでは、具体的にどのように模試を復習すればいいのかを3つのステップで解説します。模試が終わったら、記憶が新しいうちにすぐ自己採点を済ませ、このステップに取り掛かりましょう。

ステップ1:間違えた問題を「原因」別に分類する

自己採点を終えたら、間違えた問題や正解したけれど自信がなかった問題を「なぜできなかったのか」という原因別に分類します。色付きのペンや付箋を使って、問題番号に印をつけていくのがおすすめです。

【分類の例】

🔴 赤:解説を読んでも理解できない問題(基礎知識の欠如)

🟠 オレンジ:解説を読めばわかるが、本番では解けなかった問題(知識の応用力不足)

🟡 黄:ケアレスミス(計算ミス、読み間違いなど)

🔵 青:時間がなくて解けなかった問題(時間配分の問題、演習不足)

⚫️ 黒:偶然あっていた問題(根拠なく選んだ)

この作業で「自分はケアレスミスが多いな」「応用問題になると途端に解けなくなるな」といった、ミスの全体的な傾向が見えてきます。

ステップ2:間違えた「本当の理由」を分析・言語化する

次に、分類した問題一問一問に対して「なぜ間違えたのか」を具体的に分析し、付箋などに書き出して問題の近くに貼っておきましょう。この「言語化」が非常に重要です。

【分析の例】

「二次関数の最大・最小の『場合分け』の考え方が理解できていなかった。」

「この英文法の仮定法過去完了の形を忘れていた。」

「本文の傍線部と選択肢の単語を照合するプロセスを飛ばして、雰囲気で選んでしまった。」

同時に、「どうすれば正解できたのか」というプロセスも解説を読みながら考え、まとめておきます。この分析こそが、あなたの弱点を具体的な課題へと変えるカギとなります。

ステップ3:「解き直し」で知識を定着させる

分析して終わりでは、弱点は克服できません。必ず「解き直し」を行いましょう。タイミングが重要です。

1

1回目:模試から1〜2週間後
まずは、印をつけた全ての問題を解き直します。ここでスラスラ解けるかを確認しましょう。

2

2回目:模試から1ヶ月後
再度、同じ問題を解き直します。1ヶ月経っても問題なく解けるなら、その知識は定着したと言えるでしょう。もし間違えてしまったら、その問題は要注意です。さらに2週間後など、間隔をあけて何度も挑戦しましょう。

 

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【学習コーチからのワンポイント】

解き直しの目的は、その問題の「解法を暗記する」ことではありません。重要なのは、初見の問題でも通用する「考え方」や「知識」を身につけることです。模試と全く同じ問題が入試に出る可能性は低いですが、同じ考え方を使う問題が出る可能性は非常に高いのです。

復習の真髄:東大首席が教える「未来を変える」勉強計画への活かし方

ここまでの3ステップで、模試の「問題」に対する復習は完了です。しかし、本当の復習はここから始まります。東大首席合格者が口を揃えて言うのは、「模試の復習は、模試後の数日で終わるものではなく、次の模試までの数ヶ月かけて完成させるものだ」ということです。

ステップ2で見つけた自分の弱点や課題を、今後の日々の勉強に落とし込み、根本的な学力向上に繋げなければなりません。

1

苦手分野の「集中対策期間」を設ける

分析の結果、「二次関数が弱い」と判明したなら、今後2週間の数学の勉強時間の半分を二次関数の復習に充てる、といった計画を立てます。自分が使っている参考書に戻り、基礎から徹底的に復習しましょう。模試で間違えた問題の類題を解くのも非常に効果的です。

2

得意科目・分野の学習バランスを調整する

苦手対策に100%の時間を注ぎ込むのは危険です。数学ばかりやっていたら、得意だったはずの英語の長文が読めなくなってしまった、というケースは少なくありません。特に暗記が多い社会や、「慣れ」が必要な英語などは、毎日少しでも触れる時間を確保するなど、全体のバランスを考えた計画修正が重要です。

よくある質問(Q&A)

Q.

模試の復習全体に、どれくらいの時間をかければいいですか?

A.

即日行う自己採点〜ステップ3までの「直接的な復習」は、受験科目数にもよりますが、試験時間と同じか、それ以上の時間(例:5教科なら合計8〜10時間程度)を週末などに確保して一気にやるのが理想です。そして、そこから派生した「勉強計画への反映」は、次の模試まで継続的に行うものになります。

Q.

志望校の判定が悪すぎて、復習するやる気が出ません…

A.

その気持ち、とてもよくわかります。しかし、見方を変えれば、悪い判定は「合格までにやるべきことが、これだけ明確になった」という最高のプレゼントです。伸びしろがたくさんある証拠でもあります。点数や判定そのものに落ち込むのではなく、「どこを、どう伸ばすか」という未来に向けた作戦会議の材料として、前向きに活用しましょう。

まとめ:模試を最強の学習ツールに変えよう!

模試は、1回数千円の費用と、丸一日の貴重な時間を投資するものです。その価値を最大限に引き出すかどうかは、復習の質にかかっています。

今回ご紹介した内容をまとめると、以下の通りです。

✔ 模試が終わったら即、自己採点と「原因分析」に着手する。

✔ 「分類→分析→解き直し」の3ステップで、ミスを徹底的に潰す。

✔ 分析結果を元に「今後の勉強計画」を見直し、実行して初めて復習は完了する。

ぜひ、この記事で紹介した東大式の復習方法を実践して、一つ一つの模試を合格への確実なステップに変えていってください!

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