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毎日の学習の中でノートは大きな存在ですよね。
しかし、
「何となく板書を丸写ししているだけ…」
「見た目は綺麗だけどいまいち頭に入っている感じはしない…」
このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、成績を上げるのに効率的なノートの取り方を説明していきます。
この記事を読んで、ノートの取り方にまつわる悩みを解消する参考にしてみてください!
そもそもノートを取る目的とは何でしょうか?
それは「とにかく綺麗なノートを作る!」ということではなく、「最終的に成績をアップさせること」ですよね。
そのためには、ゆっくりと丁寧にノートを取り過ぎて授業の一部を聞き逃すようなことがあっては困ります。
しかし、スピード感を重視して素早くノートを取ったせいで復習のときに読みづらいといったことがあってもいけません。
大事なのは、学習がスムーズに進み内容理解が捗るノートの取り方を知ることです。
予習、授業、復習の関連の仕方を知るとともに、それらを効率的に行えるノートの取り方を紹介していきます!
学習スタイルは人それぞれだとは思いますが、ここでは授業を受けることに加えて予習・復習も行うことをおすすめします。
予習をすると、理解の曖昧な部分が事前にわかるので授業中大事な箇所の聞き漏らしを防ぐことができる一方、逆に既に理解できている部分ではリラックスして授業を受けられるので、集中力が持続しやすいです。
復習をすると、授業中の説明でわかった気になっていただけの箇所などの発見、対策ができるのでぜひ行ってみてください。
ここで説明した通り、予習・授業・復習は大きく繋がっていて、全て揃うことで大きく学習効率が上がります。
このことを踏まえたノートの取り方をこれから説明していくので、ノートをきっかけに予習・授業・復習3つをぜひ学習に取り入れてください!
これから成績が上がるノートの取り方について、予習・授業・復習の場面別に分けて説明していきます。
3つは密接に繋がっているので、その点に注意してぜひ参考にしてみてください!
これまで説明してきた通り予習・授業・復習を行う場合、ノートを取る順番もこの通りですよね。そこで、このノートを取る順に取り方を説明していきます!
予習は教科書を読むだけの科目もあれば、教科書を読んで例題を解いてみることもあるかと思います。
どのような予習の仕方であれ、ノートに書き込むのは、理解度合いに応じて◯、△、×など記号で記す所感と授業を聞いて明らかにしたいポイントのメモ程度で十分です。
ノートの左端から幅1cmくらい空けて上から下まで線を引き、その枠の中に所感と教科書の該当ページをメモしておきましょう。
ノートの右端から幅3〜4cmくらい空けて上から下まで線を引き、その枠の中には不明
ポイントのメモを書いてみてください。
無駄にカラフルにしても見づらくなるだけなので、基本的には予習段階の文字は全て黒にするのがおすすめです。
先にも述べた通り、予習をして臨む授業は力の入れ具合に緩急がつけられるので余裕が生まれやすいです。授業中の余裕があるタイミングで、別の理解しきれていない部分などを再考してみるのも良いかもしれません。
ノート左側に予習のとき引いた線の横に、さらに1cmほど空けてもう2本、線を引いてみてください。
この新たな2欄の内の左側の欄に、授業を受けての所感を記号でメモしておきましょう。予習段階での所感に対応する位置に書くようにしてください。復習の際に役立てられます。
授業内容そのものは、左側と右側にそれぞれ引いた線の間の広い空間を使って書いてください。
このとき、何もかもを丸写しするのではなく、「重要なことだけを書こう」と意識してノートを取るように心がけてみましょう。そうすると、授業中にも能動的に頭を働かせやすく、板書はされていないがメモすべき重要な先生の発言などにも気がつきやすいです。
また、このような内容も書き込むことができるように予めたっぷりと余白をとってノートを取ってください。
ノートを取る際にはなるべく頭でものを考えるのと同じ速度で書くようにすると、書いている言葉や文章の内容を飲み込みやすいです。
予習段階で右端にメモした不明ポイントに対する解答が授業内でわかればメモし、わからなければ授業後に速やかに先生に質問してみても良いですね。
色使いに関しては、重要度別に自分の中で2色ほど設定するのがおすすめです。極めて重要なことや必ず覚えなければならないことは赤、赤の内容には劣るが比較的重要なことは青、などと設定しましょう。
しかし異なる色のペンに頻繁に持ち替えるのは面倒ですよね。
そのため、黒、赤、青が1本になっているタイプのペンを使うことや、黒一色しか使わないこともおすすめします。黒一色に限定する際には、極めて重要なことには波線を付け、それなりに重要なことには傍線を付ける、などの工夫をしましょう。
いざ復習をしようと思っても、何がわかっていて何がわかっていないのかを把握するところから始めようと思ったら大変ですよね。
しかしこれまで説明した通りのやり方でノートを取っていると、◯、△、×などの記号でメモしてあるので一目瞭然です。
予習段階で×だったが授業で◯になったものは、本当にわかっているか疑いながら確認したり、どちらの段階でも◯だったものは軽く目を通す程度にしたり、とそれぞれの出来に応じて力のかけ方を変えましょう。
そして復習してみての所感も、予習、授業の所感メモの隣の余っている欄にメモするようにしてください。△や×のような結果になった原因は何なのかも簡単にメモしておくと、さらに後で見返すときに勉強しやすいです。
定期テスト前などに、この欄を見返すことで必要なところにだけ適切に時間をかけて勉強することができます。
テスト前に限らず定期的に、△や×がついている問題だけでも復習していると大きく成績を上げられるかもしれません。
これまで、予習編・授業編・復習編に分けてノートの取り方を説明してきました。
自分がどこでどのように間違えたのかがわかりやすく、重度別に設定された色を参考に、重点的に目を通すべき箇所が明確なノートになっているはずです。
成績を上げるには、平等に与えられている時間を人よりも効率的に使うことが重要です。
このノートの取り方は、勉強の効率を大きく上げる一つの方法になると思います。
そのため、紹介したノートの取り方をぜひ参考にしてみてもらいたいです。この記事が皆さんの学習の力に少しでもなれば幸いです!
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R.K.
東京大学文科三類1年。現役東大生の観点から受験や勉強に関する様々な情報をお伝えします!