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「政治・経済の参考書ってどれがおすすめ?」「選び方のポイントは?参考書はどのように活用すべき?」などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
政治・経済は歴史系科目ほど暗記事項は多くないものの、そのぶん思考力を問う問題が多かったり、時事問題が出題されたりするため、入念な対策が必要です。
今回は現役東大生が厳選した政治・経済の勉強におすすめの参考書を6冊紹介します。選び方のポイントや参考書の活用法なども合わせて解説するので参考にしてください。
ひとくちに「政経の参考書」と言っても、内容もレベルも千差万別で種類もたくさんあり、何を選んだらいいか迷ってしまいますよね。そこで、まず参考書を選ぶ3つの基準を紹介します。
「自分が何のために参考書を使うのか」「その参考書が何を目的にしているのか」を確認しましょう。その2つを照らし合わせて、自分のレベルにあった参考書を選ぶと良いでしょう。
共通テスト政経の問題は、思考力を問うものが多いです。だからこそ、答えだけではなく「なぜその答えに辿り着いたか」を理解することが重要です。そこで、解法や問題の解説がしっかりなされている参考書を選びましょう。
共通テスト対策のためには多くの問題量をこなし、傾向を掴むことが重要です。問題集を購入するのであれば、参考書にどのくらいの問題量があるかを確認してみましょう。
参考書の選び方がわかったところで、ここから現役東大生がおすすめする参考書を6冊に厳選してご紹介します。基礎固め〜過去問演習までレベル別にご紹介しているので、自分の現在の実力に合わせて必要なものを選んでみてくださいね。各レベルにつき1冊を徹底的に使い込むことをお勧めします!
高校の授業を受けても内容がよくわからない人や、政経を独学しようとしている人はまず基礎固めを目的とした参考書を使用しましょう。スタディコーチがおすすめするのは以下の2冊です。
高校基礎レベルから政経の内容を解説している本です。楽しく視覚的にわかりやすい参考書になっているので、活字を追うのに苦手意識を持っていても読めるようになっています。チェック問題もついているので、インプットした内容を確認することができます。
こちらの参考書は、各テーマの要点整理、重要ポイントの解説、チェック問題で構成されています。要点に絞った解説をしているので、前者の参考書では簡単するようだったらこちらを使用してみると良いでしょう。
基礎固めが終わり、内容が7割程度頭に入ったら問題演習に移りましょう。共通テストで高得点を取ることを目標としているのであれば、共通テストの問題傾向に慣れることが重要です。
「大学共通テスト倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本」は、共通テスト対策の定番の参考書です。初めて倫理・政治経済を勉強する人も理解できるように、わかりやすい解説と図を用いて説明しています。この解説を読みながら確認問題を解いていけば共通テストで8割程度の点数は確保できるでしょう。ただ、9割以上の高得点を獲得したい場合はこれ一冊では足りないので、次の問題集を使用してみましょう。
センター試験の過去問を再構成して作成されたの問題集です。単元ごとの基礎的な理解を目指すステップ1と各単元についてのより本格的な実戦問題を解くステップ2の2段階構成になっており、段階的に理解度を上げることができます。センター試験を土台にしていることもあり、共通テストレベルの頻出テーマが網羅的に収録されているので、共通テスト対策として政治・経済の基礎を固め、問題に慣れるのに最適です。
①と②が終わり、共通テスト本番が近づいてきたらいよいよ過去問演習や本番形式の演習に入りましょう。共通テストで高得点を狙っている方は、過去問だけではなく「共通テストよりも少し難しい」レベルの問題までチャレンジしておくとより安心して本番を迎えられるでしょう。
オリジナル模試4回分を掲載した人気の高い参考書です。4回分で倫理・政治・経済分野の学習範囲のほとんど全てを網羅した学習を行えるため、効率よく共通テストの勉強ができます。本番と同じような難易度なので本番形式の演習をしたい人におすすめです。
共通テストよりも少し難しく、駿台のオリジナル問題を多数収録した私大やMARCH向けの実戦用問題集です。難易度の高い問題が多数あり、共通テストでは物足りない方や共通テストで確実に高得点を取りたい人にも向いています。分かりやすい解説も人気で、得点力をアップさせたい方にもおすすめです。
政経の得点を上げるためには、演習だけでなくインプットも重要です。政経は特定の社会問題や思想をテーマにしていることが多く、それを理解しておくことで格段に問題が解きやすくなります。そこで、この記事では番外編として政経の理解度を上げるためにおすすめの本を紹介します。
時事問題は、大学の入試試験や共通テストでよく出題されます。そのため、網羅性の高い参考書でなければ、試験で知らない時事問題にあたってしまう可能性があります。そこで、時事問題がまとまった参考書は手元に置いておきましょう。時事問題は常に更新されているので、参考書に頼るだけではなく新聞やニュースを毎日チェックするようにしましょう。
「ナショナリズム」「グローバリズム」「リベラリズム」「リバタリアン」など、聞いたことはあるけど具体的に何を指すかよくわかっていない概念、ありますよね?実はこれらは政経の頻出テーマであるにもかかわらず、教科書だけでは理解し難い分野でもあります。この本はそれらの政治的な思想や概念を図解してくれる参考書です。イラストや図が多いので文字を追うのが苦手でも読みやすいです。
ここまで政経の参考書を紹介してきました。使ってみたい参考書は見つかったでしょうか?ここで1つ注意点です。大学の中には、政経を受験科目として認めていないものもあります。そのため、自分の志望校の受験に政経が使用できるかどうか確認しておきましょう。
また、スタディコーチでは政経の勉強法や、政経と併用されることの多い倫理の勉強方法についても紹介しています。こちらの記事も是非参考にしてみてください。
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