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こんにちは!スタディコーチセンター南校です。
テストや模試のアドバイスでよく聞く
「解ける問題から解こう」 という言葉。
でも、
「なぜそれが良いのか?」
「本当に効果があるの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
実はこの方法、
心理学的にも、得点戦略的にも、最も合理的な解き方 なんです。
今回は、「解ける問題から解く」ことのメリットを心理学と戦略の両面から解説していきます。
人間の脳は、
「成功体験を得ると集中力が高まる」 特性があります。
これは心理学で「成功のブースト効果」と呼ばれ、
・自己効力感(できる感覚)が上がる
・不安が減り、判断力が安定する
・脳の前頭葉が活性化し、集中状態に入る
といった現象が起きます。
焦る
時間を浪費する
ペースが乱れる
自信が下がる
ここからメンタルが崩れ、点数全体に悪影響が出ます。
序盤で確実に正解を積み上げることで、
脳が“成功モード”に入り、安定したパフォーマンスを発揮できる のです。
認知科学では、
高い負荷のタスクの前に、軽い負荷のタスクを行うとパフォーマンスが上がる
という研究があります。
つまり、
ウォームアップなしでいきなり難問に挑むのは、
準備運動なしで全力疾走するようなもの。
→ 読解負荷が低い
→ 思考がスムーズに流れる
→ “テスト脳”がオンになる
こうして脳が温まってから難しい問題に入ることで、
判断力・読解力・計算力が安定し、正答率が上がる のです。
「解ける問題から解く」は、
実は 得点の最大化戦略として最も効率的 です。
テストは“できる問題”も“苦手な問題”も同じ配点。
ならば、
短時間で確実に点になる問題から取る
時間泥棒の問題は後回しにする
のは当然の選択です。
“最もコスパの良い問題から取れ” ということ。
難問に10分かけて落とすより、
解ける5問を先に取りきるほうが、
圧倒的に点数が上がる のです。
時間が足りない人ほど、
「難問に固執するクセ」があります。
でも、テスト中にやるべきことは
“できる問題で確実に点数を積み上げる” こと。
難問は後回しにすると時間の見通しが立ちやすくなり、
「あと何分で何ができるか」が明確になります。
30秒悩んだら飛ばす
計算が複雑だと思ったら飛ばす
長文が読みにくければ飛ばす
これだけで時間管理が安定し、
最後まで解き切れるようになります。
「解ける問題から解く」ことは
メンタル面の安定にも直結します。
自信がつく
焦りが減る
ペースが整う
落ち着いて読める
手が震えなくなる
心理が安定すると視野も広くなり、
難問でも落ち着いて処理できるようになります。
「解ける問題から解く」――
これは勉強法ではなく、
脳の仕組みに基づいた“勝ち方” です。
ポイントは3つ。
心理学:成功体験が集中力を高める
認知科学:脳は“簡単→難しい”が効率的
戦略:得点を最大化するための最適解
誰でも今日から実践できますし、
本番での安定感が圧倒的に変わります。
スタディコーチセンター南校では、
得点を最大化する解き方・思考法まで丁寧にサポートしています。
一緒に“勝てる解き方”を身につけましょう!