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2025年12月09日 センター南校ブログ

【2025年12月9日】  解ける問題から解く理由(心理学的・戦略的)〜センター南校ブログ〜

【受験テクニック】なぜ“解ける問題から解く”べきなのか?──心理学×戦略で徹底解説

こんにちは!スタディコーチセンター南校です。

テストや模試のアドバイスでよく聞く

「解ける問題から解こう」 という言葉。

でも、

「なぜそれが良いのか?」

「本当に効果があるの?」

と疑問に思ったことはありませんか?

実はこの方法、

心理学的にも、得点戦略的にも、最も合理的な解き方 なんです。

今回は、「解ける問題から解く」ことのメリットを心理学と戦略の両面から解説していきます。


◆ ① 心理的メリット:最初の成功体験が“脳のウォームアップ”になる

人間の脳は、

「成功体験を得ると集中力が高まる」 特性があります。

これは心理学で「成功のブースト効果」と呼ばれ、

・自己効力感(できる感覚)が上がる

・不安が減り、判断力が安定する

・脳の前頭葉が活性化し、集中状態に入る

といった現象が起きます。

✔ テスト序盤に難問へ突撃すると…

  • 焦る

  • 時間を浪費する

  • ペースが乱れる

  • 自信が下がる

ここからメンタルが崩れ、点数全体に悪影響が出ます。

✔ だからこそ「解ける問題から」が有利

序盤で確実に正解を積み上げることで、

脳が“成功モード”に入り、安定したパフォーマンスを発揮できる のです。


◆ ② 認知科学の視点:脳は“簡単→難しい”の順で動きやすい

認知科学では、

高い負荷のタスクの前に、軽い負荷のタスクを行うとパフォーマンスが上がる

という研究があります。

つまり、

ウォームアップなしでいきなり難問に挑むのは、

準備運動なしで全力疾走するようなもの。

✔ 簡単な問題

→ 読解負荷が低い

→ 思考がスムーズに流れる

→ “テスト脳”がオンになる

こうして脳が温まってから難しい問題に入ることで、

判断力・読解力・計算力が安定し、正答率が上がる のです。


◆ ③ 戦略的メリット:得点最大化に最も有効な順番

「解ける問題から解く」は、

実は 得点の最大化戦略として最も効率的 です。

✔ 得点は「時間×難易度」の戦略で決まる

テストは“できる問題”も“苦手な問題”も同じ配点。

ならば、

  • 短時間で確実に点になる問題から取る

  • 時間泥棒の問題は後回しにする

のは当然の選択です。

✔ 言い換えると……

“最もコスパの良い問題から取れ” ということ。

難問に10分かけて落とすより、

解ける5問を先に取りきるほうが、

圧倒的に点数が上がる のです。


◆ ④ タイムマネジメント:難問は“後ろに飛ばす”文化を作る

時間が足りない人ほど、

「難問に固執するクセ」があります。

でも、テスト中にやるべきことは

“できる問題で確実に点数を積み上げる” こと。

難問は後回しにすると時間の見通しが立ちやすくなり、

「あと何分で何ができるか」が明確になります。

✔ ルールを決めるのも効果的

  • 30秒悩んだら飛ばす

  • 計算が複雑だと思ったら飛ばす

  • 長文が読みにくければ飛ばす

これだけで時間管理が安定し、

最後まで解き切れるようになります。


◆ ⑤ 本番での精神安定剤として最強

「解ける問題から解く」ことは

メンタル面の安定にも直結します。

  • 自信がつく

  • 焦りが減る

  • ペースが整う

  • 落ち着いて読める

  • 手が震えなくなる

心理が安定すると視野も広くなり、

難問でも落ち着いて処理できるようになります。


◆ まとめ:これは“姑息なテクニック”ではなく“科学的に正しい戦略”

「解ける問題から解く」――

これは勉強法ではなく、

脳の仕組みに基づいた“勝ち方” です。

ポイントは3つ。

  • 心理学:成功体験が集中力を高める

  • 認知科学:脳は“簡単→難しい”が効率的

  • 戦略:得点を最大化するための最適解

誰でも今日から実践できますし、

本番での安定感が圧倒的に変わります。

スタディコーチセンター南校では、

得点を最大化する解き方・思考法まで丁寧にサポートしています。

一緒に“勝てる解き方”を身につけましょう!

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