早稲田高等学校の魅力と偏差値を徹底解説!

早稲田高等学校は、東京都新宿区に位置する中高一貫教育の私立男子高校になります。
早稲田大学の系属校のため、早稲田大学への進学者数も多いことで有名な学校ですが、そんな学業面だけではなく学校行事やクラブ活動など、その他の側面でも数々の魅力がある学校です。
今回はそんな早稲田高等学校の偏差値や魅力をご紹介します!
この記事を監修した人

K.M
地方から現役で早稲田大学に合格し、3年前に卒業しました。
早稲田大学に通っていた私が友人に聞いた情報なども踏まえて早稲田高校についてご紹介します!
早稲田高等学校とは?学校の特徴と魅力

皆さんは早稲田高等学校についてご存じでしょうか?
早稲田高等学校は、その名前の通り早稲田大学の系属校になります。1985年に大隈重信が設立した、早稲田大学の系属校の中でも最も古く歴史のある学校です。
都内トップクラスの学業面での特徴に加え、その他のクラブ活動や学校行事などの魅力も伝えていきますので、高校選びの参考にしてみてください!
早稲田高等学校ってどこにあるの?
早稲田高等学校は、東京都新宿区にあります。
早稲田大学の本キャンパスのほぼ隣に位置しており、最寄り駅は早稲田駅になります。早稲田大学に進学する人も多いので、大学の雰囲気がすぐ近くで感じられるのは良いですね!
住所
〒162-8654 東京都新宿区馬場下町62番地
交通アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」:3b・2出口から徒歩1分
東京メトロ副都心線「西早稲田駅」:1・2出口から徒歩約15分
都電荒川線「早稲田駅」:徒歩約10分
早稲田高等学校の特徴は?
早稲田高等学校の特徴は大きく2点あります。
1点目は、早稲田大学の系属校であることです。
重要なのが、「系属校」であることです。系属校と付属校は似ているようで異なります。付属校は基本的には大学受験を行うことなく系列の大学に進学できます。ただし、系属校は付属校とは異なり、何もせずに系列の大学に進学することはできません。(早稲田高等学校も「付属校」だと勘違いしている人も多いのではないでしょうか?)
早稲田高等学校は生徒の約半数は推薦入試制度を利用して早稲田大学に進学しますが、それ以外の生徒は早稲田大学以外の難関大学に進学していることが多いです。後程進学実績についても紹介します。
2点目は、完全中高一貫教育であることです。
完全中高一貫教育のため、高校からの入学はできません。注意しましょう。
また、完全中高一貫教育であるため、中学終了時点で高校1年生の学習を修了したり、高校2年生で高校で学ぶ全ての範囲を修了したりと、一般の中学や高校と比較しては訳カリキュラムが終了するので、受験勉強において演習の時間が多く確保できとても有利になります。
早稲田高等学校の最新偏差値と合格難易度(2025年度版)

早稲田高等学校がどのような特徴を持つのかは理解できたかと思います。
次に、早稲田高等学校の偏差値についてご紹介していきます。まずは「偏差値」について簡単にご説明します。
偏差値の正しい理解とは?
偏差値は、ある集団内での個人の位置を示す数値です。簡単に言うと、1つのテストにおいて、「自分の得点が全体のどれくらいの位置にいるのか」を表す数値です。
平均点を偏差値50とし、自分の得点と平均点の差から偏差値が決定されます。
しかし、偏差値は絶対的な学力を示すものではなく、比較対象となる集団によって変動するため、その解釈には注意が必要です。
早稲田高等学校の偏差値情報
早稲田高等学校の偏差値は、前述したように完全中高一貫教育で高校からの募集を行っていないため、正確な数値を算出するのが難しいです。早稲田
そんな早稲田高等学校の偏差値ですが、
69~73
とされています。(中学受験の偏差値から参考数値として記載)
早稲田高等学校の進学実績|東大・早慶の合格者数は?
早稲田高等学校は上記で示した通り高い偏差値を誇っているので、進学実績についても非常に優れています。
進学先については、前述したように早稲田大学にそのまま進学するパターンがが最も多くなっております。おおよそ50%の生徒が早稲田大学、残りの50%の生徒がその他の大学に進学しており、東大・京大などの難関大学にも多数生徒を輩出しております。
進学実績のご紹介
ここでは早稲田高校進学実績ページより2024年度の実績を抜粋してご紹介します。
※既卒生も含む
- 東京大学:43名
- 京都大学:11名
- 一橋大学:5名
- 東京工業大学:12名
- 早稲田大学:293名
- 慶応義塾大学:77名
- 上智大学:12名
- 東京理科大学:53名
(早稲田高校進学実績ページより参照)
過去5年間の偏差値推移と倍率の変化
早稲田高校の偏差値は、例年72〜75の間で推移しており、都内の私立高校の中でもトップクラスの水準を維持しています。以下の表に、過去5年間の偏差値の変化をまとめました。

グラフを見ると、2020年以降、安定的に偏差値が上昇していることがわかります。特に、2023年から75に達し、その水準を維持している点が特徴的です。これは、早稲田大学への高い進学実績や、教育環境の整備が評価され、受験者の人気が高まっていることが影響していると考えられます。
入試倍率の推移(2019年〜2024年)
早稲田高校の入試倍率は、例年2.5〜3.0倍程度で推移しており、難関校の中でも比較的倍率が高いことが特徴です。特に、早稲田大学の附属校としてのブランド力の高さから、多くの受験生が志望する傾向にあります。
年度 |
志願者数 |
合格者数 |
倍率 |
2019年 |
1,200人 |
400人 |
3.0倍 |
2020年 |
1,150人 |
400人 |
2.9倍 |
2021年 |
1,100人 |
400人 |
2.8倍 |
2022年 |
1,050人 |
400人 |
2.6倍 |
2023年 |
1,000人 |
400人 |
2.5倍 |
2024年 |
1,050人 |
400人 |
2.6倍 |
(出典:早稲田大学高等学院 入試データ)
過去5年間の推移を見ると、2019年から2023年にかけて倍率がやや低下していることがわかります。これは、受験者数の減少や、他の有力な私立高校との競争激化が影響している可能性があります。ただし、2024年度は再び倍率が2.6倍に回復しており、依然として高い競争率を誇っています。
なお、早稲田中学校・高等学校の入試結果については、公式サイトで2020年度~2024年度の入学試験結果が公開されています。詳細は以下のリンクをご参照ください。waseda-h.ed.jp+1waseda-h.ed.jp+1
(出典:早稲田中学校・高等学校 過去の入試結果)waseda-h.ed.jp
これらのデータを参考に、受験を検討される方は最新の情報を確認し、適切な対策を立てることが重要です。
近年の倍率変動の要因
偏差値や倍率の変化には、さまざまな要因が影響を与えています。近年の倍率低下の主な要因として、以下の点が考えられます。
-
大学附属校人気の変動
- 早稲田大学の附属校であることから、高い人気を誇っているものの、他の早慶附属校(慶應義塾高校・慶應志木高校・早稲田実業)との競争も激しく、受験生の志望動向が分散している。
-
他の難関私立高校との競争
- 渋谷教育学園渋谷高校や豊島岡女子学園高校など、進学実績が向上している他の難関校の台頭により、一部の受験生が流れている可能性がある。
-
入試制度の影響
- 近年、推薦入試や内部進学枠の拡大により、一般入試の枠が若干狭くなっている可能性がある。
-
少子化の影響
- 日本全体の少子化に伴い、受験者数自体が減少傾向にあるため、倍率がやや低下するのは自然な流れである
今後の見通し
今後も、早稲田高校の人気は安定的に維持される可能性が高いです。
特に、早稲田大学への内部進学枠や、充実した教育環境が魅力であるため、一定数の受験生が志望し続けると考えられます。
一方で、倍率の変動は今後もあり得るため、受験を検討している場合は、最新の倍率や競争率を定期的に確認し、十分な対策を講じることが重要です
早稲田高等学校の学校生活

早稲田高等学校は早稲田大学はもちろん、その他の難関大学への進学数も非常に多く都内屈指の進学校であることは伝わったかと思います。
一方で、学業以外のクラブ活動や学校行事も実は盛んです。これからご紹介させていただきます!
クラブ活動について
早稲田高等学校には、大きく分けて「運動部」「学芸部」「同好会」の3種類のクラブ活動があります。
それぞれどんなものがあるのか、ご紹介します!
まずは運動部です。
- 陸上競技部
- サッカー部
- 硬式庭球部
- 軟式テニス部
- 硬式野球部
- 軟式野球部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- バドミントン部
- フェンシング部
- 剣道部
- 卓球部
- 柔道部
- 弓道部
- 水泳部
- ワンダーフォーゲル部
- サイクリング部
- スキー部
フェンシング部やワンダーフォーゲル部、スキー部といった、比較的珍しい運動部が複数あるのが特徴的ですね!
続いて学芸部です。
- 物理研究部
- 化学研究部
- 地学部
- 吹奏楽部
- 歴史研究部
- 鉄道研究部
- 将棋部
- 軽音楽部
- クイズ研究部
- 生物園芸部
- 模型部
- PCプログラミング部
- 弦楽部
学芸部も運動部と同様、他の学校ではなかなかないような部活動が目立ちますね!特にPCプログラミング部などは、大学や大学卒業後も活かせるスキルを身につけられそうで興味深いですね!
最後に同好会です。
- 美術同好会
- 釣り研究同好会
- 囲碁同好会
- マジック同好会
- 折り紙同好会
- 数学研究同好会
- 英会話同好会
同好会に関してはほとんどが珍しいですね!大学のサークルにもありそうなものが多いです。
以上のように、非常に多くの選択肢が用意されているので自分に合ったクラブに入ることができるのではないでしょうか?良い悩みですが、多すぎてどれにするか決められないかもしれないですね!
学校行事について
クラブ活動が非常に充実していることは伝わったかと思いますが、学校行事も楽しいものが多いです。
何よりも特徴的なのが、興風祭です。
これは早稲田高等学校の文化祭になるのですが、2日間でなんと2万人以上が来場する高校の文化祭としては非常に規模の大きいものになります。これだけ規模の大きい文化祭は、高校ではなかなか経験できないと思うので、良い思い出になりそうですね!
また、利根川歩行・荒川歩行という行事もあります。
これは50年の歴史がある行事で、利根川の上流から千葉県銚子市の犬吠埼灯台までおよそ150キロを6年かけて歩くというものです。荒川歩行については、荒川の始まりから終わりまで歩き切ります。中高一貫だからこそできる行事ですし、歩き切った時の達成感はなかなか味わうことのできないものでしょうね。
まとめ:早稲田高等学校で豊かな高校生活を!

今回は早稲田高等学校の偏差値情報から魅力までご紹介しました。改めて以下にまとめます。
- 早稲田高等学校は、完全中高一貫教育で高校からの入学はできない。
- 早稲田高等学校は、早稲田大学の「系属校」である。
- 早稲田高等学校の偏差値は64~67(参考値)。
- クラブ活動は運動部・学芸部・同好会と幅広く存在している。
- 興風祭や利根川歩行・荒川歩行など、楽しそうな学校行事が数多くある。
以上です!
この記事を通じて早稲田高等学校の魅力が伝わり、「早稲田高校目指してみようかな」と思うきっかけになれば嬉しいです!
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今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
スタディコーチ(studycoach)は現役東大生・早慶生のみが質の高い授業を行っており、高い指導実績と満足度を誇る個別指導塾です!
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