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2025年06月06日 浪館校ブログ

成績が上がる人は「休憩のとり方」が違う?

成績が上がる人は「休憩のとり方」が違う?

勉強を頑張っている高校生のみなさん、普段「休憩」ってどうしていますか?

「ちょっとスマホ見よう」と思ったら30分以上経っていた、気づいたら寝てしまっていて夜中に焦った、というような経験は誰しもあるのではないでしょうか。勉強の合間に何をするか、どんなふうに時間を過ごすかは、意外と成績に直結します。今回は、塾に通って成績を伸ばしている生徒たちがどのように“休憩”と付き合っているのかをご紹介しつつ、あなたの勉強効率を上げるヒントをお届けします。

 

 

勉強時間だけで成績は決まらない

よく「毎日5時間勉強しているのに成績が上がらない」と悩む声を耳にします。しかし、重要なのは“勉強している時間”ではなく、“集中している時間”です。人間の集中力には限界があり、何時間も連続で集中し続けることはできません。むしろ、適切なタイミングで休憩を取り、脳と身体をリセットすることが、結果的に勉強効率を高める近道なのです。

では、どのような休憩の取り方が良いのでしょうか?ここからは、成績が上がる人が実践している“休憩の技術”をご紹介します。

 

1. ポモドーロ・テクニックを活用する

勉強に集中する時間と休憩時間をあらかじめセットで考える方法として、最も有名なのが「ポモドーロ・テクニック」です。これは、25分間の集中と5分間の休憩を1セットとし、それを繰り返すという時間管理術です。4セットごとに15〜30分程度の長めの休憩を取るのが基本です。

この方法のメリットは、最初から「25分だけ頑張ればいい」と思えるため、心理的ハードルが下がること。そして、休憩時間が決まっていることで、ダラダラとスマホを見続けてしまうことも防げます。

ポイントは、“集中が切れてから”ではなく、“集中が切れる前”に休憩を取ることです。これにより、常に高いパフォーマンスで勉強を続けられます。

 
 

2. スマホ休憩は“脳を疲れさせる”

「勉強の合間にスマホでYouTubeやSNSを見ている」という人も多いでしょう。しかし、スマホから得られる大量の情報は、脳にとって休憩ではなく“刺激”です。実際には脳は働き続けており、むしろ疲労が蓄積されてしまいます。

スマホを見ること自体を完全に否定するわけではありませんが、少なくとも“脳を休ませたい時の休憩”としては向いていません。特に、動画やSNSのタイムラインのように情報量が多いものは避けるのが賢明です。

では、どのような休憩が脳のリフレッシュにつながるのでしょうか?

 
 

3. 良質な休憩のとり方とは?

脳を休ませるためには、「情報のシャットアウト」と「身体のリフレッシュ」がキーワードです。おすすめの方法は以下の通りです:

  • 軽いストレッチやラジオ体操をする

  • 窓の外を眺めて遠くを見る

  • 深呼吸や瞑想を行う

  • 静かな音楽を聴く(歌詞のないもの)

  • 水やお茶をゆっくり飲む

このような休憩は、脳への情報入力を最小限にしながら、心身の緊張をほどくことができます。特に、姿勢を変えたり、目を動かしたりすることは、脳への血流を促し、集中力の回復に効果的です。

 
 
 

4. 食べ物・飲み物で脳をサポート

長時間の勉強では、エネルギー補給も大切です。ただし、休憩中に甘いお菓子を大量に食べたり、エナジードリンクを何本も飲むような方法は逆効果になることもあります。

おすすめの軽食は以下のようなものです:

  • 一口サイズのチョコレート(カカオ含有量が高いもの)

  • ナッツ類(アーモンド、くるみなど)

  • フルーツ(バナナやりんご)

  • ゼリー飲料や小さなスープ

また、飲み物は水や白湯、緑茶、ルイボスティーなど、糖分やカフェインが過剰でないものが理想的です。香りの良いお茶などはリラックス効果もあり、気持ちの切り替えにもなります。

 
 

5. 休憩後の“再スタート”がカギ

どれだけ良い休憩を取っても、再スタートがうまくいかないと意味がありません。「あと5分だけ…」とスマホを触ってしまい、気づけば1時間経っていたというケースはよくある話です。

そんなときに効果的なのが、「とりあえず1分だけやる」ルールです。最初の1分だけ参考書を開く、単語を1ページ見る、といった軽いタスクを始めることで、自然と集中状態に戻ることができます。行動を起こすことで、脳が「勉強モード」に切り替わるのです。

 
 

6. 休憩は“戦略”である

成績を伸ばしている生徒に共通しているのは、「休憩をコントロールしている」という点です。休憩をサボりとして捉えるのではなく、集中力を維持するための“戦略”として上手に活用しているのです。

計画的に勉強することは大事ですが、同じように計画的に休憩を取ることも大切です。勉強の質は、休憩の質によって大きく左右されます。だからこそ、自分に合ったリズムを見つけることが、長期的な学習の成功につながります。

 
 

まとめ:今日からできる“賢い休憩”で勉強を変える

「休憩=勉強の妨げ」ではなく、「休憩=効率の味方」。この考え方に切り替えるだけで、あなたの勉強の質は大きく変わります。

今日から試してほしい3つのこと:

  1. 勉強時間をタイマーで区切って、短い休憩を挟む

  2. スマホではなく、脳を休める行動を休憩に取り入れる

  3. 休憩後の“1分だけ行動”を習慣化する

この小さな積み重ねが、日々の集中力を高め、最終的には大きな成績アップへとつながります。もし最近、勉強がうまくいっていないと感じているなら、まずは休憩のとり方から見直してみてください。

勉強と休憩は、両方がセットになってはじめて“成果”になります。賢く休んで、しっかり伸びる勉強をしていきましょう!

 

 

 

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