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「やらなきゃいけない」と分かっているのに、どうしても勉強に手がつかない…。
そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか?
特に、受験勉強や定期テストの時期が近づくと、プレッシャーやストレスも重なって、「やらなきゃいけないのにやる気が出ない」というジレンマが強くなりがちです。
勉強のやる気が出ない中学生・高校生へまず伝えたいのは、「やる気が出ないのは当たり前」であるということ。
人は常にモチベーションを高く保てるわけではありませんし、勉強が毎日楽しいと感じる人も少数派です。
でも大丈夫。やる気が出ない時にこそ、自分に合った対処法を知っておけば、少しずつでも前に進むことができます。
この記事では、やる気が出ない原因から、今すぐ実践できる具体的な対処法、そして習慣化のコツまで、幅広く解説していきます。受験対策や定期テスト勉強に悩む方は必見です。
ぜひ、自分に合う方法を見つけて、日々の学習に役立ててください。
「勉強しなきゃ」と思っても、目的がはっきりしていないと、やる気は湧きにくいものです。
たとえば「志望校に合格したい」と思っていても、その目標が半年後や1年後だと、今の自分との距離がありすぎて実感が持てません。
結果として「何のために今これをやってるんだっけ?」という状態になってしまいます。
一生懸命勉強しているのに成績が上がらなかったり、間違いばかりだと「どうせ自分はできない」「やっても無駄」と感じてしまいます。
これは「学習性無力感」とも呼ばれる現象で、自信の低下がやる気の低下につながってしまうケースです。
やる気が出ない原因は「心の問題」だけではありません。
実は、睡眠不足や運動不足、栄養の偏りなど、体調面の乱れがやる気の低下を引き起こすことも多いのです。
とくに中高生は成長期で、心と体のバランスが乱れやすいため、要注意です。
多くの人が、「やる気が出たら勉強する」と考えていますが、実はこれは逆です。
「とりあえず始めてみる」ことで脳が刺激を受け、やる気が出るようになります。
これは「作業興奮」と呼ばれ、心理学的にも証明されています。
まずは机に向かい、ワークを開いて鉛筆を持つだけでもOK。
たとえば「英単語1ページだけ」「数学の問題1問だけ」など、超短時間のタスクをこなすことで、自然とやる気が湧いてくることがあります。
「できた!」という感覚は、やる気を引き出す最大のエネルギーです。
最初から完璧を目指すのではなく、小さな目標をクリアしていくことで、自己効力感(=自分はできるという感覚)が高まります。
たとえば:
今日は単語を10個だけ覚える
理科のプリント1枚だけ解く
昨日間違えた問題を復習する
など、達成可能な目標を設定してみましょう。
集中力が続かない人におすすめなのが、「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる方法です。
25分間勉強 → 5分休憩を1セットとして繰り返すことで、集中とリフレッシュのバランスを保てます。
スマホのタイマーでもいいですし、勉強専用のアプリ(Studyplusなど)を使うのも効果的です。
気分が乗らない時は、場所を変えてみるのも一つの手です。
自宅の机だけでなく、図書館、自習室、カフェなど、いつもと違う空間に身を置くことで、新鮮な気持ちで勉強に取り組めます。
また、机の上を片付けたり、スマホを手の届かない場所に置いたりして、集中しやすい環境を整えることも重要です。
一人だとだらけてしまう人は、友達と一緒に勉強するのも良い方法です。
ただし、「おしゃべりで終わる勉強会」では意味がありません。
それぞれの課題に集中しながら、分からないところは教え合うなど、刺激を与え合える関係が理想的です。
勉強した後にちょっとした楽しみがあると、モチベーションが保ちやすくなります。
たとえば:
30分勉強したら好きなお菓子を食べていい
数学を終えたらYouTubeを10分だけ見てOK
今日の課題が終わったらゲーム解禁!
など、「報酬」と「ルール」をうまく使って、自分をコントロールしましょう。
「なぜ自分は勉強するのか?」
その問いに、自分なりの答えを持っていますか?
行きたい高校・大学がある
好きな仕事に就きたい
自分に自信をつけたい
どんな理由でも構いません。定期的にノートに書いたり、目につく場所に貼っておくことで、やる気の原点を思い出すことができます。
やる気が出ない原因の多くは、実は「スマホによる注意の分散」にあります。
LINEやSNSの通知、YouTubeのおすすめ、ゲームなど、誘惑が多い時代だからこそ、自分を守る工夫が必要です。
対策例:
勉強中は機内モードにする
アプリを時間制限する(iPhoneのスクリーンタイムなど)
別の部屋にスマホを置く
「気が散らない環境」は、やる気を保つ土台になります。
やる気は「体の状態」に大きく左右されます。
睡眠時間が足りなかったり、食事が乱れていたりすると、脳が疲れ、集中力が続きません。
できれば7時間以上の睡眠
朝ごはんは必ず食べる
日中に軽く体を動かす(ストレッチ・散歩など)
心と体はつながっています。まずは「健康な状態を保つ」ことが大前提です。
やる気が出ない時にこそ、「習慣の力」が効果を発揮します。
人間は「決まった時間に決まった行動をとる」ことで、思考の力を使わずに行動できるようになります。
おすすめは「毎日同じ時間に同じ場所で勉強を始めること」です。
最初は5分でも構いません。「勉強が当たり前になる仕組み」を少しずつ作っていきましょう。
やる気が出ないとき、一人で悩まず、私たち塾のスタッフにも相談してください。
勉強のやり方が分からない
モチベーションが続かない
スケジュールの立て方が苦手
など、一人で抱える必要はありません。学習計画の立て方や習慣づくり、勉強の「目的の見つけ方」まで、一緒に考えていきます。(学習計画評テンプレ無料配布中)
やる気が出ない日は、誰にでもあります。
でも、そんな時こそ「どうすれば一歩踏み出せるか?」を考えることが大切です。
やる気が出なくても行動できる。
小さな一歩を積み重ねて、自分を少しずつ変えていく。
それが本当の「成長」につながります。
どんな日でも、どんな自分でも大丈夫。
「続ける力」を、私たちは全力で応援しています。
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