スタディコーチ八王子校舎は、現在も随時完成に向けて校舎が建設・準備中です。教室の机や施設、内装や学習スペースのレイアウトが日々整えられる中、私たちは新校舎で展開する指導スタイル、その核となる「逆授業」について先行してご紹介したいと思います。
【「逆授業」とは何か?──理解から説明へ】
スタディコーチが掲げる指導法の柱の一つが「逆授業」です。一般的な授業では講師が解説し、生徒が理解を受け取るという形式が主流ですが、それだけでは“わかったつもり”に留まりがちです。スタディコーチの逆授業では、生徒が自分で解いた問題について「なぜその答えに至ったのか」「どのような思考過程をたどったか」をコーチに対して自ら説明し、その場でフィードバックを受ける形式を取ります。
この「説明する」過程を重視することで、ただ答えを暗記する学びから一歩抜け出し、理解の質を深め、「再現できる知識」への転換を促します。
【なぜ逆授業が効果的なのか?──思考力と疑問力を鍛える】
逆授業の効果が発揮される背景には、「疑問を持つ力」があります。スタディコーチでは、自分で考え、なぜ?を問い続ける姿勢を重視しており、それが難関大学入試で求められる思考力につながると考えられています。
たとえば東大入試では、単なる知識暗記だけでは対応できない問いが頻出します。「なぜ〇〇が生じたのか」「なぜ他県と比べてこの地域で生産が多いのか」など、考察力・論理力を問われる問題が少なくありません。暗記型の学習だけでは太刀打ちできない問いに、逆授業で鍛えられた「説明できる力」が武器になります。
また、スタディコーチは2025年のリニューアルにより、逆授業をすべての面談に標準化し、指導の基盤としています。これは、ただ単に対症療法的に使う形式ではなく、日々の学習サイクルに深く組み込む試みです。
【逆授業の流れと学習サイクル】
逆授業は、学習計画 → 自習 → 逆授業 というサイクルを回すことによって効果を発揮します。まず、志望大学や目標から逆算した学習計画を立て、自習で問題演習を行い、それを面談や授業時に逆授業形式で説明・議論します。これにより、「わかった」実感が積み重なり、学力定着を促す構造が生まれます。
このサイクルを通じて、生徒はただ“教わる”だけでなく、“思考して説明する”力を鍛えられ、結果として現役合格・東大合格を目指す学びの基盤が整っていきます。
【八王子校舎での逆授業体験へ】
八王子校舎が完成すれば、地域の中高生・浪人生の方々にも、オンラインだけでなくリアルな場でこの逆授業スタイルを体験いただけるようになります。教室空間と対面指導を併用できる強みを活かし、逆授業を軸にした学習環境を現場で提供していく予定です。
校舎の完成が近づくにつれ、順次内覧会・体験会も予定しています。逆授業を実際に体験して、「自分の言葉で説明できる力」を養う学びを感じてみてください。完成&開校をぜひ楽しみにお待ちください。
