目次
共通テストまで、残り5日。
校舎の空気も、少しずつ変わってきています。
普段より会話が少なくなり、
自習室には、ペンの音だけが静かに響く時間が増えてきました。

この時期、校舎は意識的に「静か」になります。
それは、何もしていないからではありません。
むしろ、必要以上に手を出さないことを大切にしているからです。
受験直前になると、
「今から何かを足さなければいけないのでは」
「もっと頑張らなければいけないのでは」
そんな不安が、どうしても大きくなります。
でも、このタイミングで一番大切なのは、
新しいことを増やすことではなく、これまで積み重ねてきたことを、
落ち着いて“出せる状態”を整えることだと考えています。
そのため、校舎での声かけも、関わり方も、少し変わります。
質問があれば、いつでも応じられる距離にいること
必要以上に話しかけないこと
無理に励まさないこと
焦りを生む言葉を、できるだけ使わないこと
生徒一人ひとりが、自分のリズムで集中できるよう、「見守る時間」を増やしています。
静かな校舎は、張りつめているからではなく、
それぞれが、自分のやるべきことに向き合っている証でもあります。

残り5日。
いつも通り来て、
いつも通り席に座って、
いつも通り帰る。
その「いつも通り」が、本番につながっていくと信じて、今日も静かに、見守っています。