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こんにちは!2025年度入試から「情報Ⅰ」が共通テストに導入され、どう勉強すればよいか悩んでいる受験生は本当に多いですね。
今回は「共通テストで高得点を狙いたいが勉強法が分からない、国公立受験生や共テ利用での私大併願の受験生」に向けて『大学入学共通テスト準備 情報Ⅰ演習問題集』(数研出版)をピックアップします!使い方や勉強法の解説に加え、市販書で人気の高い実力派の2冊と比較しながら、この本が情報の共テ対策にとって最適解となるか、徹底的に深掘りします!
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
『大学入学共通テスト準備 情報Ⅰ演習問題集』は、数研出版から発行されている共通テスト「情報Ⅰ」対策の演習書です。非常に薄くコンパクトにまとまっているのが特徴ですが、分析を進めると非常に重要な注意点が判明しました。
| 書名 | 大学入学共通テスト準備 情報Ⅰ演習問題集 |
| 著者 | 数研出版編集部 編 |
| 対象レベル | 共通テスト基礎 |
| 値段 | 495円(税込) |
| 公式リンク | 数研出版公式サイト |
もし、あなたがこの参考書を「学校で配布された」のであれば、以下のような強みがあります。
本冊64ページ、解答24ページという驚異的な薄さです。これにより、情報Ⅰの全体像をざっと見渡したい、あるいは最低限の演習だけを短期間でこなしたい、というニーズには応えられます。価格も非常に安価です。
ボリュームから推測するに、内容は共通テストで問われる知識の基本的な確認問題が中心と考えられます。学校の授業で習った直後の復習や、試験直前に「何もやっていない」状態から脱却するための一歩目としては機能するでしょう。
この参考書には、今回対象にしている受験生にとって致命的とも言える弱点が存在します。
最大の弱点は、この参考書が「学校採用専用書籍」である点です。つまり、Amazonや一般の書店では購入できません。今回のペルソナのように「勉強法が分からず、参考書を自分で選びたい」受験生は、そもそもこの本を入手する手段がないのです。
まら、「高得点を狙いたい」受験生に対して、この参考書のページ数(全64ページ)では、共通テスト本番で高得点を狙うための演習量としては絶対的に不足しています。また、解説も市販の参考書ほど手厚くない可能性が高く、「勉強法がわからない」人が自学自習で進めるにはハードルが高いでしょう。
・学校で配布されておらず、市販の参考書を探している受験生(購入不可)
・情報Ⅰの勉強が初めてで、詳しい講義が必要な受験生
・共通テストで8割以上の高得点を狙いたい受験生(これ1冊では不可)
「自分に合う参考書がわからない…」
一人でやりきれるか不安な方へ
「情報Ⅰ」は何から手をつけていいか分かりにくいですよね。
もし学校でこの本が配られても、これだけで高得点を狙うのは不安が残ります。
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前述の通り、本冊64ページ、別冊解答24ページという構成です。学校専売品のため詳細な問題数は不明ですが、各単元の基本的な確認問題がコンパクトに収録されていると推測されます。
重要なのは、この本は「演習問題集」であり、講義系の参考書ではないという点です。情報Ⅰの知識がゼロの状態で始めても、解説が少ないため進められない可能性が高いです。
教科書レベルの基礎~共通テストの簡単な問題までと想定されます。 学校の授業と並行して進める、あるいは定期テスト対策として使うのが主な用途でしょう。共通テスト本番レベル、特に高得点を狙うための思考力を問う問題に対応するには、別途、市販の実戦的な問題集が必要です。
・情報Ⅰの各単元の基礎的な用語の確認
・基本的な計算問題や知識問題の解法
・学校でこの参考書が配布された人
・情報Ⅰの授業の復習を、短時間で最低限だけ行いたい人
・(ただし、高得点を目指す場合は、これを終わらせた後に必ず市販の参考書に進む必要があります)
もし学校で配布されている場合、その薄さから短期間で終わらせることが前提となります。
・志望校レベル(国公立・私大共テ利用)に関わらず:
学校で配布されたら、授業の進度に合わせてすぐに終わらせる(例:高3の夏休み前まで)。本格的な受験勉強は、この本ではなく、市販の講義系参考書や実戦問題集で行うべきです。
使用上の注意点:
何度も繰り返しますが、この本は市販されていません。学校で配布されていない場合、この本を探すことに時間を使うべきではありません。すぐに書店で自分に合った市販の参考書を選びましょう。
必要な前提知識:
学校の「情報Ⅰ」の授業を受けていること、または教科書を持っていることが前提です。演習書であるため、知識ゼロからの自学自習には向きません。
(※学校で配布された場合)
1. 教科書や授業でインプットを行う:
まず、教科書や学校の授業で各単元の内容を理解します。
2. 基礎力の確認として解く:
本書の問題を解き、授業の理解度をチェックします。
3. すぐに市販の参考書へ移行する:
本書はあくまで「準備」演習です。高得点を狙う受験生の場合、この本を終わらせたら、すぐに後述する『実戦対策問題集』や『面白いほどとれる一問一答』のような、より実践的で解説の詳しい市販の参考書に進んでください。
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「この参考書(が学校で配られたけど)の次、何やればいい?」
「情報Ⅰ」で高得点を取るには、演習書と講義系参考書の正しい組み合わせが不可欠です。
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「495円」という圧倒的な低価格と「64ページ」という薄さが最大の個性です。しかし、これは学校採用専用品だからこそ実現できる仕様であり、市販の参考書と比較する際の「強み」とは言いがたいのが実情です。
市販されている参考書の中で、この本に代わる選択肢を見つけることが、今回のペルソナにとってはるかに重要です。
今回は、ペルソナが書店で購入することを想定し、市販されている人気の「演習書」と「インプット本」を競合として選定しました。
・(演習書):『大学入学共通テスト 情報Ⅰ 実戦対策問題集』(旺文社)
・(インプット本):『大学入学共通テスト 情報Iの点数が面白いほどとれる一問一答』(KADOKAWA)
※本書(数研出版)は「学校で配布された場合」と仮定して比較します。
| 比較項目 | 本書(数研出版) | 旺文社/実戦 | KADOKAWA/一問一答 |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 学校配布用の基礎演習ドリル | 基本+実戦の2段階演習で得点力を鍛える問題集 | 「考えて理解する」一問一答。動画解説でインプット支援 |
| 到達レベル | 共通テスト基礎(5~6割) | 共通テスト本番(8割~満点) | 共通テスト本番(8割~満点) |
| 解説の詳しさ | 最低限(解答のみの可能性) | 詳しい(別冊112p)。自学自習可能。 | 非常に詳しい。特にプログラミングの動画解説が強み。 |
| 問題数と網羅性 | 少ない(本冊64p) | 多い(全103問)。網羅性高い。 | インプット中心だが、要点を押さえた問題形式。 |
| 前提レベル | 授業・教科書レベルの知識 | 教科書レベルの知識 | 初学者~OK |
| おすすめ度 | ★☆☆☆☆ (購入不可のため) | ★★★★☆ (演習を積みたいなら) | ★★★★★ (インプットから始めたいなら) |
高得点志望かつ情報の勉強法がわからない方にとって、結論は明確です。
まず、『大学入学共通テスト準備 情報Ⅰ演習問題集』は、市販されていないため選択肢に入りません。もし学校で配布された場合は、基礎確認としてすぐに終わらせ、次のステップに進みましょう。
市販書から選ぶ場合、あなたの状況によって推奨が変わります。
1. 知識のインプットから始めたい(勉強法がわからない)場合:
迷わず、『面白いほどとれる一問一答』をおすすめします。「勉強法がわからない」人にとって、プログラミングの「動画解説」が付いているのは非常に大きなアドバンテージです。一問一答形式でテンポよく知識をインプット・確認し、思考力を養えます。
2. ある程度知識はあるので、演習を積みたい場合:
『実戦対策問題集』が最適です。基本問題と実戦問題の2段階構成で、高得点に必要な演習量をしっかり確保できます。解説も詳しいので、自学自習で進めやすいでしょう。
高得点を狙うなら、KADOKAWA/面白いほどとれるでインプットし、旺文社/実戦でアウトプットする、という2冊使いが最強のルートになります。
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
» まずはLINEで気軽に相談してみる
“(本書)学校で配られた。薄いのですぐに1周できて、授業の復習には役立った。”
“(面白いほどとれる/KADOKAWA)プログラミングの動画解説が分かりやすかった。何から手をつけていいか分からなかったので助かった。”
“(本書)薄すぎて、これだけで共通テストに挑むのは絶対に無理。演習量が足りなすぎる。”
“(実戦/旺文社)インプットが終わってないのに手を出すと難しく感じる。あくまで演習用の本。”
この参考書(数研)が欲しいのですが、どこで買えますか?
残念ながら、この参考書は学校採用専用品のため、一般の書店やオンラインストアでは購入できません。学校で配布されるのを待つか、配布されない場合は市販されている他の参考書を選ぶ必要があります。
情報Ⅰの勉強は、講義系と演習書、どちらから先にやるべきですか?
今回のように「勉強法がわからない」場合は、まず講義系(または『面白いほどとれる一問一答』のようなインプット支援が手厚い本)から始めるのが鉄則です。全体像を理解し、解法をインプットしてから、演習書(『大学入学共通テスト準備 情報Ⅰ演習問題集』や『実戦対策問題集』など)に進んでアウトプットの練習を積むのが最も効率的です。
『大学入学共通テスト準備 情報Ⅰ演習問題集』は、「学校で配布された受験生」が、「授業の基礎的な復習に短時間で取り組む」ための参考書です。
「高得点を狙いたいが勉強法がわからない」受験生が、自ら書店で選べる参考書ではありません(購入不可のため)。
学校等で配布されていない場合は、以下の市販参考書を推奨します。
・インプット・勉強法に悩むなら:
『大学入学共通テスト 情報Iの点数が面白いほどとれる一問一答』(KADOKAWA)
・演習量を積んで実戦力を高めたいなら:
『大学入学共通テスト 情報Ⅰ 実戦対策問題集』(旺文社)
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