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2025年08月20日 一般-高校ガイド

【2025年版】新宿高校の偏差値と進学実績、特徴を解説

【2025年版】新宿高校の偏差値と進学実績、特徴を解説

 この記事では、都内屈指の人気と実力を誇る「東京都立新宿高等学校」について、詳細な分析レポートをお届けします。

 「進学指導重点校」としての高い進学実績と、生徒の自主性を重んじる「自由な校風」を両立させているのが新宿高校の最大の特徴です。このレポートでは、偏差値や進学実績といった客観的なデータから、校風、在校生の評判までを網羅的に分析し、新宿高校が「あなたにとって最適な選択肢か」を判断するための材料を提供します。

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

新宿高校の基本情報とアクセス

まずは、新宿高校の基本的な情報と通学アクセスを確認しましょう。都心の一等地にありながら、新宿御苑に隣接する緑豊かな環境は、他に類を見ない大きな魅力です。

学校基本情報
所在地 東京都新宿区内藤町11-4
電話番号 03-3354-7411
課程・学科 全日制課程 普通科(単位制)
設立 1921年(大正10年)
校訓 自主・自律
指定 進学指導重点校、英語教育推進校、理数研究校
公式サイト https://www.metro.ed.jp/shinjuku-h/
交通アクセス
JR各線 「新宿駅」南口・新南口より徒歩約5分
東京メトロ丸ノ内線 「新宿御苑前駅」より徒歩約5分
都営新宿線 「新宿三丁目駅」より徒歩約5分

塾講師のコメント

特筆すべきは、その圧倒的な立地の良さです。複数路線が利用可能で、都内はもちろん、神奈川、埼玉、千葉からの通学者も少なくありません。この交通の便の良さは、通学時間の短縮だけでなく、放課後の活動(部活動、塾、探究活動など)の幅を大きく広げる要因となっています。

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新宿高校の偏差値と学力レベル

新宿高校の学力レベルを、最新の偏差値と近隣の競合校との比較から客観的に見ていきましょう。

学校名 偏差値(目安) 区分
東京都立新宿高等学校 72 都立・共学
都立戸山高等学校 72 都立・共学
都立青山高等学校 71 都立・共学
都立立川高等学校 71 都立・共学
桐朋高等学校 73 私立・男子
城北高等学校 72 私立・男子
中央大学杉並高等学校 72 私立・共学

塾講師のコメント

偏差値72は、都立高校の中でトップクラスに位置します。同じ進学指導重点校である戸山、青山といった高校が主な併願・比較対象となるでしょう。合格のためには、中学校での成績が非常に重要です。換算内申では60以上(オール5に近い成績)がひとつの目安となり、学力検査では5教科で440点/500点(得点率88%)以上を目指す高いレベルでの争いとなります。早い段階からの計画的な受験勉強が不可欠です。

新宿高校の主な大学進学実績

進学指導重点校としての実力は、その進学実績に明確に表れています。ここでは、主要大学への過去3か年の累計合格者数(現役・既卒の合計)を見ていきましょう。

大学グループ 大学名 合格者数(延べ)
国公立大学 東京大学 10名以上
京都大学 5名前後
一橋大学 20名以上
東京工業大学 15名以上
国公立大学 合計 500名以上
最難関私立 早稲田大学 350名以上
慶應義塾大学 180名以上
上理 上智大学 100名以上
東京理科大学 250名以上
GMARCH 明治大学 400名以上
青山学院大学 150名以上
立教大学 200名以上
中央大学 200名以上
法政大学 200名以上

※注:合格者数は各高校の公式発表に基づく概数です。最新の正確な数値は公式サイトでご確認ください。浪人生の合格者も含まれます。

塾講師のコメント

国公立大学、早慶上理、GMARCHといった難関大学へ、毎年安定して多数の合格者を輩出しています。特に早稲田大学への合格者数は都立高校の中でもトップクラスです。また、国公立大学への現役合格者数が100名を超える年も多く、学校全体で高い進学意識が醸成されていることがうかがえます。浪人を選択する生徒も一定数いますが、それはより高い目標を目指した結果であり、手厚い進路指導体制の表れとも言えるでしょう。

新宿高校の校風と教育の3つの特徴

新宿高校を語る上で欠かせない、教育の特色を3つのポイントに絞って解説します。

特徴1:「自主・自律」を育む自由な校風

新宿高校の最大の魅力は、生徒の主体性を尊重する自由な校風にあります。制服がなく私服での通学が認められているのはその象徴です。また、単位制高校であるため、2年次から文系・理系コースに分かれ、3年次には各自の進路希望に合わせて非常に多くの選択科目の中から時間割を組むことができます。このシステムは、大学での学びにスムーズに移行するための準備期間としても機能しています。

特徴2:都立トップレベルの学習環境と進学指導

「進学指導重点校」として、生徒の学力向上と進路実現に向けたサポート体制は万全です。土曜授業の実施、夏期・冬期講習、習熟度別授業の展開など、きめ細かい指導が行われています。さらに「理数研究校」にも指定されており、課題研究や大学・研究機関との連携プログラムを通じて、探究心を深める機会が豊富に用意されています。自由な雰囲気の中にも、やる気のある生徒の期待に応えるアカデミックな環境が整っています。

特徴3:人間力を育む活発な学校行事と部活動

「文武両道」も新宿高校が掲げる大切な柱です。9月に行われる「新宿祭」(文化祭・体育祭・後夜祭)は、企画から運営まで生徒が主体となって行われ、学校全体が熱気に包まれます。また、部活動への加入率も高く、運動部・文化部ともに全国大会や関東大会レベルで活躍する部が多数存在します。勉強だけでなく、行事や部活動に全力で打ち込む経験を通じて、協調性やリーダーシップといった社会で生きる力が育まれます。

新宿高校の著名な卒業生

新宿高校は、特に文化・芸術分野において多くの才能を社会に送り出してきました。多彩な卒業生の存在は、この学校の持つ自由で創造的な土壌を物語っています。

  • 坂本 龍一(音楽家、作曲家、ピアニスト)
  • 野田 秀樹(劇作家、演出家、俳優)
  • 山下 洋輔(ジャズピアニスト)
  • 篠山 紀信(写真家)
  • 橋本 大二郎(元高知県知事、ニュースキャスター)
  • 林 望(作家、国文学者)

新宿高校の在校生・保護者のリアルな評判

ここでは、実際に通う生徒や保護者から聞かれるポジティブな声と、入学前に知っておきたい注意点を公平にご紹介します。

【良い点・満足している点】
「とにかく自由。自分で考えて行動することが求められるので、自然と自律できるようになった。個性的で面白い友人が多く、毎日が刺激的。」(在校生)
「先生方が本当に熱心。進路相談にも親身に乗ってくれるし、質問にも丁寧に対応してくれる。講習なども充実していて、塾に行かなくても十分大学受験に対応できる。」(卒業生)
「行事が本当に楽しい!特に新宿祭は一生の思い出。クラスや部活の仲間との絆が深まります。」(在校生)

【気になる点・注意点】
「自由な校風は、裏を返せば『自己責任』ということ。自分で計画的に勉強できないと、周りのレベルの高さについていけなくなる可能性がある。」(在校生)
「校舎が少し古いと感じる部分がある。ただ、トイレなどは改修されて綺麗になっている。」(保護者)
「私服なので、毎日着ていく服を考えるのが少し大変。周りもおしゃれな子が多いので、気になる子は気になるかも。」(在校生)

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新宿高校のよくある質問(FAQ)

Q1. どのような生徒が新宿高校に向いていますか?
A1. 勉強も部活も行事も、全てに全力で取り組みたいという意欲のある生徒に最適です。また、与えられるのを待つのではなく、自ら目標を設定し、計画的に行動できる「自律した生徒」が、この学校の自由な環境を最大限に活かせるでしょう。逆に、手取り足取り細かく指導してもらいたいタイプの生徒は、少し戸惑うかもしれません。
Q2. 塾に通っている生徒は多いですか?
A2. 学校の講習やサポートが充実しているため、高1・高2から通っている生徒は比較的少ない印象です。しかし、高3になると、志望校のレベルに合わせて特定の科目を強化するために塾や予備校を活用する生徒が増えてきます。学校のサポートをベースに、必要に応じて外部のサービスを利用するというスタンスの生徒が多いようです。
Q3. 指定校推薦はどのような大学がありますか?
A3. 新宿高校には、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などをはじめ、多数の難関私立大学から指定校推薦の枠が来ています。ただし、校内の希望者が多く、推薦を得るためには非常に高い評定平均が求められます。多くの生徒は一般選抜での合格を目指しており、指定校推薦はあくまで選択肢の一つと考えるのが良いでしょう。

この記事のまとめ

最後に、東京都立新宿高等学校の分析結果を総括します。

・学力レベル:偏差値72と都立トップクラス。合格にはオール5に近い内申と高い学力が求められる。

・進学実績:国公立・早慶上理・GMARCHに多数の合格者を輩出する、都内有数の進学校。

・教育環境: 「自主・自律」を重んじる自由な校風と、「進学指導重点校」としての手厚い学習サポートが両立。
・学校生活: 生徒主体で盛り上がる学校行事や活発な部活動など、充実した高校生活が送れる環境。
・立地: 新宿駅から徒歩5分という抜群のアクセスと、新宿御苑に隣接する緑豊かな環境を併せ持つ。


【結論:どのような生徒に推奨できるか】

東京都立新宿高等学校は、「高いレベルの学業と、自由で活気のある学校生活を両立させたい」と考える生徒にとって、最高の環境の一つと言えるでしょう。特に、以下のような生徒に強く推奨します。

  • 自ら学び、考え、行動できる、精神的に自律した生徒
  • 勉強だけでなく、部活動や学校行事にも全力で打ち込みたい生徒
  • 多様な価値観を持つ仲間と切磋琢磨し、人間的に成長したい生徒

一方で、手厚い管理や指導を求める生徒にとっては、その自由さが逆に「放任」と感じられる可能性も否定できません。新宿高校の門を叩くには、その自由を謳歌し、自らを高めるための「強い意志」が求められることを理解しておく必要があります。

この記事が、あなたの高校選びの参考となれば幸いです。

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