特筆すべきは、2路線が利用可能で、いずれの駅からも徒歩5分という抜群のアクセスです。大阪市東部や奈良県方面からも非常に通学しやすく、広範囲から生徒が集まる要因となっています。また、大阪府教育委員会から「GLHS」の指定を受けている点は、同校の教育レベルの高さを象徴しています。

布施高校の偏差値は64前後で、大阪府内の公立高校としては上位に位置します。清水谷高校や八尾高校が主な併願・比較対象となるでしょう。私立の併願校としては、近畿大学附属高校や夕陽丘学園高校などが考えられます。合格には、中学校の内申点と当日の学力検査でバランス良く得点する総合力が求められます。

国公立大学へ毎年100名前後の合格者を輩出しており、安定した実績を誇ります。特に「関関同立」への合格者数が非常に多く、学年の半数以上の生徒が合格を勝ち取っている計算になります（延べ人数のため）。これは、布施高校が関西の難関私立大学に非常に強い高校であることを示しています。GLHSとしての探究活動などが、総合型選抜や推薦入試でも力を発揮していると考えられます。

【布施高校をおすすめできる生徒】

自分で学習計画を立て、目標に向かって努力できる「自己管理能力」の高い生徒に最適な環境です。また、勉強だけでなく学校行事や部活動にも全力で打ち込みたい、知的好奇心が旺盛で探究活動などに積極的に参加したいと考えている生徒にとって、これ以上ない刺激と成長の機会が得られるでしょう。

【別の選択肢も検討すべき生徒】

一方で、先生からの手厚い指導や、細かなルールがあった方が安心して学習に取り組めるタイプの生徒には、布施高校の「自由さ」が合わない可能性があります。また、課題の量が多いため、部活動との両立には相当なエネルギーを要します。自分の性格や学習スタイルをよく分析し、この自由な環境で自らを高めていけるかどうかを慎重に判断することが、入学後のミスマッチを防ぐ鍵となります。