目次
今回は、都内でも屈指の伝統と進学実績を誇る、東京都立両国高等学校について、多角的な視点から徹底分析します。この記事が、志望校選びのサポートとなることを願っています。
| 学校名 | 東京都立両国高等学校(とうきょうとりつ りょうごくこうとうがっこう) |
| 所在地 | 〒130-0015 東京都墨田区横網一丁目7番14号 |
| 電話番号 | 03-3625-1541 |
| 設置学科 | 普通科 |
| 校訓 | 自律・協同・創造 |
| 学校形態 | 都立・共学・併設型中高一貫校 |
| 指定 | 進学指導重点校 |
| 公式サイト | https://www.metro.ed.jp/ryogoku-h/ |
| 最寄り駅からのアクセス |
・JR総武線「両国駅」西口より徒歩5分
・都営大江戸線「両国駅」A4出口より徒歩7分
|

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
都立両国高校の合格の目安となる偏差値は非常に高く、都内トップクラスに位置します。近隣・同レベルの進学指導重点校と比較することで、その客観的な立ち位置を把握しましょう。
| 学校名 | 偏差値(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 都立両国高校 | 71 | 併設型中高一貫校。文武両道を重んじる伝統校。 |
| 都立日比谷高校 | 75 | 都立トップ。圧倒的な進学実績と自由な校風。 |
| 都立西高校 | 74 | 自主性を尊重し、行事が非常に盛ん。「文武二道」を掲げる。 |
| 都立新宿高校 | 70 | 「チーム新宿」を掲げ、進学指導と部活動・行事の両立に注力。 |
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「進学指導重点校」として、国公立大学や難関私立大学へ多数の合格者を輩出しています。以下は主要大学への合格者数です。(※既卒生を含みます)
| 大学グループ | 合格者数 | |
|---|---|---|
| 国公立大学 | 東京大学 | 11名 |
| 京都大学 | 1名 | |
| 一橋大学 | 6名 | |
| 東京工業大学 | 6名 | |
| 私立大学 (早慶上理) |
早稲田大学 | 77名 |
| 慶應義塾大学 | 48名 | |
| 上智大学 | 25名 | |
| 東京理科大学 | 73名 | |
| 私立大学 (GMARCH) |
明治大学 | 128名 |
| その他GMARCH計 | 多数 | |
100年以上の歴史の中で培われた「自主・自律」の精神が校風の根幹にあります。教員が生徒を細かく管理するのではなく、生徒一人ひとりが自ら考え、判断し、行動することを尊重します。学校行事や部活動の運営も生徒が主体となって行われる場面が多く、リーダーシップや協調性を養う絶好の機会となっています。また、「文武両道」を掲げ、学業だけでなく部活動にも真剣に取り組む生徒が多く、加入率も高い水準にあります。
両国高校は、附属中学校からの内部進学生と、高校受験を経て入学する外部進学生が共に学びます。高校1年生では両者は別クラスで編成され、高校からの学習内容の基礎を固めます。2年生から混合クラスとなることで、多様なバックグラウンドを持つ生徒同士が刺激し合い、新たな人間関係と活気を生み出す相乗効果が期待されます。当初は戸惑いがあるかもしれませんが、多くの生徒がこの環境をポジティブに捉えています。
「進学指導重点校」として、大学受験に向けたサポート体制は万全です。土曜授業の実施、夏期・冬期講習、個別添削指導、卒業生による進路相談会など、生徒の学習意欲に応えるプログラムが豊富に用意されています。授業の進度は速く、内容は高度ですが、ついていこうとする生徒を全力でバックアップする体制が整っているため、高いレベルでの学力向上が見込めます。
両国高校(旧制府立三中含む)は、各界で活躍する多くの人材を輩出してきました。
| 芥川 龍之介 | 小説家(『羅生門』『蜘蛛の糸』など) |
| 柿澤弘治 | 元外務大臣 |
| 近藤美矩 | アナウンサー |
| 浮谷東次郎 | レーシングドライバー |
ここでは、実際に通う生徒や保護者から聞かれるポジティブな点と、注意が必要な点を公平にご紹介します。
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都立両国高校に関する情報を総括し、どのような生徒にとって最適な選択肢となりうるかを分析します。
【この高校を強くおすすめできる生徒】
自ら学習計画を立て、目標に向かって主体的に努力できる生徒。周囲のレベルが高い環境に身を置き、知的な刺激を求める生徒。管理されるよりも、自由な環境で自分の可能性を試したいと考えている生徒には、最高の3年間が待っているでしょう。将来的に国公立大学や最難関私立大学への進学を強く希望している生徒にとって、申し分のない環境です。
【他の高校も検討したい生徒】
先生からのきめ細やかな指導や、手厚い補習を常に必要とするタイプの生徒。マイペースでじっくり学習を進めたい生徒にとっては、授業のスピードや課題の量に圧倒されてしまう可能性があります。「自由」よりも「安心できる管理」を求める場合は、面倒見の良さを特色とする他の高校も視野に入れると、より納得のいく選択ができるかもしれません。
また、両国高校は中学からの内部進学生がいることも特徴です。高校からの入学者は外部生として、高いレベルで切磋琢磨し合う環境に身を置くことになります。この環境を楽しめるかどうかも、学校選びの一つの視点となるでしょう。