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2025年09月16日 一般-高校ガイド

【2025年版】 都立高校を受験難易度・ 偏差値でランク分けして解説!

 

【2025年版】都立高校を受験難易度・

偏差値でランク分けして解説!

はじめに:この記事の目的と都立高校の全体像

この記事は、高校受験を控える東京都内の中学生およびその保護者の皆様を対象に、都立高校の全体像を分析することを目的とします。志望校選びは、単に偏差値だけで決めるべきではありませんが、学力レベルに応じた適切な目標設定は、効果的な受験戦略を立てる上で不可欠です。

この記事では、合格の目安となる「偏差値」を主軸に都立高校を複数のランク(階層)に分類します。さらに、東京都教育委員会が指定する「進学指導重点校」などの区分や、各校の特色、所在地といった多角的な情報を加えることで、皆様が自身の学力、目標、価値観に合致した志望校選びをサポートします。

【塾講師のコメント】

この記事で提示する偏差値は、あくまで一般的な合格可能性60%ラインの目安です。実際の合否は、内申点(調査書点)や当日の試験成績、年度ごとの倍率など、複数の要素によって総合的に決定されることをご理解ください。

この記事を書いた人

東京大学文科三類在籍中。
スタディコーチでコーチをしており、幅広く指導を実施しています!
皆さんのためになる情報をたくさんお届けしていきます!!

都立高校ランク別一覧と偏差値

都立高校を偏差値帯別に分類し、主要な学校の基本情報を一覧化しました。ご自身の現在の学力レベルと照らし合わせ、目標設定の参考にしてください。

ランク 高校名 偏差値
目安
所在地 指定区分
最難関
(70~)
日比谷高等学校 73 千代田区 進学指導重点校
西高等学校 72 杉並区 進学指導重点校
国立高等学校 72 国立市 進学指導重点校
難関
(65~69)
戸山高等学校 69 新宿区 進学指導重点校
立川高等学校 68 立川市 進学指導重点校
新宿高等学校 66 新宿区 進学指導特別推進校
上位
(60~64)
国分寺高等学校 64 国分寺市 進学指導特別推進校
小山台高等学校 64 品川区 進学指導特別推進校
北園高等学校 61 板橋区 進学指導推進校
中堅
(50~59)
三田高等学校 59 港区 進学指導推進校
武蔵野北高等学校 58 武蔵野市 進学指導推進校
上野高等学校 55 台東区
昭和高等学校 53 昭島市

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各ランクの高校をくわしく分析

最難関・難関レベル(偏差値 65以上)の高校群

東京大学をはじめとする最難関国公立大学や早慶上理への現役合格者を多数輩出する、都立のトップ層です。高い学力を持つ生徒が集い、自主自律の精神のもとで切磋琢磨する環境が特徴。「進学指導重点校」「進学指導特別推進校」に指定された学校が中心で、大学受験に向けた指導体制も盤石です。高い目標を持つ生徒にとって最高の環境と言えます。

日比谷高等学校
「都立の王者」として、圧倒的な進学実績を誇ります。特に東京大学への合格者数は全国の公立高校でトップクラスです。知的好奇心旺盛な生徒が集い、ハイレベルな授業が展開される、まさに日本を代表する進学校です。
西高等学校
「自由の西」と称される、生徒の自主性を最大限に尊重する校風が最大の特徴です。私服通学も可能で、生徒主体の行事が非常に活発です。その自由な雰囲気の中から、毎年多くの生徒が最難関大学へと進学していきます。
国立高等学校
多摩地区のトップ校であり、文武両道を高いレベルで実践する校風で知られています。特に生徒が企画・運営する文化祭「国高祭」は圧巻の一言。仲間と協力して何かを成し遂げたいという意欲のある生徒に最適な環境です。
戸山高等学校
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校であり、理数教育に絶大な強みを持ちます。都立高校で唯一「チーム・メディカル」という医学部進学支援プログラムがあり、将来医師や研究者を目指す生徒にとって最高の環境が整っています。
立川高等学校
西多摩地区の雄として、自由な校風と高い進学実績を両立しています。探究活動に力を入れており、専門的な学びが可能な「創造理数科」も設置されています。主体的に学びを深めたい生徒からの人気が高い学校です。
新宿高等学校
都心にありながら部活動が非常に盛んで、9割以上の生徒が加入しています。「チーム新宿」をスローガンに、勉強、部活動、行事の全てに全力で取り組むエネルギッシュな校風が魅力です。

3-2. 上位レベル(偏差値 60〜64)の高校群

このランクは、難関国公立大学やGMARCHへの進学を現実的な目標として捉える学校群です。多くが「進学指導特別推進校」「進学指導推進校」に指定されており、地域の進学拠点として重要な役割を担っています。学習と部活動の両立を奨励する学校が多く、充実した高校生活を送りながら、着実に学力を伸ばしたい生徒に適しています。

国分寺高等学校
多摩地区を代表する進学校の一つで、「進学指導特別推進校」に指定されています。文武両道を掲げ、落ち着いた校風の中で生徒は勉学にも学校行事にも真摯に取り組みます。特に国公立大学やGMARCHへの進学に強みを持ち、手厚い進路指導に定評があります。
小山台高等学校
運動部の強豪校としても知られ、文武両道を地で行く校風が特徴です。都心からのアクセスも良く、勉強にも部活動にも全力で打ち込みたい生徒から高い人気を誇ります。
北園高等学校
「自由の北園」として知られ、私服通学が可能なリベラルな校風です。第二外国語(ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語)の授業が設置されており、国際色豊かな学びに関心のある生徒に推奨されます。

3-3. 中堅レベル(偏差値 50〜59)の高校群

都立高校の中核を成す、最も生徒数の多いボリュームゾーンです。このランクの学校は、GMARCHや日東駒専、成成明学獨國武といった大学群への進学を主眼に置きつつ、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応するきめ細かな指導が特徴です。基礎学力の定着を重視した授業を展開し、指定校推薦の枠を豊富に持つ学校も多いため、高校での学習を真面目に取り組むことで、有名私立大学への進学の道が大きく開かれます。

三田高等学校
都心に位置し、落ち着いた環境で学習に集中できます。近年、大学進学実績が向上しており、特にGMARCHへの現役合格者数が増加傾向にあります。学習習慣を確立し、着実に実力をつけたい生徒に適しています。
武蔵野北高等学校
多摩地区の人気校の一つ。生徒の自主性を尊重しつつも、手厚い進路指導に定評があります。「武北(むさきた)メソッド」と呼ばれる独自の学習支援システムを持ち、生徒の学力向上を組織的にサポートしています。
上野高等学校
周辺に美術館や博物館が多数存在する文化的環境が魅力です。国公立大学や難関私大への進学者を安定して輩出しており、特に文系学部に強みを持つ伝統校です。
昭和高等学校
昭島市に位置し、「まじめな昭和」として知られる落ち着いた校風が特徴です。基礎学力の定着を重視した丁寧な授業と、手厚い生活指導に定評があります。穏やかな環境で、着実に学習習慣を身につけ、大学進学を目指したい生徒に適しています。

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よくある質問(FAQ)

Q. 偏差値が目標に少し届いていません。挑戦すべきでしょうか?
A. 非常に重要な判断です。まず、ご自身の内申点(調査書点)が、その高校の合格者平均と比べてどの位置にあるかを確認してください。内申点に余裕があれば、当日の学力検査での多少のビハインドをカバーできる可能性があります。逆に内申点が不足している場合は、より安全な志望校を検討するか、学力検査で高得点を取るための徹底的な対策が必要です。模擬試験の結果推移を見ながら、中学校や塾の先生とよく相談することをお勧めします。
Q. 内申点(調査書点)はどのくらい重要ですか?
A. 都立高校の一般入試では、学力検査の得点と調査書点の合計で合否が決まります(通常は7:3の比率)。つまり、調査書点は全体の約30%を占める重要な要素です。特に、主要5教科だけでなく、技能4教科の成績も評価対象となるため、中学生活全般での真摯な取り組みが求められます。上位校になるほど、受験生の学力レベルが拮抗するため、内申点の1点の差が合否を分けることも少なくありません。
Q. 偏差値だけでなく、他に重視すべき点は何ですか?
A. 校風、通学時間、部活動、行事の雰囲気、カリキュラムの特色など、重視すべき点は多岐にわたります。例えば、「自由な校風」を好む生徒もいれば、「規律ある環境」で集中したい生徒もいます。毎日通う場所ですから、通学時間は非常に重要です。高校3年間を充実させるためには、学習面だけでなく、自分が「ここで過ごしたい」と心から思える学校を選ぶことが、結果的に学習意欲の向上にも繋がります。学校説明会や文化祭への参加は、そのための最良の機会です。

この記事のまとめ

この記事では、都立高校を偏差値に基づき階層化し、それぞれのランクに属する学校の特色を分析しました。志望校決定に向けて、以下を参考にしてください。

1
最難関大学への進学を最優先するなら:
最難関・難関レベルの高校が目標です。高いレベルでの競争環境に身を置き、知的好奇心をとことん追求したい生徒におすすめです。
2
文武両道で充実した高校生活を送りたいなら:
上位レベルの高校が視野に入ります。学習と部活動・行事を高い次元で両立させ、リーダーシップを養いたい生徒に最適な環境です。
3
着実な学力向上と多様な進路を確保したいなら:
中堅レベルの高校が有力な選択肢です。基礎学力の定着を重視し、指定校推薦なども活用しながら、自分に合った大学進学を目指したい生徒にお勧めします。
4
自分の興味や個性を重視するなら:
偏差値の序列だけでなく、北園の第二外国語、国際高校の国際交流など、学校独自の特色に着目すべきです。自分の「好き」を伸ばせる環境が、最も成長できる場所である可能性も十分に考えられます。

最終的な志望校選択は、この記事を参考にしつつ、必ず学校説明会や文化祭に足を運び、ご自身の目で学校の雰囲気を確認した上で決定することをお勧めします。皆様の志望校合格を心より応援しております。

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