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2025年09月22日 一般-高校ガイド

【2025年版】七里ガ浜高校の偏差値・進学実績、校風を解説

神奈川県立七里ガ浜高等学校を徹底解剖

本日は、神奈川県内でも屈指の人気を誇る、県立七里ガ浜高等学校(通称「七高」)について、志望者の皆さんとその保護者様が最も知りたい情報を徹底的に分析していきます。

 

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

七里ガ浜高校の基本情報&アクセス

まずは、学校の基本的な情報を確認しましょう。学校選びの第一歩は、その学校がどこにあり、どのような場所なのかを知ることから始まります。

所在地 〒248-0025 神奈川県鎌倉市七里ガ浜東2-3-1
設立年度 1976年
公式サイト https://www.pen-kanagawa.ed.jp/shichirigahama-h/
主なアクセス 江ノ島電鉄 「七里ヶ浜」駅下車、徒歩約1〜5分

【塾講師からのコメント】

七里ガ浜高校の最大の魅力の一つは、何と言ってもその立地です。教室から相模湾と江の島を一望できるロケーションは、全国の高校でも類を見ません。この環境が、生徒の感性を豊かにし、伸び伸びとした校風を育む土壌となっていることは間違いないでしょう。「日本一のロケーション」という在校生の声も、決して大げさではないと感じます。

 

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七里ガ浜高校の偏差値と学力レベル

次に、志望校選びで最も気になる指標の一つである偏差値を見ていきましょう。自分の学力と照らし合わせ、適切な目標設定を行うための重要なデータです。

学校名 偏差値(目安) 地域
神奈川県立七里ガ浜高等学校 58 – 60 鎌倉藤沢学区
神奈川県立鎌倉高等学校 65 – 67 鎌倉藤沢学区
神奈川県立大船高等学校 56 – 58 鎌倉藤沢学区
神奈川県立藤沢西高等学校 55 – 57 鎌倉藤沢学区

※偏差値は複数の大手教育情報サイトが公表している2024年〜2025年のデータを参考に作成しており、あくまで目安です。

【塾講師からのコメント】

七里ガ浜高校の偏差値は50台後半から60程度で、神奈川県の公立高校の中では上位に位置します。トップ校である鎌倉高校に次ぐ、鎌倉藤沢エリアの有力な選択肢と言えるでしょう。大船高校や藤沢西高校などが主な併願校・比較対象校となります。安定して合格を目指すには、内申点と当日の学力検査のバランスが重要です。基礎力を固めた上で、応用問題にも対応できる実力が求められます。

七里ガ浜高校の主な大学進学実績

高校3年間の学びがどのような結果に繋がっているのか、大学進学実績は学校の教育力を測る重要な指標です。過去3年間の主な大学の合格者数を見てみましょう。

大学グループ 2024年度 2023年度
国公立大学 6名 6名
早慶上理 17名 9名
GMARCH 158名 140名
日東駒専 182名 157名

※上記の数字は、高校が発表したデータに基づく大学・学部への延べ合格者数です。現役生・既卒生を含みます。(2025年9月時点集計)

【塾講師からのコメント】

進学実績を見ると、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への合格者が多いことが分かります。毎年100名以上の合格者を出しており、学校の進路指導のメインゾーンはこの大学群にあると言えるでしょう。また、日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)にも非常に多くの合格者を出しており、多くの生徒がこれらの有名私立大学へ進学しています。一方で、国公立大学や最難関私立である早慶上理への合格者も毎年一定数輩出しており、上位層の生徒もしっかりと目標を達成できる環境があることを示しています。

七里ガ浜高校の校風と教育の3つの特徴

データだけでは分からない、学校の「生きた姿」を見ていきましょう。七里ガ浜高校の教育方針や校風を象徴する3つの特徴を挙げます。

1.「自主自律」を重んじる自由な校風

校訓に「自学自習・自主自律」を掲げている通り、生徒の自主性を尊重する校風が根付いています。校則は比較的緩やかで、生徒たちは与えられた自由の中で、自分で考えて行動することが求められます。体育祭(七里ンピック)や文化祭(七高祭)などの学校行事は生徒主体で運営され、大きな盛り上がりを見せます。

2. 恵まれた環境を活かした教育活動

目の前に広がる海は、単なる風景ではありません。体育の授業や一部の部活動では、砂浜でのトレーニングが行われることもあります。この唯一無二の環境は、生徒の心身を健やかに育むだけでなく、豊かな人間性を形成する上で大きな役割を果たしています。国際交流も盛んで、海外姉妹校との交流や海外修学旅行を通して、グローバルな視野を養います。

3. ICT活用と進路実現を支える学習支援

「授業力向上推進重点校」として、ICT機器を積極的に活用した授業を展開しています。学習支援も手厚く、土曜日や放課後には希望者向けの講座や補習も実施。自由な雰囲気の中にも、学業と真剣に向き合う環境が整えられており、生徒一人ひとりの進路実現を力強くバックアップしています。

 

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在校生・保護者のリアルな評判

学校選びにおいて、実際に通っている生徒や保護者の声は非常に参考になります。ここでは、様々な口コミサイトから見られる代表的な意見を、ポジティブな側面とネガティブな側面に分けて紹介します。

ポジティブな評判

「毎日海が見える最高のロケーション。この環境で過ごせるだけで価値がある。」
「自由な校風でのびのびと過ごせる。行事が本当に楽しく、最高の思い出が作れる。」
「遊んでいるように見えて、やる時はやる人が多い。メリハリをつけて学校生活を楽しめる。」

留意すべき評判

「自由な校風は、裏を返せば自己管理ができないと流されてしまう。良くも悪くも自分次第。」
「『自称進学校』と感じることがある。高いレベルの大学を目指すなら、塾のサポートは必須かもしれない。」
「坂道が多く、駅から校舎までの道のりが意外と大変。」

【塾講師からのコメント】

評判を見ると、「自由」と「自己責任」が表裏一体であることがよく分かります。この学校の環境を最大限に活かせるのは、「自分で目標を設定し、計画的に行動できる生徒」です。周囲に流されず、学習と学校生活のバランスを自分でコントロールする力が求められます。この「自己管理能力」を高校3年間で養うことができれば、大学進学後、そして社会に出てからも大きな強みとなるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 部活動は盛んですか?
A. はい、非常に盛んです。運動部・文化部ともに多くの部があり、特にダンス部やバレーボール部、陸上部などが活発に活動しています。部活動への加入率は高く、多くの生徒が学業と両立しながら打ち込んでいます。
Q. 校則は厳しいですか?
A. 他の公立高校と比較して、校則は緩やかだと言われています。頭髪や服装に関する指導はありますが、生徒の自主性が尊重されています。ただし、自由には責任が伴うという指導方針です。
Q. 塾に通っている生徒は多いですか?
A. GMARCH以上の難関大学を目指す生徒を中心に、塾や予備校に通っている生徒は多いようです。学校のサポートに加えて、自分の目標に合わせた学習を進めるために活用されています。

まとめ

網羅性:偏差値50台後半からGMARCHレベルを目指す層にとって、学習と高校生活の充実を両立できる非常にバランスの取れた選択肢です。
ミスマッチ防止:「自由な校風」に憧れるだけでなく、その裏にある「自己管理能力」の必要性を理解することが重要です。流されやすいタイプの生徒は注意が必要です。
納得感のある意思決定:七里ガ浜高校は、「文武両道」ならぬ「学遊両道」を高いレベルで実現できる稀有な高校です。勉強も、学校行事も、部活動も、全てに全力で取り組みたいという意欲的な生徒にとって、最高の3年間を約束してくれる環境と言えるでしょう。

どのような生徒におすすめできるか

結論として、七里ガ浜高校は「明確な目標を持ち、自由な環境の中で自分を律しながら、学習と充実した高校生活を両立させたい生徒」に強く推奨できます。この素晴らしい環境を活かすも殺すも、あなた次第。ぜひ一度、ご自身の目で学校の雰囲気を感じてみることをお勧めします。

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