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2025年08月22日 一般-その他

【塾講師が分かりやすく解説】depend on と dependent on の違いと使い分けはこれで解決

【塾講師が分かりやすく解説】depend on と dependent on の違いと使い分けはこれで解決

depend on と dependent on は形が似ていますが、文法的な役割が根本的に異なるため、正確な理解が不可欠です。この記事では、わかりにくいこの3つを構造化して、明確な判断基準を解説します。

この記事では、depend on と dependent onの表現を以下の4つの違いで徹底的に説明し、自信を持って使い分けられるよう支援します。

  • 違い①:品詞(文法的な役割)
  • 違い②:意味の核心
  • 違い③:文の構造(使い方)
  • 違い④:書き換えの可否
この記事を書いた人

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慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

depend on と dependent on の違いを表でまとめ

まず、両者の核心的な違いを一覧できるよう、比較表(マトリクス)を示します。この表で全体像を把握してください。

比較軸 depend on dependent on
① 品詞 動詞 (句) 形容詞 (句)
② 意味の核心 頼る、依存する、信頼するという「動作」や「作用」を表す。
「~次第である」
頼っている、依存しているという「状態」や「性質」を表す。
③ 文の構造 主語 (S) + depend on + 目的語 (O) の形をとる。
例: Children depend on their parents.
主語 (S) + be動詞 + dependent on + 目的語 (O) の形をとる。
例: Children are dependent on their parents.
④ 書き換え 多くの場合、意味を保ったまま相互に書き換えが可能。
(例: Our plan depends on the weather. ⇔ Our plan is dependent on the weather.)

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それぞれの違いを詳しく解説

さきほどの表の各項目について、より深く掘り下げて分析します。

違い①:品詞(文法的な役割)

両者の最も本質的な違いは「品詞」です。

  • depend は動詞です。 主語の「動作」を表し、文の述語として機能します。「頼る」「依存する」というアクションを示します。
  • dependent は形容詞です。 動詞 depend に接尾辞 -ent が付くことで、「~の性質を持つ」という意味合いが加わります。名詞を修飾したり、be動詞などと共に主語の「状態」を説明(補語)する役割を担います。

この品詞の違いが、文の構造(比較軸③)の違いに直結します。

違い②:意味の違い – 「動作」か「状態」か

品詞の違いは、表現するニュアンスにも影響を与えます。

  • depend on は「動作・作用」に焦点が当たります。
    例:He depends on his smartphone for daily news.
    (彼は日々のニュースをスマートフォンに頼っている。)
    → ニュースを得るためにスマホに頼る、という「行為」のニュアンスが強いです。
  • dependent on は「状態・性質」に焦点が当たります。
    例:He is dependent on his smartphone.
    (彼はスマートフォンに依存している状態だ。)
    → スマホがないとダメ、という彼の「性質・状態」を説明しています。ややネガティブな「依存体質」を暗示することもあります。

違い③:文の構造(使い方)- 受験で最も重要なポイント

文法問題で直接問われるのが、この構造の違いです。

  • depend on は【S + V + O】の文型で使われます。
    depend on 全体で一つの動詞句(V)として機能し、後ろに目的語(O)を取ります。


    (S) The team's success / (V) depends on / (O) every member's effort.
  • dependent on は【S + V + C】の文型で使われます。
    be動詞(V)の後ろに置かれ、主語(S)の状態を説明する補語(C)として機能します。


    (S) The team's success / (V) is / (C) dependent on every member's effort.

決定的な違いは be動詞 の有無です。be動詞があれば形容詞の dependent、なければ動詞の depend が来ると判断できます。

違い④:書き換えの可否 – 意味上の互換性

前述の通り、「~次第である」「~に頼っている」という意味においては、この2つの表現は多くの場合で書き換えが可能です。これは、同意文選択問題などで問われる可能性があります。

  • 元の文: The price depends on the quality.
    (価格は品質次第です。)
  • 書き換え: The price is dependent on the quality.
    (価格は品質に依存しています。)

ただし、前述の「動作」と「状態」のニュアンスの差は僅かに存在するため、文脈によっては片方がより自然に響く場合があります。

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depend on と dependent on のよくある質問

Q.

結局、テストで迷った時の一番簡単な見分け方は何ですか?


A.

空所の直前に is, am, are, was, were などのbe動詞があるかどうかを確認するのが最も確実な判断基準です。be動詞があれば、補語となる形容詞 dependent on を選びます。be動詞がなく、主語の直後に動詞が必要な場合は depend on を選びます。これが最も実践的な識別方法です。

Q.

depending on ~ という形もよく見かけますが、これは何ですか?


A.

それは depend の現在分詞を用いた分詞構文、あるいは前置詞句として扱われる表現で、「~に応じて」「~次第で」という意味を表します。文頭や文末で副詞的に使われるのが一般的です。 例:<strong>Depending on</strong> the traffic, we might be late. (交通状況によっては、私たちは遅れるかもしれません。)

depend on と dependent onの使い分けはこれでOK

最後に、depend on と dependent on の使い分けを判断できる方法を解説します。

2つの使い分けは、文中でその表現にどのような役割を持たせたいかによって決まります。

文の「動詞(述語)」として「~に頼る」「~次第である」という動作を表したいのであれば、depend on がよいです。

 

be動詞の後ろで、主語の「状態(補語)」として「~に依存している状態だ」と説明したいのであれば、形容詞である dependent on を選択しましょう。

品詞の違いを理解し、特に be動詞 の有無に着目することが、両者を正確に使い分けるためのポイントです。

この記事が、あなたの英語学習での悩みを解決し、志望校合格に向けたサポートとなることを願っております。

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