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2025年08月29日 一般-その他

【塾講師が解説】試験直前に糖分補給はしていい?避けるべき食べ物も解説

【塾講師が解説】試験直前に糖分補給はしていい?避けるべき食べ物も解説

試験本番。「脳のエネルギーのために直前にチョコを食べるぞ!」と意気込んでいるあなた。その一手、実はパフォーマンスを下げてしまう「罠」かもしれません。

今回は、多くの受験生が誤解している「試験直前の糖分補給」の真実と、科学的根拠に基づいた「合格を引き寄せる必勝ルーティン」を、誰でも真似できる具体的な手順で解説します。この記事を読めば、あなたは試験開始の瞬間から、最高の集中力でスタートダッシュを切れるようになります。

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

なぜ、試験直前の過ごし方が合否を分けるのか?

ご存知の通り、脳がエネルギーとして使えるのは基本的に「ブドウ糖」だけです。だから、試験前に糖分を補給すること自体は間違いではありません。

しかし、問題はその「摂り方」「タイミング」です。間違った糖分補給は「血糖値スパイク」という現象を引き起こします。これは、血糖値が急上昇した後に急降下する状態で、強烈な眠気や集中力の低下を招く、受験生にとって最悪の敵なのです。

試験のパフォーマンスは、直前の行動で作り出す「安定した血糖値」と「脳の準備状態」で決まります。ただやみくもに糖分を摂るのではなく、脳を最高の状態に整えるための「儀式」として、戦略的に準備する必要があるのです。

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受験生が陥る、試験直前のありがちな失敗

「自分だけじゃなかったんだ」と安心してください。多くの受験生が、良かれと思って逆効果なことをしてしまっています。

【失敗例1:チョコと缶コーヒーで撃沈】
試験開始30分前、「よーし、エンジンかけるぞ!」と板チョコ1枚と甘い缶コーヒーを摂取。しかし、試験開始から45分後、強烈な眠気が…。頭がぼーっとして、簡単な計算問題で信じられないミスをしてしまった。

【失敗例2:休み時間のたびに菓子パン】
1科目終わるごとに「お疲れ様!」と自分へのご褒美に菓子パンを食べていた。午後の科目になる頃には、集中力が完全に切れ、長文問題がまったく頭に入ってこなかった。

【失敗例3:糖分よりも不安をチャージ】
糖分は完璧に摂ったつもり。でも、直前に不安になって難しい問題集を開いてしまった。「うわ、これ解けない…」と焦ったまま試験開始のチャイムが鳴り、完全にパニック状態に陥ってしまった。

塾講師直伝!合格を勝ちとる試験直前の過ごし方

誰でも、明日から、そのまま真似できる具体的な手順を4つのステップで解説します。模試の時から練習して、本番では無意識にできるレベルまで身体に覚えさせてください!

【ステップ1】食事は「90分前」までに!選ぶべきは「おにぎり」

試験当日の朝食や昼食は、試験開始の90分前までには済ませておきましょう。これは、消化にエネルギーを使いすぎず、脳に安定してエネルギーを供給するための鉄則です。

メニューの具体例:
血糖値を緩やかに上げる「複合炭水化物」がベストです。腹八分目を意識してください。
・おにぎり(鮭、昆布など)
・バナナ
・全粒粉のサンドイッチ

【ステップ2】直前チャージは「ブドウ糖」を「2〜3粒」だけ

試験が始まる直前、最後のエネルギー補給です。ここで摂るべきは、脳の直接のエネルギー源となり、吸収が速い「ブドウ糖」です。

タイミングと量:
・試験開始の15〜20分前
ラムネ菓子(ブドウ糖90%以上のもの)を2〜3粒、またはカカオ70%以上のチョコレートを1かけ食べる。
⚠️ 注意:摂りすぎは禁物!血糖値スパイクの原因になります。あくまでスタートダッシュのためのお守りです。

【ステップ3】糖分より重要!10分間の「脳のウォーミングアップ」

糖分を補給したら、次は脳を「試験モード」に切り替える準備運動です。アスリートが試合前に体を動かすのと同じです。

具体的な行動:
・試験開始の10分前になったら、参考書やノートをすべてカバンにしまう。
・代わりに、使い慣れた計算用紙や単語帳を取り出し、「絶対に間違えないレベルの超簡単な問題」を1〜2分、頭の中だけで解く。
(例:簡単な計算、見慣れた英単語や歴史年号の確認など)
⚠️ 注意:難しい問題は絶対に見ないこと!「解ける」という感覚で自信を高めるのが目的です。

【ステップ4】最後は「3回の深呼吸」で心を整える

脳の準備ができたら、最後は心です。最高のパフォーマンスは、リラックスした心身から生まれます。

具体的な行動:
・試験開始の1分前になったら、筆記用具だけを机に置き、目を閉じる。
・鼻から4秒かけて息を吸い、口から6秒かけてゆっくり吐き出す。これを3回繰り返す。
・心の中で「大丈夫、自分はやってきた」と一度だけ唱える。

 知っておくと差がつく試験直前のコツ3選!

1.休憩時間の過ごし方を制する
休み時間も小さな本番です。次の試験科目の「超簡単な問題」で脳をウォーミングアップし、必要ならラムネを1〜2粒補給しましょう。前の科目の反省は絶対にしてはいけません。

2.飲み物は「水」か「麦茶」が最強
糖分の多いジュースはNG。緑茶やコーヒーに含まれるカフェインは利尿作用があるため、試験中にトイレに行きたくなるリスクがあります。常温の水か麦茶を少しずつ飲むのがベストです。

3.「模試」を「本番」として練習する
この必勝ルーティンは、ぶっつけ本番でやっても効果は半減します。必ず、日頃の模試の時から「本番と全く同じ手順」で試してください。身体に染み込ませることで、本番の過度な緊張を防ぐことができます。

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Q.

緊張で食欲がない場合はどうすればいいですか?


A.

無理に固形物を食べる必要はありません。胃腸に負担が少なく、エネルギー補給ができる「ゼリー飲料(ウィダーinゼリーなど)」を活用しましょう。その際も、試験開始の60分前くらいまでには飲み終えておくのが理想です。直前の補給は同じくラムネ数粒がおすすめです。

Q.

エナジードリンクは効果がありますか?


A.

おすすめしません。多くのエナジードリンクは多量の糖分とカフェインを含んでおり、血糖値スパイクや急激な覚醒効果の後のパフォーマンス低下、利尿作用など、受験生にとってはリスクの方が大きいです。これまで説明してきた、安定したエネルギー供給を目指す方がはるかに安全で効果的です。

この記事のまとめ

試験の合否を分けるのは、知識量だけではありません。本番で実力を100%発揮するための「準備力」です。特に試験直前の過ごし方は、あなたの脳のパフォーマンスを天国にも地獄にも変えます。 鍵は、血糖値の急上昇を防ぐ「戦略的な糖分補給」と、脳と心を最高の状態に整える「ウォーミングアップ」です。食事は90分前までにおにぎりなどで済ませ、直前15分前にはラムネを2〜3粒。そして何より重要なのは、10分前から簡単な問題で脳を動かし、最後は3回の深呼吸で心を落ち着けること。この必勝ルーティンをあなたの「武器」にしてください。 これまで頑張ってきたあなたなら、必ずできます。自信を持って、本番に臨んでください!

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