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2025年10月07日 一般-参考書

【塾講師が徹底解説】 必携英単語LEAPの 使い方やおすすな人

【徹底分析】『必携英単語LEAP』は受験生に最適か?

LEAPの概要

『必携英単語LEAP』(以下、LEAP)は、単に大学受験の読解問題を突破するためだけでなく、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を総合的に高めることをコンセプトに据えた、現代の大学入試に対応する英単語帳です。単語を覚えるだけでなく、その「使い方」まで深く理解させる工夫が随所に見られ、多くの受験生から支持を集めています。

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

LEAPの基本情報

書名 改訂版 必携英単語LEAP
著者 竹岡 広信
対象レベル 共通テスト〜国公立二次・難関私大(MARCH、関関同立など)
値段 1,045円(税込)
公式リンク 数研出版 公式サイト

LEAPの特徴と構成

LEAPの最大の特徴は、収録されている単語を「Active Vocabulary」と「Passive Vocabulary」に分類している点です。

Active Vocabulary: スピーキングやライティングで自ら使いこなすべき重要単語群です。基本的な単語が多く含まれますが、その使い方が深く解説されています。

Passive Vocabulary: リーディングやリスニングで意味が分かれば良い、やや難易度の高い単語群です。

この分類により、学習者は単語の重要度に応じて学習の深度を変えることができ、効率的に4技能を伸ばすことが可能になります。また、単語の選定基準としてCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)レベルが併記されており、客観的な難易度が把握しやすいのも特徴です。

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【塾講師のコメント】

このActive/Passiveという分類は画期的です。多くの受験生が「単語の意味は知っているのに英作文で使えない」という壁にぶつかりますが、LEAPはその課題に正面から向き合っています。単なる丸暗記ではなく、「使える語彙」を増やすという点で、大学入学後にも繋がる本質的な英語力を養う上で非常に効果的と考えられます。

得られる学力とおすすめな人

LEAPをマスターすることで、共通テストレベルからMARCH・関関同立といった難関私立大学、中堅国公立大学の入試で求められる語彙力に十分対応できる学力が身につきます。特に、単語のニュアンスやコロケーション(語の繋がり)を重視した作りになっているため、読解の精度が向上するだけでなく、英作文や自由英作文問題での表現力アップが期待できます。

【こんな受験生におすすめ】
・丸暗記が苦手で、理屈やイメージで単語を覚えたい人
・英作文やスピーキングなど、アウトプットする力を伸ばしたい人
・大学受験だけでなく、将来的に使える英語力を身につけたいと考えている人
・現在の偏差値が50〜60前後で、ワンランク上の英語力を目指す平均層〜応用層の受験生

LEAPの効果的な使い方

LEAPの効果を最大化するための使い方を提案します。

ステップ1:見出し語と赤字の意味を覚える
まずは1単語1秒のペースで、見出し語を見て意味が即答できるようにします。この段階では、すべての情報を詰め込もうとせず、とにかく周回速度を重視しましょう。

ステップ2:音声データを活用する
付属の音声(無料ダウンロード)を活用し、正しい発音を耳で覚えます。通学時間などのスキマ時間に聞くだけでも効果があります。音声に合わせてシャドーイング(影のように追いかけて発音する練習)を行うと、リスニング力と記憶の定着率が飛躍的に向上します。

ステップ3:解説とフレーズを読み込む
単語の意味を覚えたら、解説部分やフレーズ、例文をじっくり読み込みます。特にActive Vocabularyは、どのような文脈で使われるのかを意識しながら学習することが重要です。

ステップ4:定期的な復習
人間の脳は忘れるようにできています。「1週間に4日進んで2日復習」のように、定期的に既習範囲に戻るサイクルを確立しましょう。

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他の参考書にはない独自の強み

LEAPの最大の強みは、やはり「4技能への意識」です。多くの単語帳が「試験に出る順」や「頻度順」を重視し、主に読解(リーディング)対策に特化しているのに対し、LEAPは英作文(ライティング)やリスニング、さらにはスピーキングまで見据えています。これにより、近年多様化する大学入試の形式、特に外部試験利用や自由英作文といったアウトプットが求められる場面で大きなアドバンテージとなります。

同レベルの参考書との徹底比較

ここでは、大学受験の平均層に人気の高い代表的な単語帳である『システム英単語』と『英単語ターゲット1900』を競合として選定し、LEAPとの比較分析を行います。

比較項目 本書 (LEAP) システム英単語 英単語ターゲット1900
コンセプト 4技能対応、使える語彙 文脈で覚える(ミニマルフレーズ) 頻度順、1語1義の高速暗記
単語の配列 CEFRレベル基準 難易度順(章ごと) 入試データに基づく頻度順
覚え方 語源・解説・ニュアンスの理解 短いフレーズでの暗記 単語と意味の単純対応
情報量 多い(解説が詳しい) 標準的 少ない(シンプル)
最適な学習者 理解重視、応用力をつけたい人 効率重視、単語の使われ方も知りたい人 効率最優先、とにかく早く覚えたい人

【塾講師のコメント】

この3冊はどれも優れた単語帳ですが、思想が全く異なります。『ターゲット』が「速さ」を追求するスプリンターなら、『シス単』は実用的な「技術」を磨くテクニシャン、そして『LEAP』は本質的な「強さ」を求めるオールラウンダーと言えるでしょう。大学受験生にとっては、どの単語帳も選択肢になり得ます。もしあなたが単純暗記が苦でなく、最速で結果を出したいなら『ターゲット』。効率と実践のバランスを取りたいなら『シス単』。そして、時間はかかっても英語の本質を理解し、総合力を高めたいなら『LEAP』が最適です。

使用上の注意点と必要な前提知識

LEAPを始めるにあたり、中学レベルの英単語(約1500語)と基本的な英文法(高校1年生レベル)は一通り習得していることが望ましいです。基礎が固まっていない状態で始めると、解説の理解が追いつかず、挫折の原因になりかねません。不安な場合は、より基礎的な単語帳や文法の参考書を先に終わらせてから取り組むことを推奨します。

使っている人の声(良い口コミ・気になる口コミ)

“今まで単語の意味を一つしか覚えていなくて長文でつまずくことが多かったけど、LEAPで詳しい解説やフレーズを読むようになってから、文脈に合った意味を推測できるようになった。特に英作文で自然な表現が使えるようになったのが嬉しい。”

“情報量が多くて、全部覚えようとすると1周するのに時間がかかる。ターゲットみたいにサクサク進めたい人には向かないかもしれない。頻度順じゃないから、どこまでやればどの大学レベルか分かりにくいのが少し不安。”

よくある質問(Q&A)

Q.

この一冊だけでMARCHや関関同立レベルの大学に合格できますか?

A.

はい、この一冊を完璧に仕上げれば、語彙力に関しては十分合格レベルに到達します。LEAPに収録されている単語は、これらの大学の入試問題を徹底的に分析して選ばれているため、単語が原因で長文が読めなくなることはほぼなくなるでしょう。ただし、もちろん長文読解や英文法、英作文など、他の分野の学習も並行して行う必要があります。

Q.

『システム英単語』や『ターゲット1900』をすでに持っているのですが、乗り換えるべきですか?

A.

すでに他の単語帳を半分以上進めている場合は、無理に乗り換える必要はありません。どの単語帳も大学受験に必要なコア語彙の多くは重複しています。まずは今お持ちの単語帳を完璧にすることを目指してください。もし、その単語帳を終えた上で、英作文対策や語彙の深い理解に課題を感じるようであれば、2冊目としてLEAPの解説部分を読み物として活用するのは非常に効果的です。

まとめとおすすめする受験生

『必携英単語LEAP』は、単なる暗記作業に終始しない、本質的な英語力を育成するための優れた単語帳です。特に、アウトプット能力が問われる現代の入試傾向に強く、大学入学後も見据えた学習が可能です。

「大学受験の平均層」の受験生にとっては、ライバルと差をつける一冊になり得ます。特に、単純作業が苦手で、意味や理屈を考えながら学習を進めたい知的好奇心のある方には、これ以上なくフィットするでしょう。時間は多少かかるかもしれませんが、得られるものは非常に大きい一冊です。

【おすすめな人】
「効率」よりも「理解の質」を重視し、受験英語の先にある真の英語力を手に入れたいと考える、すべての平均層およびそれ以上のレベルを目指す受験生におすすめします。

 

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