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受験生の皆さんこんにちは!本記事では、ジャパンタイムズ出版の『出る順で最短合格!英検 単熟語EX』シリーズを塾講師が専門的かつ独自の視点で解説します!
英検対策の参考書としては後発ながら、その圧倒的な「データ分析力」と「学習効率への配慮」で、急速に支持を拡大しているシリーズです。特に私立大学受験を見据え、英検2級~準1級でのハイスコア取得や合格を目指す受験生にとって、強力な武器となる一冊です!
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
| 書名 | 出る順で最短合格!英検〇〇級 単熟語EX シリーズ(単熟語EX) |
| 著者 | ジャパンタイムズ出版 英語出版編集部 |
| 対象レベル | 英検各級の合格(特に2級・準1級は大学入試基礎〜標準レベル) |
| 値段 | 1,430円~2,090円(税込・級により異なる) |
| 公式リンク | ジャパンタイムズ出版公式サイト |
最大の強みは、「最新の過去問データの分析に基づいた網羅性の高さ」です。 特に準1級などの上位級において、競合する他書と比較しても「本番でこの単語帳に載っていない単語が出た」というケースが少ないと評判です。 また、単なるリスト形式ではなく、良質な例文とともに語彙を提示しているため、文脈の中で「使える英語」として定着させやすい点も、大学入試の長文読解対策として非常に優れています。
情報量が豊富である反面、「とにかく薄い本でサクッと終わらせたい」という人には不向きです。収録語数が多く、類義語や派生語の情報も充実しているため、英語アレルギーがある生徒や、試験まであと1週間しかないといった超短期決戦の場合、消化不良を起こしてかえって逆効果となる可能性があります。 また、王道の『パス単』と比べると利用者がまだ少ないため、「周りと同じものを使って安心したい」というタイプの人には心理的なハードルが高いかもしれません。
本シリーズは、過去の英検問題を徹底的に分析し、出題頻度の高い順にA、B、C…とランク分けされています。 各項目には、見出し語、発音記号、主な意味に加え、「実際に使われそうな自然な例文」が掲載されています。 また、特筆すべきは「熟語」の扱いです。多くの単語帳が熟語をおまけ程度に扱う中、本シリーズは書名に「単熟語」とある通り、熟語の収録数と解説も充実しており、私大入試で頻出かつ苦しむ人も多いイディオム対策も同時に行えます。
各級の合格に必要なレベルを完全にカバーしています。 私立大学受験の視点で見ると、
・2級版:日東駒専~GMARCHレベルの基礎語彙。
・準1級版:GMARCH~早慶上智レベルの標準~応用語彙。
ここまで仕上げれば、大学入試の英語長文で「単語がわからなくて読めない」という事態は激減します。
単なる「英検合格」だけでなく、「大学受験でも戦える骨太な語彙力」が得られます。 特におすすめするのは、以下のような人です。
・英検利用入試(立教大学や青山学院大学など)を本気で狙っている人
・語彙問題を感覚ではなく、確実な知識で解きたい人
・大学受験の勉強と英検対策を効率よく統合したい人
【高校2年生の場合】
高2の冬までに「2級」レベルを完璧にし、高3の春から「準1級」レベルに着手するのが理想的です。
【高校3年生の場合】
夏休み前までに、志望校で求められる級(2級または準1級)の本書を8割以上暗記してください。ここが遅れると、秋以降の過去問演習に支障が出ます。
いきなり準1級レベルから始めると挫折する可能性が高いです。現状の偏差値が50未満の場合や、中学レベルの単語に不安がある場合は、まずは下の級(2級や準2級)の確認から始めるか、基礎的な単語帳(『ターゲット1200』など)を挟むことをおすすめします。
1. 音声学習の徹底:無料の音声ダウンロードやアプリを活用し、必ず「音」と一緒に覚えること。リスニング対策にもなります。
2. 例文の音読:単語単体ではなく、例文ごと音読して「文脈」でインプットする。これにより、長文読解での反応速度が上がります。
3. 回転数を重視:1回で完璧に覚えようとせず、薄く何度も周回して接触回数を増やすのがコツです。
「最新傾向への対応スピード」と「学習アプリとの連携」です。特に、最新版では近年の英検の難化傾向(特に語彙問題)に対応しており、古い参考書ではカバーしきれない語彙も収録されています。また、紙面が見やすく、重要度が視覚的に分かりやすいレイアウトも評価が高いポイントです。
| 比較項目 | 本書(単熟語EX) | でる順パス単 | 文で覚える単熟語 |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 最新データに基づく網羅性と実用性のバランス | 頻出度最優先の効率重視 | 長文の中で文脈と共に覚える |
| 到達レベル | 合格+高得点 (私大入試応用に対応) |
最短合格ライン (必要十分) |
読解力強化+語彙定着 |
| 解説の詳しさ | 詳しい(類語・反意語・語法が豊富) | シンプル | 文脈解説が中心 |
| 問題数と網羅性 | 非常に高い(難化傾向に対応) | 標準的(5訂版で精選された傾向) | 収録語数はやや少なめ |
| 前提レベル | 各級の基礎力があることが望ましい | 初学者でも入りやすい | ある程度の読解力が必要 |
| おすすめ度 | ★★★★★ (私大受験を見据えるならコレ) |
★★★★☆ (短期間での合格優先なら) |
★★★★☆ (読解が苦手な人向け) |
私立大学受験を有利に進めるために英検を取得したいという場合、私は迷わず『出る順で最短合格!英検〇〇級 単熟語EX』を推します。
理由は明確です。近年の私大入試や英検上位級は語彙の難易度が上がっており、単に「合格ラインギリギリ」を目指す学習では、本番の入試英語に対応できないケースが増えているからです。『パス単』も素晴らしい本ですが、近年の改訂で少し収録語が易しくなった(精選された)という声もあり、大学受験の「基礎体力」をつけるという意味では、網羅性の高い『単熟語EX』の方が潰しが効くといえます!
ただし、もしあなたが「英語を読むのが苦痛で仕方がない」というタイプなら、『文で覚える単熟語』を使って、強制的に長文に触れるスタイルをとるのも一つの手です。自分の性格と相談して決めましょう。
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
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“準1級合格のために使用しました。過去問を解いたときに、この本に載っている単語がそのまま出てきて感動しました。例文も自然で、英作文の参考にもなりました。”
“情報量が多すぎて、最初の1周を終えるのに時間がかかりすぎました。もっと薄い本で回転数を上げたほうが自分には合っていたかも。”
ターゲット1900やシステム英単語を持っていますが、これ(単熟語EX)も必要ですか?
英検2級までなら『ターゲット』などの大学受験用単語帳で十分代用可能です。しかし、「準1級」以上を目指す場合は、大学受験用単語帳ではカバーしきれない独特な語彙(社会問題や環境問題に関する語など)が多く出るため、英検専用の本書を追加することをお勧めします。
『出る順で最短合格!英検〇〇級 単熟語EX』は、単なる資格取得にとどまらず、その先の大学受験での成功を見据えた「骨太な英語力」を養成するのに最適な一冊です。 特に、「私立大学受験を有利に進めるために、高2~高3の早い段階で準1級を取りたい」と考えている受験生には、自信を持っておすすめします。 この一冊をボロボロになるまで使い倒せば、英検合格証書だけでなく、志望校合格へのパスポートも手に入ることでしょう。
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