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2025年12月16日 一般-参考書

【日本史/世界史】『時代と流れで覚える』シリーズは歴史学習の知恵袋?レベルや使い方、特徴を塾講師が徹底解説!

時代と流れで覚える!日本史B用語 / 世界史B用語 シリーズの概要

受験生の皆さんこんにちは!本記事でご紹介するこのシリーズは、単なる用語の丸暗記ではなく、「歴史の流れ(因果関係)」と「重要用語」をセットでインプットすることに特化した参考書です。「左ページにまとめ図解・フローチャート」「右ページに穴埋め問題」という見開き完結型の構成が最大の特徴であり、知識が断片的になりがちな受験生の救世主として定評があります。

古文単語315

この記事を監修した人

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

基本情報

書名 時代と流れで覚える!日本史B用語 / 世界史B用語
著者 鈴木 和裕(日本史) / 相田 知史・小林 勇祐(世界史)
出版社 文英堂(シグマベスト)
対象レベル 基礎 ~ 日東駒専・MARCH・地方国公立レベル
値段 各 1,320円(税込)
公式リンク 文英堂公式ページ

この参考書の強み

最大の強みは、「知識の整理」と「暗記」が同時にできるレイアウトにあります!多くの受験生が陥る「一問一答で単語は覚えたが、どの時代の何の話か分からない」という状態を防ぐことができます。左ページの「時代と流れ」の図解は、教科書の文章を読むのが苦手な層にとっても視覚的に理解しやすく、歴史の全体像を掴むのに最適です。また、重要頻出用語に絞り込まれているため、挫折しにくいボリューム感である点もおすすめなポイントです!

この参考書の弱点と合わない人

網羅性は標準レベルに留まるため、早慶上智や難関国立大の論述・マニアックな正誤問題に対応するには、これ1冊では知識量が不足します。あくまで「基礎~標準の骨格を作る本」であるため、偏差値65以上を最初から目指す場合や、すでに通史の理解が完璧な層には物足りない可能性があります。また、解説は簡潔であるため、「全くの初学者」がいきなりこれから始めると、背景知識の不足で躓くことがあります。

早慶・旧帝大を目指すには情報量が足りない?

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特徴と構成・問題数

日本史・世界史ともに、見開き2ページで1テーマが完結します。
左ページ(まとめ):年表、地図、相関図などを用いて、その単元の重要事項が視覚的に整理されています。赤シートで重要語句を隠せます。
右ページ(文章・問題):左ページの内容を文章化した穴埋め問題です。入試頻出の文章形式でインプットを確認できます。
問題数は、入試に必要な最重要用語(約2000〜3000語レベル)に厳選されており、短期間での周回が可能です。

この参考書のレベル感

到達目標:偏差値55~60(共通テスト8割、日東駒専合格~MARCH基礎レベル)
教科書学習の並走用として最適な参考書であるといえます!この本を完璧にすれば、共通テストや中堅私大の合格点は十分にとれるようになるでしょう。

得られる学力とおすすめする人

歴史の流れ(因果関係)を理解しながら用語を定着させる力がつきます。
おすすめする人:
・一問一答を使っているが、用語が頭に残らない人
・教科書の文章を読むのが苦痛で、図で理解したい人
・短期間(1~2ヶ月)で通史の基礎を総復習したい高校3年生の夏前の人
・模試で偏差値50の壁を超えられない人

この参考書はいつまでに終わらせるべき?

【難関国公立・早慶志望】:高校3年生の7月(夏休み前)まで
夏休み以降は、より詳細な一問一答や実戦問題集へ移行する必要があります。
【MARCH・関関同立志望】:高校3年生の8月(夏休み中)まで
夏中に基礎を固め、秋から過去問演習に入るとスムーズです。
【日東駒専・産近甲龍志望】:高校3年生の10月まで
この本を軸に、過去問と往復して精度を高める使い方が有効です。

使用上の注意点と必要な前提知識

「流れ」が整理されているとはいえ、全くの初学者(歴史の授業を一度も聞いていない状態)だと理解が難しい箇所があります。学校の授業や、講義系参考書(『実況中継』シリーズや『面白いほどわかる』シリーズ)を一通り読んだ後に、整理用として使うのが最も効果的です。

効果的な使い方

1. 左ページを見る:まずは赤シートを使わず、図や表をじっくり見て「何が起きたか(因果)」を理解します。
2. 右ページを解く:重要語句を赤シートで隠し、即答できるかチェックします。
3. 戻って確認:間違えた用語は、左ページのどこに位置しているか必ず戻って確認します。これを繰り返すことで、用語が「点」ではなく「線」で繋がります。
4. 周回する:1周目は「重要語句(赤文字)」のみ、2周目は「黒太字」も覚えるなど、段階的に細かくしていきます。

いつまでに、どう進める?

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他の参考書にはない独自の強み

一般的な一問一答集が「用語の羅列」になりがちなのに対し、本書は「図解まとめ」がメインである点が独自です。特に世界史における「同時代の横のつながり」や、日本史における「複雑な政治史の相関図」が一目でわかるレイアウトは、記憶の定着率を格段に高めます。

同レベルの参考書との徹底比較

この参考書の立ち位置やレベル感をより明確にするため、代表的な「一問一答(網羅型)」と「講義系(理解型)」を比較対象として選定し、徹底比較を行います!

比較項目 本書(時代と流れ) 東進 一問一答シリーズ 実況中継/面白いほどわかる
コンセプト 図解での整理と暗記のハイブリッド 圧倒的な網羅性と用語暗記特化 「読む」ことで歴史の流れを理解
到達レベル 共通テスト・MARCH基礎 早慶上智・東大・難関国公立 共通テスト・基礎理解
解説の詳しさ 簡潔(図で見て分かる仕様) 用語解説はあるが背景は薄い 非常に詳しい(授業そのもの)
問題数と網羅性 厳選(頻出重要語のみ) 最大級(6000語以上) 少ない(理解優先)
前提レベル 教科書を一読したレベル 基礎知識があることが前提 完全初学者OK
おすすめ度 ★★★★★
(基礎固めに最適)
★★★☆☆
(挫折率が高い)
★★★★☆
(最初の1冊として)

【塾講師のコメント】

今回のように「用語が覚えられない」「基礎を固めたい」という受験生にとって、本書は間違いなく「最初に取り組むべき最強の1冊」です!

理由は単純です。多くの受験生が歴史で挫折するのは、「いきなり分厚い一問一答(東進など)に手を出して、意味不明なまま文字の羅列を覚えようとするから」です。本書は情報量をあえて絞り、図解で「引き出し」を作ってくれるため、記憶の定着率が段違いです!

【志望校別のアドバイス】
■ 日東駒専・産近甲龍志望:この1冊をボロボロになるまで繰り返してください。これだけで合格点の7~8割は取れます。他の参考書に移行するよりも、この参考書を完璧にしてください!
■ MARCH・関関同立志望:まずはこの本で基礎を完璧にし、その後、過去問演習で出た知らない知識を書き足していく「ベースキャンプ」として使ってください。
■ 早慶上理・旧帝大志望:高3の夏までにこの本を終わらせ、全体像を掴んでください。秋以降は『東進 一問一答』や『実力をつける100題』などのハイレベル演習へ接続するための「踏み台」として優秀です。

P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
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使っている人の声(良い口コミ・気になる口コミ)

“文字だけだと眠くなるけど、左ページの図が分かりやすくて整理できた。世界史のタテとヨコのつながりが初めて理解できた。”

“日本史の文化史が写真付きでまとまっていて見やすい。共通テスト対策ならこれで十分戦える。”

“早稲田の過去問を解くにはこれだと用語が足りない。あくまで基礎用だと割り切る必要がある。”

“地図問題の対策としては少し弱いかも。別途資料集は必須。”

よくある質問(Q&A)

Q.

この1冊だけで東大・京大は対応できますか?

A.

いいえ、それだけでは不十分です。東大・京大などの難関国公立は深い論述力が求められます。本書は「基礎知識の整理」には役立ちますが、教科書や専門書を読み込み、論述問題集でアウトプットする訓練が別途必須です。

Q.

日本史と世界史で使い方は違いますか?

A.

基本的には同じです。ただし、世界史版は「同時代の各国の動き」を整理することに、日本史版は「政治の流れと文化史のリンク」に特に強みがあります。それぞれの科目の特性に合わせてまとめられているので、安心して同じメソッドで進めてください!

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まとめとおすすめする受験生

『時代と流れで覚える!』シリーズは、歴史学習の最大の壁である「用語と流れの分断」を解消してくれる良書です。特に「基礎を固めたい」「丸暗記が苦手」という受験生にとっては、偏差値を50から60へ引き上げるための強力な武器となります。志望校がどこであれ、まずはこの本で「歴史の背骨」を作り、その後にレベルに応じた肉付け(より細かい参考書や過去問)を行う戦略が、最短ルートでの合格への鍵となります!

この参考書を通じて歴史への理解度と基礎定着を完璧にし、受験生の皆さんの志望校合格につながることを心の底から応援しています!

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