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受験生の皆さんこんにちは!本記事で今回ご紹介するのは、河合出版の隠れた名著『出る!出た!英語長文』シリーズ(14選 初級編・16選 中級編・18選 上級編)です。多くの受験生が「長文読解の演習書」として『やっておきたい英語長文』や『The Rules』を選ぶ中で、本書は「入試におけるデータの裏付け」という独自の強みを持つシリーズです。タイトル通り、「実際に入試に何度も出題された(出た!)」「これからも出る可能性が高い(出る!)」英文のみを厳選している点が最大の特徴です。日東駒専から早慶・旧帝大レベルまで、段階的に無理なくステップアップできる構成となっています。
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
| 書名 | 頻出問題集の決定版!出る!出た!英語長文(14選 初級編/16選 中級編/18選 上級編) |
| 著者 | 小林 功 |
| 対象レベル | 初級:共通テスト基礎~日東駒専 中級:日東駒専~GMARCH・関関同立・国公立 上級:GMARCH上位~早慶上理・旧帝大・医学部 |
| 値段 | 約1,019円〜1,300円(税込) |
| 公式リンク | 学参ドットコム等を参照 |
本書の最大の強みは、「入試頻出のトピックと英文」に特化している点です。大学入試では、全く同じ英文や、非常に似通ったテーマの英文が複数の大学で繰り返し出題されることが多々あります。著者の徹底的なデータ分析により、「これを読んでおけば、本番で『あ、この話知ってる!』となる可能性が高い」英文が集められています。また、解説編ではSVOCの構文解析が丁寧になされており、特に複雑な文構造には「文法&構造のポイント」として詳細な説明が付されています!
弱点は、出版年が2017年と比較的前であるため、ここ数年の「超長文化」や「マルチテキスト(複数の資料を読み解く問題)」といった最新トレンドには対応しきれていない点です。また、音声ダウンロードが標準装備されている最新の参考書(『The Rules』や『Polaris』など)と比較すると、音読学習の利便性で劣る場合があります。「最新の出題傾向のみを追いたい人」や「スマホで手軽に音声を聞きたい人」には不向きかもしれません。
シリーズは語数と難易度によって明確に3段階に分かれています。
1. 14選 初級編: 約400語までの英文。高校基礎から共通テスト、日東駒専レベル。基礎的な構文把握力を養います。
2. 16選 中級編: 400~600語の英文。GMARCH・関関同立・地方国公立レベル。標準的な入試長文を読み解く体力をつけます。
3. 18選 上級編: 600語以上の長文。早慶上理・旧帝大・医学部レベル。抽象度の高いテーマや複雑な論理展開を含む英文を扱います。
初級編: 偏差値45~55付近。英語に苦手意識がある受験生のエントリーモデルとして最適です!
中級編: 偏差値55~60付近。実戦的な演習を積みたい受験生向けです!
上級編: 偏差値60~65以上。難関大特有の「重い」長文に対抗する力を養います!
このシリーズをやり切ることで、単なる「読解力」だけでなく、「入試頻出テーマへの背景知識(スキーマ)」が身につきます。また、SVOC解析がしっかりしているため、「なんとなく読む」から「精読する」習慣がつきます。「過去問に入る前に、標準的かつ良質な過去問で演習量を確保したい人」に特におすすめです。
難関国公立・早慶志望の場合: 高3の夏休み前までに「中級編」を終え、夏休み中に「上級編」に着手するのが理想的です。
GMARCH・関関同立志望の場合: 高3の夏休み中に「初級編」を完璧にし、秋以降に「中級編」を仕上げて過去問演習へ繋げましょう!
解説は丁寧ですが、あくまで「長文問題集」ですので、基本的な英単語(システム英単語やターゲット1900など)と、基礎英文法(Next StageやVintageなど)、および基本的な英文解釈の技術(『入門英文解釈の技術70』など)はすでに習得済みであることが前提です。いきなりこの本から始めると、単語調べだけで終わってしまう可能性があります。
1. 時間を計って解く: 各問題には目安時間が設定されています。最初はオーバーしても良いですが、時間を意識して取り組みましょう。
2. 解説の熟読とSVOC確認: 正解・不正解に関わらず、解説を読み込みましょう。特に、自分が読めなかった文構造がSVOC解析と合致しているかを確認してください。
3. 音読と再読: 意味の区切れ(センスグループ)ごとに前から後ろへ意味を取りながら音読します。最低でも1長文につき10回は音読し、英語の語順で理解できる回路を作ってください。
多くの長文問題集が「読み方(メソッド)」を重視する中、本書は「素材(英文そのものの質と頻出度)」に重きを置いています。「この英文は他の大学でも出たことがある」という事実は、学習者にとって「これをやる意味がある」という強い動機付けになります。この「的中狙い」とも言える実利的なコンセプトは他書にはない特徴です。
| 比較項目 | 本書(出る!出た!) | The Rules(関正生) | やっておきたい英語長文 |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 入試頻出英文(データ重視) | 読解ルール(再現性重視) | 演習量確保(質実剛健) |
| 到達レベル | 日東駒専〜早慶旧帝 | 日東駒専〜早慶旧帝 | 日東駒専〜超難関 |
| 解説の詳しさ | 詳しい(SVOC全図解あり) | 非常に詳しい(論理重視) | シンプル(自力重視) |
| 問題数と網羅性 | 14〜18題(語数別) | 各12題(レベル別) | 10〜30題(語数別) |
| 前提レベル | 単語・文法・解釈終了後 | 単語・文法・解釈終了後 | 基礎力完成後 |
| おすすめ度 | 4.5/5(堅実派向け) | 5.0/5(最新トレンド派) | 4.0/5(演習量重視) |
ズバリ結論を言います。もしあなたが「長文の読み方がわからなくて困っている(解法のルールが欲しい)」なら『The Rules』から入るのがおすすめです!しかし、「読み方はある程度わかったから、入試によく出る形式・テーマで実戦練習がしたい」という段階なら、この『出る!出た!』シリーズは最強の武器になります。
特に中級・上級編は、過去問演習に入る前の「クッション」として非常に優秀です。いきなり赤本(過去問)をやると解説が少なくて挫折しがちですが、この本ならSVOCが全部振ってあるので、疑問を残さずに進められます。「質重視の実戦演習」ならこれ一択です!
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
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“上級編を使いましたが、本当に歯ごたえのある良問ばかりでした。解説の構造分析が丁寧で、なぜその訳になるのかが論理的にわかります。これを終えてから過去問に入ったら、難関大の長文も怖くなくなりました。”
“内容は良いのですが、最新の参考書と比べると音声学習がしにくいのが難点です。CDやQRコードですぐ聞けるタイプではないので、リスニング対策も兼ねたい人には不便かも。”
いきなり中級編から始めてもいいですか?
現在の偏差値が55以上あるなら大丈夫です。しかし、少しでも基礎に不安があるなら、急がば回れで初級編からスタートすることをおすすめします。初級編でも入試本番レベルの良問が含まれており、難易度は侮れません。
『出る!出た!英語長文』シリーズは、奇をてらわず、入試の「王道」を行く堅実な参考書です!最新のテクニック本ではありませんが、「過去問に直結する演習」を積みたい受験生にとっては、非常に信頼できるパートナーとなるでしょう。
特におすすめなのは:
・志望校が日東駒専・GMARCH・地方国公立以上の受験生
・「読み方」はある程度学んだが、演習量が足りないと感じている人
・過去問に入る前に、詳しい解説付きの長文で自信をつけたい人
自分のレベルに合った1冊から始め、入試本番で「これ、進研ゼミ(出る!出た!)でやったところだ!」という体験を掴み取ってください。皆様の志望校合格を心から応援しています!
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