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受験生の皆さんこんにちは!『イチから鍛える数学演習』シリーズ(10min・20min・30min)は、学研プラスから出版されている、「制限時間内に解き切る力」を養成することに特化した演習型問題集です!
最大の特徴は、問題の難易度やタイプに応じて「10分」「20分」「30分」という明確な制限時間がタイトルになっている点です。駿台予備学校などの実力派講師が厳選した良問と、「問題冊子よりも分厚い」と言われるほどの丁寧な別冊解説がセットになっており、数学に苦手意識を持つ受験生から難関大志望者まで、独学でも無理なく実力を伸ばせる構成になっています。
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
| 書名 | イチから鍛える数学演習 10min. / 20min. / 30min. |
| 著者 | 矢加部 淳、山之内 聖拡(駿台予備学校講師 他) |
| 対象レベル | 10min: 基礎~日東駒専・共通テスト 20min: MARCH・地方国公立 30min: 早慶上理・旧帝大・医学部 |
| 値段 | 1,320円〜1,540円(税込)※版によってことなる |
| 公式リンク | Gakken公式サイト等を参照 |
このシリーズ最大の強みは、「時間意識」と「解説の詳しさ」の両立です!多くの問題集は「解けること」をゴールに設定していますが、本シリーズは入試本番を見据え「時間内に解き切ること」をゴールに設定しています。また、解説が非常に詳しく、途中式や思考のプロセス(Thinking Process)が省略されずに書かれているため、数学が苦手で「なぜこの変形になるの?」と躓きやすい人でも、疑問を残さずに進められる点は大きな強みです!
弱点は、あくまで「演習書」であるため、公式や定理の導入解説(教科書レベルの初歩)は詳しくない点です。全くの初学者が1冊目に使う本ではありません。また、網羅性を重視した辞書的な問題集(チャート式など)に比べると問題数は絞られているため、これ1冊ですべてのパターンを網羅しようとするのは危険な考え方です。
各巻ともに、見開きで問題と解答スペースが完結するレイアウトではなく、問題編と別冊の解答解説編に分かれています。解説には「Thinking Process」として、問題を解く際のアプローチ方法が図解や言語化されており、再現性の高い解法を学べます!
・10min: 約166題。計算問題や一行問題が中心。瞬発力を鍛えられる。
・20min: 約181題。入試標準レベルの典型問題。記述力も意識したつくり。
・30min: 約117題。思考力を要する重量級の問題が集まっている。
志望校別に、以下の使い分けがおすすめです!
・日東駒専・産近甲龍レベル: 『10min』を完璧にし、『20min』の易しい問題まで触れる。
・MARCH・関関同立・地方国公立レベル: 『10min』で基礎を確認し、『20min』をメインに仕上げる。
・早慶上理・旧帝大・医学部レベル: 『20min』を早期に終え、『30min』で高負荷トレーニングを行う。
あくまでもこれは一例なので、自分に合った計画づくりや勉強方法について気になる方は、ぜひ一度スタディコーチに相談してみてください!
「わかっているはずなのに点数が伸びない」という人が、「試験時間内に正解を出し切る得点力」を身につけるのに最適な参考書と言えます!数学へのモチベーションが下がっている人でも、「今日は10minを3問だけやろう(=30分)」と勉強のハードルを下げやすく、達成感を得やすい構成になっています!
・受験生(高3): 夏休み前までに自分の志望校ランクの1つ下のレベル(例:MARCH志望なら10min)を終え、夏以降にメインのレベル(20minなど)に取り組むのが理想のペースです。
・高1・高2生: 定期テスト対策や模試対策として、既習範囲の『10min』を日常学習に取り入れるのがおすすめです!
『10min』であっても、教科書レベルの公式理解と基本計算力は必須です。「教科書の内容も怪しい」という状態であれば、『やさしい高校数学』や『入門問題精講』などで概念理解を済ませてから取り組んでください。
必ずストップウォッチを用意してください。タイトルの時間(10分など)マイナス1〜2分を目標にタイマーをセットし、プレッシャーの中で解く練習をします。解説を読む際は、「答えが合ったか」だけでなく、「Thinking Process(思考の起点)」が正しかったかを確認しましょう。これだけで、本番を意識したより効果的な演習を積むことが出来ます!
「制限時間」を明示している点は唯一無二です。また、多くの問題集が「難易度」だけでレベル分けしているのに対し、本シリーズは「処理速度(10min)」と「思考体力(30min)」という、試験本番で求められる能力別に分かれている点が独自性かつ大きな強みです!
ここでは、シリーズの中核である『20min』やシリーズ全体の特性を、よく比較される『全レベル問題集』『標準問題精講』の二つの参考書と、表を用いて比較します。
| 比較項目 | 本書(シリーズ) | 全レベル問題集 数学 | 数学 標準問題精講 |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 時間内に解き切る実戦演習 | 細かなレベル別演習 | 難関大合格への厳選演習 |
| 到達レベル | 日大~医学部(3段階) | 基礎~難関大(4段階等) | 難関国公立・早慶 |
| 解説の詳しさ | 非常に詳しい(独学最適) | 詳しい | 硬派で簡潔(実力者向) |
| 問題数と網羅性 | 厳選(やや少なめ) | 厳選(少ない) | 標準(精講含め濃密) |
| 前提レベル | 教科書章末レベル~ | レベル1は基礎から | 入試基礎習得済み |
| おすすめ度 | ★★★★★(苦手・時短派) | ★★★★(コツコツ派) | ★★★(数学得意な人) |
今回のように「数学が苦手」「モチベーション低下中」「短時間で演習したい」という受験生の皆さんには、間違いなく『イチから鍛える数学演習』シリーズがベストバイだといえるでしょう!
理由は単純で、「やめどき」が明確だからです。「10min」なら1問10分。疲れていても「10分だけ頑張ろう」と思える心理的ハードルの低さは、継続において最強の武器になります。また、解説が『標準問題精講』のように省略が多くなく、まるで授業を受けているかのように丁寧なので、独学でも挫折しにくいでしょう!
もしあなたが「解説がくどいのは嫌い」で「骨のある問題をじっくり考えたい」タイプなら『標準問題精講』が良いですが、現状の課題が「苦手意識」と「時間のなさ」なら、迷わず『イチから鍛える数学演習』シリーズを選んでください。
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
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“10minはサクサク進むので、数学アレルギーだった自分でも「できる!」という自信がつきました。解説の『Thinking Process』のおかげで、初見の問題へのアプローチがわかるようになりました。”
“問題数が少し物足りないと感じました。網羅性を求めるなら青チャートなどを併用する必要があります。また、30minはいきなり難易度が跳ね上がるので注意が必要です。”
チャート式などの網羅系参考書が終わっていなくても使えますか?
基本的には「教科書レベルの基礎」が固まっていれば『10min』からすんなりと入れます。ただし、全くの未習分野がある場合は、講義系の参考書(『はじめからていねいに』など)で理解してから取り組んでください!
10minと20min、どちらから始めるべきですか?
共通テストレベル(偏差値50前後)で苦戦するなら『10min』、基礎は大丈夫だが応用問題や記述で点が取れないなら『20min』がはじめの一冊としての目安です。
『イチから鍛える数学演習』シリーズは、数学への苦手意識を「時間制限というゲーム性」と「親切な解説」で克服させてくれる良書です。「長い時間机に向かうのが辛い」「どのレベルから手をつければいいかわからない」という受験生こそ、このシリーズの『10min』からスタートし、自信を積み重ねていってください。
本記事を通じて、受験生の皆さんの数学アレルギーやモチベーションの低下が少しでも改善され、目標である志望校合格につながることを心から応援しています!
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