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受験生の皆さんこんにちは!
今回は、駿台文庫から出版されている隠れた名著『カルキュール数学(Ⅰ・A / Ⅱ・B / Ⅲ)』について、膨大なデータと教材分析から、その真価を塾講師が徹底的に深掘りします!
「数学の点数が安定しない」「時間が足りなくなる」「ケアレスミスが減らない」
そんな悩みを抱える受験生、特に日東駒専から早慶・国公立医学部まで、幅広い志望者が直面する「計算力の壁」を突破するためのツールとして、本書が最適解となり得るのか。ほかの人気参考書との比較を交えて徹底的に分析します!
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
まずは『カルキュール数学』の客観的な基本スペックを確認しましょう。
| 書名 | カルキュール数学Ⅰ・A [基礎力・計算力アップ問題集] (同シリーズ Ⅱ・B / Ⅲ) |
| 著者 | 上田 惇巳 ほか(駿台予備学校講師陣) |
| 対象レベル | 基礎〜標準(教科書傍用〜入試基礎) |
| 値段 | 各1,320円〜1,540円程度(税込)※巻によって異なります |
| 出版社 | 駿台文庫 |
本書の最大の強みは、単なる「ドリルの羅列」ではなく、「駿台講師陣が教える『実戦で使える計算のコツ』」が随所に散りばめられている点です!
・教科書には載っていない「時短テクニック」:
ただ解くだけでなく、「いかに効率よく処理するか」という視点で解説が書かれています。
・圧倒的な演習量と網羅性:
教科書の例題レベルから、入試で頻出の標準的な計算問題までを網羅しており、これをやり込めば「見た瞬間に手が動く」状態を作れます。
・レイアウトの使いやすさ:
左ページに問題、右ページに解答・解説という見開き構成(または別冊解答が充実)で、テンポよく学習を進められます。
一方で、万人に適した教材とはいえません。以下の点には注意が必要です。
・「概念理解」の本ではない:
公式の導出や、「なぜそうなるのか」という深い概念説明は省略されています。教科書レベルが全く理解できていない状態(授業についていけないレベル)からいきなりこの参考書に入ると挫折します。
・解説があっさりしている部分がある:
計算過程は丁寧ですが、思考プロセスの説明は「計算特化」のため簡潔です。丁寧な講義系参考書を求めている人には向きません。
・モチベーション維持が難しい:
地味な計算練習が続くため、数学が苦手で「楽しさ」を感じたいタイプの人は、途中で飽きてしまう可能性があります。
構成は「基本事項の確認」→「基本問題」→「標準問題」のステップアップ方式です!
数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲそれぞれで、高校数学の全単元をカバーしています。
特に「標準問題」は、中堅私大や国公立の入試でそのまま出題されるレベルの計算を含んでおり、単なるドリル以上の実戦力養成が可能となっています!
基礎〜入試標準レベル
・偏差値40台後半〜50台前半の層が、偏差値55〜60の壁を突破するための基礎体力作りに最適です。
・教科書傍用問題集(4STEPやサクシードなど)と同等のレベルですが、解説の質が「入試寄り」である点が異なります。
・計算スピードと正確性: 制限時間内に問題を解き切る力がつきます。
・典型問題のパターン認識: 「この形を見たらこう変形する」という反射神経が養われます。
【特におすすめする人】
・模試で「時間が足りない」「計算ミスで20点くらい落とした」という人
・『青チャート』や『Focus Gold』などの網羅系参考書が重すぎて進まない人
・医学部や難関大志望だが、数Ⅲの計算に不安がある人(特に数Ⅲ編は評価が高いです)
志望校のレベル別に、おすすめの取り組むべき時期の目安をご案内します!
1. 日東駒専・産近甲龍 レベル志望
・高3の夏休み前までに、該当する範囲(ⅠAⅡB)を1周完了する!
・これ以降は過去問演習に入り、計算ミスが出た単元のみ復習します。
2. MARCH・関関同立・地方国公立 レベル志望
・高2の終わり〜高3の1学期までに完璧に仕上げたいところです!
・これを土台にして、夏以降に『標準問題精講』や『文系の数学 実戦力向上編』などの上級参考書に接続します。
3. 早慶上理・旧帝大・医学部 レベル志望
・高1・高2の段階で、授業の進度に合わせて並行して終わらせるのが理想です!
・高3生で計算力が課題の場合は、毎朝30分のルーティンとして、夏までに全範囲を総復習しましょう。特に数Ⅲの積分計算などは必須です!
これらはあくまでも一例です。あなたの現在の学力レベルに合ったオーダーメイドの学習計画を立てたい、、参考書は持っているけど取り組み方が分からない、、などのお悩みを持つ受験生の方は、ぜひ一度スタディコーチに相談してみてください!
1. 時間を計る(最重要):
ダラダラ解いても意味がありません。各ページに目安時間が設定されている場合や、自分で「1問2分」と決めて、タイムアタック形式で取り組みましょう!
2. 直接書き込まない:
計算用紙(裏紙やノート)に解き、間違えた問題には本書にチェックを入れます!
3. 解説の「指針」を熟読する:
答えが合っていても、解説にある「もっと速い解き方」と自分の解き方が違っていないか確認してください。
4. 反復する:
3回連続で正解できるまで、チェックがついた問題を繰り返します。
計算力強化・基礎固めのための競合書として、『合格る(うかる)計算』(文英堂)と、多くの学校で配布される『4STEP』(数研出版)と比較します。
| 比較項目 | カルキュール数学 | 合格る計算 | 4STEP (教科書傍用) |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 基礎〜標準の演習量確保と実戦力 | 「最も効率的な計算手順」の習得特化 | 教科書の完全反復・ドリル |
| 到達レベル | 中堅大・入試基礎 (偏差値50-55) |
中堅〜難関大の計算土台 (偏差値55-60) |
定期テスト〜入試基礎 (偏差値50前後) |
| 解説の詳しさ | 標準的。ポイントが簡潔で良い。 | 非常に詳しい。「下手な解法」との比較がある。 | 解説(別冊)が素っ気ない。自学はきつい。 |
| 問題数と網羅性 | 多い。演習不足はこれで解消可能。 | 絞られている。重要テーマ特化。 | 非常に多い。全てやるのは時間がかかる。 |
| おすすめ度 | ★★★★★ (質と量のバランスが最高) |
★★★★☆ (量より「解き方」を知りたい人向け) |
★★☆☆☆ (解説不足で挫折しやすい) |
ズバリ、今回のように「演習量が足りない」「成績が伸び悩んでいる」あなたには、『カルキュール数学』が最もバランスが良くおすすめです!
理由は2つあります。まず、圧倒的に「ちょうどいい演習量」であること。『4STEP』ほど多すぎて消化不良になることもなく、『合格る計算』ほどテクニック偏重でもない。「とにかく手を動かして身体で覚える」には最適です!
次に、「駿台クオリティ」の安心感。解説が簡潔ながらも、「入試で減点されない書き方」や「実戦的な視点」がしっかり入っているから、ただの計算マシーンにならずに済むという利点もあります!
もし、「量はこなせているけど、なぜか計算が遅い」「自己流の変な癖が抜けない」という悩みなら『合格る計算』の方が合うかもしれない。でも、まずは『カルキュール』で基礎体力をガッチリ固めるのが、偏差値50からの脱出には近道です!
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
» まずはLINEで気軽に相談してみる
“MARCH志望の高2です。青チャートに入る前にこれをやったら、チャートの例題がサクサク進むようになりました。計算のスピードが上がった実感があります。”
“医学部志望ですが、数Ⅲの計算練習用に買いました。毎日30分と決めて朝やっていますが、積分の計算ミスが激減しました。基本を繰り返す大切さを痛感。”
“解説があっさりしていて、公式を完全に忘れている状態だとキツイです。教科書ガイドみたいに全部書いてあるわけじゃないので注意。”
数学が本当に苦手(偏差値40以下)ですが、使えますか?
偏差値40以下の場合は、まず『やさしい高校数学』や『入門問題精講』などの講義系参考書で「理解」を優先してください!カルキュールは「理解した後の練習」用です。
この本だけで難関大(早慶・旧帝大)に合格できますか?
これだけでは不十分と言わざるを得ません。あくまで「計算という武器」を磨く本です。この後に『1対1対応の演習』や『標準問題精講』などの入試標準問題集で、思考力を養う必要があります!
『カルキュール数学』は、数学の成績アップに不可欠な「基礎体力(計算力)」を効率よく鍛え上げるための良書です。
・日東駒専・MARCH志望で、基礎固めを急ぎたい人
・国公立・早慶志望で、ケアレスミスを無くしたい人
・チャート式などが重すぎて挫折した人
こういった受験生にとって、本書は強力な武器になります。まずは毎日2〜3ページ、時間を計って取り組むことから始めてみてください。計算が速くなれば、数学の世界が変わって見えるはずです!
本記事をきっかけに、数学演習のやり方やコツをつかみ、皆様の目標である志望校合格につながることを心から応援しています!
『カルキュール数学』の
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