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受験生の皆さんこんにちは!『世界史探究授業の実況中継』シリーズは、河合塾のカリスマ講師・青木裕司先生による、世界史講義の実録版参考書です!単なる事実の羅列になりがちな教科書とは異なり、歴史の「因果関係(なぜそうなったのか)」を徹底的に掘り下げる語り口調が特徴の参考書です!
新課程「歴史総合・世界史探究」に完全対応してリニューアルされ、旧版では別巻扱いだった「文化史」も各時代の通史の中に統合されました。これにより、時代ごとの政治・経済・文化を横断的に理解しやすくなっています。
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
| 書名 | 世界史探究授業の実況中継(1)〜(4) |
| 著者 | 青木 裕司 |
| 対象レベル | 共通テスト基礎 〜 東大・早慶・難関国公立 |
| 値段 | 1,650円~1,870円(税込)※巻によって異なります |
| 公式リンク | 語学春秋社 公式サイト |
最大の強みは、「丸暗記」からの脱却を可能にするストーリー性です!
・因果関係の明示:「なぜその戦争が起きたのか」「なぜその条約が結ばれたのか」という背景事情が詳細に語られているため、用語を個別に覚えるのではなく、文脈の中で自然に定着させることができます。
・新課程への完全対応:最新の「世界史探究」の教科書内容を網羅しており、旧版では分かれていた文化史も各巻に組み込まれました。これにより、同時代の政治と文化のつながりがより明確になっています。
・講義音声(DL特典):著者の講義音声がダウンロードでき、耳からの学習も可能です。通学中の隙間時間活用に最適です。
・付属の「講義ノート」:要点が赤シートで隠せる形式でまとまっており、講義を読んだ後の復習や暗記チェックに非常に役立ちます。
一方で、その情報量の多さがハードルになることもあります。
・分量が膨大:全4巻で、各巻400〜500ページ近くあります。活字を読むのが苦手な人や、入試までの残り時間が少ない(半年を切っている)受験生には、消化不良になるリスクがあります。
・講義調の弊害:話し言葉で書かれているため、教科書のように淡々と整理された記述が好きな受験生には「話が長い(冗長)」と感じられる場合があります。
・網羅性が高すぎる:難関大レベルの細かな知識まで含まれているため、例えば共通テストのみで世界史を使う受験生にはオーバーワークになる可能性があります。
全4巻構成で、原始・古代から現代史までを扱います。各章は「本編(講義部分)」と「別冊講義ノート(まとめ)」で構成されています。
問題演習用ではありませんが、随所にチェックポイントや重要語句の確認があり、インプット教材としては最高峰の網羅性を誇ります。新課程版では、地図や写真などの資料も豊富に掲載されており、視覚的な理解も助けてくれます!
基礎導入 〜 超難関大(東大・京大・早慶)レベル
世界史初学者でも読める平易な語り口ですが、到達点は非常に高いです。教科書の内容を遥かに超える背景知識が得られるため、早慶の正誤問題や、国立大の論述問題の「ネタ」としても使えます!
【得られる学力】
・歴史の大きな流れ(縦軸)と、同時代の横のつながり(横軸)の理解。
・用語の背後にある「意味」や「因果」の深い理解。
・難関大入試に対応できる盤石な基礎体力。
【おすすめする人】
・世界史の用語暗記に苦戦している人:単語帳で覚えられない多くの人の原因は、単語帳に「文脈」がないからです。本書を読むことで記憶の定着率が劇的に上がります!
・早慶上理・旧帝大を目指す人:教科書だけでは太刀打ちできない詳細な知識や背景理解が必要な受験生にも、このボリューム感はかなりおすすめです。
・独学で世界史を進める人:語り口調で実際に授業を受けているかのような本書は、予備校の授業代わりに最適です。
ここでは、各学年に合わせた取り組み方の目安をご案内します!
・難関私大・国公立志望(高3生):
夏休み終了(8月末)までに全4巻の1周目を読み終えるのが理想です。9月以降は演習と並行して、苦手分野の辞書代わりや、付属ノートでの復習に使います!
・高1・高2生:
学校の授業進度に合わせて、該当範囲を少しずつ読み進めるのがベストです。定期テスト対策としても最強のツールになります!
これらはあくまでも一例です。あなたの現在の学力レベルに合ったオーダーメイドの学習計画を立てたい、、参考書は持っているけど取り組み方が分からない、、などのお悩みを持つ受験生の方は、ぜひ一度スタディコーチに相談してみてください!
前提知識は不要です(中学レベルの知識があやふやでも読めます)。
ただし、「読むだけ」で満足しないことが重要です。読んだ直後は「分かった気」になりがちですが、必ず付属の「講義ノート」や手持ちの「一問一答」を使って、用語のアウトプット(暗記確認)をセットで行ってください!
1. まずは読む:1つの章を一気に読み通します。細かい年号は気にせず、ストーリー(誰が、なぜ、何をしたか)を掴みます。
2. 講義ノートで確認:読み終わったらすぐに付属の別冊「講義ノート」を開き、赤シートを使って重要語句をチェックします。
3. 音声を聞く:移動中などに講義音声を聞き流し、復習します。
4. 資料集を併用:本文に出てきた地図や文化財を、学校で配られた資料集(図説)で必ず確認します。
5. 問題演習へ:章ごとに対応する『実力をつける世界史100題』などの問題集を解くと、定着度が完成に近づきます。
多くの講義系参考書の中で、本書が唯一無二なのは、著者の「熱量」と「雑談」の質です!
一見無駄に見える雑談の中に、当時の人々の感情や社会背景が巧みに織り込まれており、それが強烈なフックとなって記憶に残ります。「試験に出る知識」だけでなく、「歴史を見る目」を養ってくれる点は、大学入学後も役立つ教養となります。
今回は、同じく講義系の定番である『ナビゲーター世界史』と、論述対策としても名高い『荒巻の新世界史の見取り図』と表を使って比較します。
| 比較項目 | 本書(実況中継) | ナビゲーター世界史 | 荒巻の新世界史の見取り図 |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 熱血講義・因果関係重視 (ストーリーで覚える) |
教科書準拠・整理重視 (淡々と網羅する) |
構造理解・論述重視 (「見取り図」を示す) |
| 到達レベル | 早慶・難関国公立 | MARCH・地方国公立〜 | 東大・京大・一橋 |
| 解説の詳しさ | 非常に詳しい(雑談・背景多め) | 標準的(教科書を噛み砕いた感じ) | 独特(視点が鋭いがクセがある) |
| 問題数と網羅性 | 網羅性◎(用語数は多い) | 網羅性○(基礎〜標準完璧) | 網羅性△(重要テーマに特化) |
| 前提レベル | 初学者からOK | 初学者からOK | ある程度通史を知っている人向け |
| おすすめ度 | ★★★★★ (暗記苦手ならこれ一択) |
★★★★☆ (整理された記述が好きなら) |
★★☆☆☆ (通史未修了だと難しい) |
今回のように「通史が終わっておらず、用語暗記に苦戦している難関大志望者」にとって、ベストな選択は間違いなく『実況中継』です!
理由は明確で、用語が覚えられない最大の原因は「知識の孤立」にあるからです。『ナビゲーター』は整理されていて素晴らしい本ですが、暗記が苦手な人にとっては「覚えるべきリスト」に見えてしまうことがあります。対して『実況中継』は、青木先生の語りによって知識と知識が「因果の鎖」で繋がれるため、「あそこでこうなったから、次にこれが起きたんだ」という納得感とともに記憶に残ります。
ただし、全4巻というボリュームは諸刃の剣です。読み物として面白すぎて、読書だけで満足してしまう生徒さんが毎年います。「読んだら必ず別冊ノートでチェックする」というルーティンさえ守れば、最強の武器になりますよ。
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
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“世界史が大の苦手でしたが、この本を読んで初めて歴史の流れが繋がりました。ただの暗記科目だと思っていた世界史が、ドラマのように面白く感じられ、偏差値も50から65まで伸びました。付属の音声を通学中に聞くだけでもかなり復習になります。”
“とにかく量が多い。1冊読み切るのにかなりの時間がかかり、途中で挫折しそうになった。試験直前に詰め込む本ではないので、高3の春からコツコツやるべきだったと後悔しています。あと、先生の雑談がたまに長いと感じることがありました。”
教科書や学校の授業は不要になりますか?
完全に不要になるとは言い切れませんが、『実況中継』をメインに進めて問題ありません。ただし、論述問題では「教科書の表現」が基準になるため、国公立志望者は、実況中継で理解した後に教科書の該当箇所を読んで、記述の固さを確認すると完璧です!
古い版(中古)を使っても大丈夫ですか?
できれば最新の「世界史探究」対応版の使用を強くおすすめします。旧版とは文化史の配置が大きく異なり、近年の入試傾向に合わせて内容もアップデートされているため、学習効率が大きく変わります!
『世界史探究授業の実況中継』は、世界史という科目の「面白さ」と「深さ」を教えてくれる名著です。単なる用語の丸暗記に苦しんでいる受験生にとって、この本は救世主となるでしょう。
特におすすめなのは以下のような受験生です。
・世界史の通史学習が遅れているが、難関大を諦めたくない人
・「カタカナ用語」を覚えるのが苦痛で、すぐに忘れてしまう人
・歴史の流れ(因果関係)を重視する早慶・国公立を目指す人
この本を読み終えたとき、バラバラだった知識が一本の線に繋がり、世界史が得点源に変わっているはずです。
本記事を通じて、皆さまの世界史に関して感じられているお悩みが少しでも解決し、目標である志望校合格につながることを心から応援しています!
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