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受験生の皆さんこんにちは!「英語の長文が読めない」「リスニングが全く聞き取れない」……そんな悩みを抱え、英語へのモチベーションが下がってしまっている受験生は少なくありません。特に最近の入試は、Reading(R)とListening(L)の比重が高まっており、この2技能の対策は避けて通れません。
今回取り上げる『英語L&Rレベル別問題集』シリーズ(東進ブックス)は、まさにそんな受験生のために設計された、「音読」と「構造解析」を徹底する参考書です。超基礎から超難関まで6段階に分かれた本シリーズが、なぜ「英語嫌い」を「英語が得意」に変える力を持つのか、塾講師の視点で徹底解説します。
この記事を監修した人
慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり。
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!
本シリーズ最大の特徴は、徹底した「レベル分け」と、リスニング力・速読力を同時に鍛える「音読」へのこだわりにあります。1冊あたり12題という無理のない分量で、階段を登るように着実に力をつけることができます!
| 書名 | 英語L&Rレベル別問題集(1~6) |
| 著者 | 安河内 哲也 / アンドリュー・ロビンス |
| 対象レベル | 中学基礎レベル~東大・医学部レベル(6段階) |
| 値段 | 各 968円(税込) |
| 公式リンク | 東進ブックス公式サイト等 |
このシリーズが長年支持されている理由は、以下の3点に集約されます!
1. 全文SVOC解析による圧倒的な分かりやすさ
すべての英文に、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)の構文記号が振られています。「なぜこの訳になるのか」が視覚的に理解できるため、英語が苦手な人でも「なんとなく読み」から脱却し、精読力を確実に養えます。
2. 「耳」と「目」を同時に鍛える音声が充実
書名に「L&R」とある通り、リスニング対策も兼ねています。付属音声(またはダウンロード音声)を活用し、シャドーイングやオーバーラッピングを行うことで、速読力とリスニング力が飛躍的に向上します。
3. 細かいレベル分けで「挫折」を防ぐ
①超基礎から⑥難関まで細分化されているため、自分の現状にぴったりのレベルからスタートできます。「難しすぎて手が出ない」という状況を防ぎ、1冊やり切る達成感を得やすい設計です。
一方で、以下の点には注意が必要です。
演習量が少なめ
1冊につき12題という構成は、「手軽に取り組める」反面、圧倒的な演習量を確保するには不十分です。多読用の教材というよりは、「精読と音読のフォームを固めるための教材」と捉えるべきです!
文法解説は簡潔
構文(SVOC)の解説は詳しいですが、個々の文法事項(仮定法や関係詞の細かい用法など)についての解説は必要最低限です。文法用語が全くわからない状態だと、解説を読んでも理解できない箇所があるかもしれません。
各巻のレベル設定と、対象となる志望校の目安を整理しました。自分の現状(模試の偏差値など)と照らし合わせて選んでください。
| レベル | レベル名 | 対象レベル / 目安偏差値 | おすすめの志望校層 |
|---|---|---|---|
| ① | 超基礎編 | 中学レベル / ~40 | 英語をゼロからやり直したい人 |
| ② | 基礎編 | 高校入試~高1レベル / 40~45 | 高校基礎を固めたい人 |
| ③ | 標準編 | 共通テスト基礎 / 45~50 | 日東駒専・産近甲龍 |
| ④ | 中級編 | 共通テスト・中堅私大 / 50~55 | MARCH・関関同立・地方国公立 |
| ⑤ | 上級編 | 難関私大・国公立 / 55~60 | 早慶上理・難関国公立 |
| ⑥ | 難関編 | 最難関大 / 60~ | 東大・京大・医学部 |
志望校や現在の学力レベルに合わせた取り組むべき時期の目安をご案内します!
日東駒専・MARCHレベル志望の場合:
高3の夏休み前までにレベル③を完璧にし、夏休み中にレベル④を仕上げるのが理想です。秋以降は過去問演習に入れます!
早慶・難関国公立・医学部志望の場合:
高2のうちにレベル③~④を終え、高3の春~夏にはレベル⑤に取り組みましょう。レベル⑥は、過去問演習と並行して秋以降に取り組むか、英語を得点源にしたい場合は夏に集中して行うのがおすすめです!
これらはあくまでも一例です。あなたの現在の学力レベルに合ったオーダーメイドの学習計画を立てたい、、参考書は持っているけど取り組み方が分からない、、などのお悩みを持つ受験生の方は、ぜひ一度スタディコーチに相談してみてください!
この参考書の効果を最大化するには、「解いて終わり」にしないことが絶対条件です。
1. 制限時間内に問題を解く
まずは自力で解いてみます。わからなくても悩みすぎず、時間を意識しましょう!
2. 解説でSVOCを確認する
答え合わせの後、英文の構造(SVOC)を完全に理解します。知らない単語はこの時点で全て覚えます!
3. 音読トレーニング(最重要)
音声を聞きながら、最低10回は音読してください。
・最初はテキストを見ながら音声に合わせて読む(オーバーラッピング)
・慣れてきたらテキストを見ずに音声のすぐ後を追って発音する(シャドーイング)
この工程を経ることで、「英語を英語の語順のまま理解する脳」が作られます。
今回は、同じく「精読と音読」を重視する『英語長文ハイパートレーニング』シリーズと、最新のトレンドである『関正生のThe Rules英語長文問題集』シリーズと表を用いて比較します。
| 比較項目 | 本書(レベル別問題集) | ハイパートレーニング | The Rules |
|---|---|---|---|
| コンセプト | レベル細分化×音読 (階段を登るように成長) |
超精読×音読 (徹底的な復習重視) |
解法ルール×音読 (読み方・解き方の体系化) |
| 到達レベル | 中1~超難関(6段階) | 基礎~難関(3段階) | 入試基礎~難関(4段階) |
| 解説の詳しさ | SVOC完備・文法説明は簡潔 | SVOC完備・文法説明も非常に詳しい | SVOC完備・「ルール」の解説が手厚い |
| 問題数と網羅性 | 各12題(サクサク進む) | 各12題(じっくり進む) | 各12題前後(実戦的) |
| おすすめ度 | ★★★★★ (苦手意識が強い人に最適) |
★★★★☆ (解説をじっくり読み込みたい人向け) |
★★★★☆ (ある程度基礎があり、解法を知りたい人向け) |
今回のように「英語(L&R)に苦手意識があり、モチベーションが下がっている受験生」には、間違いなく『レベル別問題集』が最適です!
理由は、「レベル設定の細かさ」にあります。苦手意識がある場合、いきなり標準的な入試問題集(『The Rules 1』や『ハイパートレーニング 1』など)に取り組んでも、「やっぱり難しい」と感じて挫折するリスクがあります。しかし、本書ならレベル①(中学レベル)やレベル②(高校基礎)からハードルを下げてスタートでき、「読める!」「聞こえる!」という小さな成功体験を積み重ねることができます!この成功体験こそが、下がったモチベーションを回復させる唯一の薬です。
P.S. どの参考書を選ぶべきか、または具体的な進め方で迷っている場合は、私たち東大・早慶コーチが個別の学習計画を一緒に作成します。
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“偏差値40台で英語アレルギーでしたが、レベル②から始めて音読を繰り返したら、3ヶ月後の模試で偏差値55まで伸びました!SVOCが全部書いてあるのが神です。”(私立文系志望 高3)
“問題数が少ないので、これだけで入試レベルまで持っていくのは難しいかも。あくまで精読の練習用として割り切って使うべき。”(国立大志望 高3)
リスニング対策として、この本だけで大丈夫ですか?
基礎固めとしては非常に優秀ですが、共通テストや難関大のリスニング対策としては、これだけでは分量が足らないと言わざるを得ません。この本で「音の聞き取り方」をマスターした後、専用のリスニング問題集や過去問で演習量を稼ぐ必要があります!
次のレベルに進むタイミングは?
掲載されている英文を「スラスラ音読できて」「意味が瞬時に取れて」「音声を聞いてもほぼ理解できる」状態になったら、次のレベルに進んでOKです。
『英語L&Rレベル別問題集』シリーズは、英語に対する苦手意識を払拭し、確実な基礎力とリスニング力を養成するための最良のパートナーです。
特におすすめなのは以下のような人です:
・英語の偏差値が伸び悩み、何から手を付ければいいかわからない人
・長文読解とリスニングを同時に効率よく対策したい人
・自分に合ったレベルから無理なくステップアップしたい人
・日東駒専、MARCH、関関同立などを目指すが、現状基礎に不安がある人
まずは自分に合ったレベルの1冊を手に取り、徹底的に音読してみてください。その1冊を完璧にしたとき、あなたの英語力は確実に見違えるものになっているはずです。
本記事を通じて、皆さまの英語に関して感じられているお悩みが少しでも解決し、目標である志望校合格につながることを心から応援しています!
『英語L&Rレベル別問題集シリーズ』の
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