LINEで資料請求 無料体験に申し込む

コラム

HOME > 一般-大学群 > 【現役塾講師厳選!】「偏差値60の大学」について紹介!
2025年08月23日 一般-大学群

【現役塾講師厳選!】「偏差値60の大学」について紹介!

【現役塾講師厳選!】「偏差値60の大学」について紹介!

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

偏差値60の大学の難易度は?

受験生の皆さんにとって、「偏差値」は自分の学力と志望校のレベルを測る、最も身近な指標の一つでしょう。その中でも「偏差値60」という数字は、多くの受験生が目標として掲げる、一つの大きなマイルストーンです。

この解説では、「偏差値60の大学」が一体どのようなレベルを指し、どのような意味を持つのかを、統計的な事実から具体的な大学群のイメージまで、体系的に解き明かしていきます。

比喩で理解する:大学受験という登山

大学受験を「登山」に例えてみましょう。偏差値50が全ての登山者の「平均的な標高(ベースキャンプ)」だとすれば、偏差値60の大学は、そこから本格的な登山装備を整え、厳しい訓練を積んだ者だけが到達できる、見晴らしの良い「高山」に相当します。決して登頂不可能な絶壁(偏差値70超)ではありませんが、誰もが気軽にたどり着ける丘でもない、確かな実力が要求される挑戦的な山なのです。

偏差値60の大学:なんと「上位15.87%」

偏差値とは、ある集団の中で自分がどの位置にいるかを示すための統計的な数値です。平均点を偏差値50とし、そこからの差で学力を相対的に評価します。

偏差値60の統計的な定義
受験者全体の平均点(偏差値50)から、「標準偏差」というデータのばらつきを示す単位で、プラス1つ分だけ優れた成績であることを意味します。統計学上、これは集団の中で上位15.87%以内に入っていることを示します。

つまり、模試を受けた受験生が100人いたら、あなたは上から15番目前後の実力を持っている、ということになります。これは、平均的な学力層から明確に一歩抜け出た、優れた学力レベルの証明です。

偏差値60の大学は大学群における「難関大学」レベル

日本の大学の中で、偏差値60前後の学部・学科を持つ大学は、一般的に「難関大学」「上位大学」として認識されています。最難関とされる旧帝国大学や早慶上智のトップ学部には及ばないものの、それに次ぐ高い評価と人気を誇る大学群がこのゾーンに集中しています。

代表的な大学群の例
  • 首都圏の有名私立大学群「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の上位〜中位学部
  • 関西の有名私立大学群「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)の上位〜中位学部
  • 首都圏の国公立大学(千葉大学、横浜国立大学、東京都立大学など)の中位〜下位学部
  • その他、地方の中核となる国公立大学(金沢大学、岡山大学、広島大学など)の多くの学部

※注意:これらの大学群の中でも、学部や学科、入試方式によって偏差値は大きく異なります。あくまで全体的な目安として捉えてください。

【2025最新版】大学群を徹底解説!

 

スタディコーチは、東大・旧帝大・早慶生のコーチが
学習管理をして合格に導く塾です!

スタディコーチはあなたの勉強を徹底サポートします!
お問い合わせの前にまずは気軽にLINEから

 

偏差値60の大学のレベル感を比較

偏差値60の立ち位置をより明確にするため、他の偏差値帯と比較してみましょう。

偏差値 上位パーセント 1000人中の順位 レベル感のイメージ 求められる学力
70 2.28% 約23位以内 最難関レベル 応用・発展問題まで完璧にこなし、思考力が問われる難問にも対応できる力。
60 15.87% 約159位以内 難関レベル 基礎知識を完全に定着させ、標準的な応用問題を確実に解き切る力。
50 50% 500位 平均レベル 教科書レベルの基礎的な知識・問題を一通り理解している状態。

中高生必見!偏差値60を完全解説

「共通テスト得点率」との関係

偏差値と共によく使われる指標に「共通テスト得点率」があります。この二つは密接に関連しますが、意味合いは異なります。

偏差値
集団内での相対的な位置(順位)を示す指標です。模試の平均点によって、同じ点数でも偏差値は変動します。主に私立大学や国公立大学の二次試験の難易度を表す際に用いられます。
共通テスト得点率
絶対的な点数の割合を示す指標です。主に国公立大学の一次試験(共通テスト)で、合格にどの程度の得点が必要かを表す際に用いられます。

本質的な違いのポイント

偏差値は「他人との競争でどの位置にいるか」を、得点率は「満点に対してどれだけ得点できたか」を示します。志望校を決定する際は、この両方の指標を総合的に見て判断することが極めて重要です。

歴史的背景:なぜ偏差値は重要視されるのか

偏差値が日本の大学受験で広く使われるようになったのは、1960年代頃からです。全国の受験生が同じ模擬試験を受ける機会が増え、膨大な受験者データの中から自分の相対的な学力位置を客観的に把握する必要性が高まりました。

多様な入試問題や受験者層を持つ各大学の難易度を、「偏差値」という統一された物差しで比較できる利便性から、受験生や教育関係者にとって不可欠なツールとして定着しました。このシステムは、受験生が自分の実力に見合った大学を効率的に探す上で、大きな役割を果たしてきたのです。

 

スタディコーチは、東大・旧帝大・早慶生のコーチが
学習管理をして合格に導く塾です!

スタディコーチはあなたの勉強を徹底サポートします!
お問い合わせの前にまずは気軽にLINEから

よくある質問(FAQ)

Q.

A大学の偏差値が60とありますが、どの学部でも同じ難易度ですか?


A.

いいえ、全く異なります。偏差値は、大学全体ではなく学部・学科・入試方式ごとに算出されます。同じ大学内でも、看板学部や人気学科は偏差値が高く、比較的新設された学部や募集人数の多い学部は偏差値が低めに出る傾向があります。必ず学部・学科単位で確認することが重要です。

Q.

模試の判定で偏差値60を超えていれば、その大学に確実に合格できますか?


A.

確実ではありません。偏差値はあくまで、その時点での学力に基づいた「合格の可能性の高さ」を示すものです。一般的に、予備校などが発表する大学の偏差値は「合格可能性が50%~60%程度(ボーダーライン)」の数値であることが多いです。確実に合格するためには、志望校の偏差値を5ポイント程度上回ることが一つの目安とされています。油断せず、継続的な努力が必要です。

まとめ

「偏差値60の大学」の要点

  • 統計的な位置:受験者全体の中で「上位15.87%」に入る、優れた学力レベルを示します。
  • 大学のレベル:一般的に「難関大学」に位置づけられ、MARCHや関関同立、有力国公立大学などが含まれます。
  • 求められる学力:基礎の完全な定着に加え、標準的な応用問題を確実に解ききる実力が不可欠です。
  • 指標としての役割:絶対的な合格保証ではなく、自分の相対的な位置を知り、志望校を選ぶための重要な「羅針盤」です。

偏差値60という目標は、決して簡単なものではありませんが、正しい学習計画と努力を重ねれば十分に到達可能な目標です。この数値を正しく理解し、一喜一憂することなく、自らの学習の進捗を測るための客観的な指標として活用してください。あなたの挑戦を心から応援しています。

さらなる探求への誘導

今回の解説で全体像を掴んだら、次の一歩として以下のテーマについて探求してみることをお勧めします。

  • 各予備校(河合塾・駿台・東進)の偏差値の違いと特徴
  • 学部系統別の偏差値ランキングと学問内容
  • 偏差値だけでは測れない大学の魅力(研究環境、就職支援、キャンパスライフなど)
  • 推薦入試やAO入試など、一般選抜以外の入試方式
無料体験はこちら