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2025年09月16日 一般-大学群

【2025年版】 塾講師が国立大学を受験 難易度でランク分けして解説!

 

【2025年版】塾講師が国立大学を受験難易度でランク分けして解説!

はじめに:この記事の目的と分析の前提

この記事は、全国に数多く存在する国立大学について、主に入試難易度(偏差値)を基準とした客観的なランク分けを提示することを目的としています。多くの高校生・受験生が抱える「自分の学力は、国立大学の中でどの位置にあるのか」「あとどれくらい学力を伸ばせば、どの大学が視野に入るのか」という疑問に対し、指標を提供します。

分析にあたっては、大手予備校が公表する最新の偏差値データを基軸としつつ、各大学の歴史的背景、研究実績、地域における役割なども考慮に入れています。ただし、本ランクはあくまで入試難易度を主軸とした一つの視点であり、大学の価値を序列化するものではありません。自身の学習到達度を測り、現実的かつ挑戦的な志望校を設定するための客観的な「地図」としてご活用ください。

塾講師のコメント: この記事では、受験生が自身の現在地と目標を明確に把握できるよう、国立大学群をS+からDまでの主要ランクと、専門性の高い大学群に分類して解説します。

この記事を書いた人

東京大学文科三類在籍中。
スタディコーチでコーチをしており、幅広く指導を実施しています!
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2. 国立大学 難易度ランク一覧

この記事で用いる国立大学の難易度ランクの全体像を示します。偏差値帯は、文系・理系学部のおおよその中央値を参考にしていますが、医学部や一部の難関学部はこれを上回る点にご留意ください。

ランク 代表的な大学 偏差値帯の目安
(非医)
特徴
S+ 東京大学、京都大学 67.5以上 国内最高学府。全分野でトップレベルの研究・教育環境を誇る。二次試験の比重が極めて高い。
S 一橋大学、東京工業大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、北海道大学、九州大学 62.5 – 67.5 旧帝国大学や最難関単科大学。全国的な知名度と高い研究力を持ち、就職実績も極めて高い。
A 筑波大学、神戸大学、横浜国立大学、千葉大学、広島大学、お茶の水女子大学、東京外国語大学 60.0 – 62.5 旧帝大に次ぐ難関総合大学や、都市部に位置する有力大学。独自の強みを持つ学部が多い。
B 岡山大学、金沢大学、熊本大学、新潟大学、静岡大学、埼玉大学、信州大学、岐阜大学など 57.5 – 60.0 各地方ブロックの中核となる大学群(金岡千広、5Sなど)。地域での評価が非常に高く、公務員や地元有力企業への就職に強い。
C 長崎大学、香川大学、山形大学、山口大学、三重大学、和歌山大学、宇都宮大学など 52.5 – 57.5 各県の中心的な国公立大学。教員養成や地域貢献の役割を担う学部を持つことが多い。共通テストでの得点が合否を大きく左右する。
D 秋田大学、島根大学、鳥取大学、琉球大学、室蘭工業大学、北見工業大学など 50.0 – 52.5 地域に根ざした教育・研究を展開。特定の分野に強みを持つ大学も多い。目標を定めれば、着実な努力で合格が狙えるライン。
専門 東京藝術大学、東京海洋大学、鹿屋体育大学、各教育大学、各医科歯科大学など 特定の専門分野に特化。偏差値だけでは測れない専門性や実技試験が課されることが多い。

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各ランクの大学を詳しく分析

S+ランク / Sランク:国内の学問をリードする最難関層

【対象大学】

S+ランク:東京大学、京都大学
Sランク:一橋大学、東京工業大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、北海道大学、九州大学

この大学の特徴:旧帝国大学を中心とするこのグループは、日本の学術研究の中核を担っています。国からの研究費配分も多く、世界水準の教育を受けることが可能です。入試は共通テストに加え、論述中心の難易度の高い二次試験が課され、総合的な学力が要求されます。

求められる学力レベル:共通テストでは85%~90%以上の得点がボーダーラインとなる学部が多く、二次試験で逆転を狙うにも盤石な基礎学力と高度な応用力が不可欠です。苦手科目の存在が致命的となるため、全科目で高いレベルが求められます。

Aランク:旧帝大に肉薄する難関大学層

【対象大学】

筑波大学、神戸大学、横浜国立大学、千葉大学、広島大学、お茶の水女子大学、東京外国語大学

この大学の特徴:大都市圏に位置する大学が多く、全国から優秀な学生が集まります。特定の研究分野で旧帝大を凌ぐ実績を持つ大学も少なくありません。国際交流や先進的な学際領域(データサイエンスなど)に力を入れている大学も目立ちます。

求められる学力レベル:共通テストでは80%前後の得点が必要とされます。二次試験も大学独自の特色ある問題が出題されるため、過去問研究が重要です。Sランクと併願する受験生も多く、高いレベルでの競争となります。

Bランク / Cランク:地域の中核を担う中堅上位・中堅層

【対象大学(代表例)】

Bランク:岡山大学、金沢大学、熊本大学、新潟大学、静岡大学、埼玉大学、信州大学、岐阜大学など
Cランク:長崎大学、香川大学、山形大学、山口大学、三重大学、和歌山大学、宇都宮大学など

この大学の特徴:これらの大学は、それぞれの地域における高等教育と研究の拠点です。地元での信頼は厚く、公務員や教員、地元優良企業への就職に強みを発揮します。学生と教員の距離が近く、手厚いサポートを受けられる傾向にあります。

求められる学力レベル:共通テストの比重が高い大学が多く、まずはここで目標得点率(65%~75%程度)を確実にクリアすることが合格への鍵となります。二次試験は標準的な問題が多いため、基礎・基本の徹底が何よりも重要です。

Dランク:着実な努力で合格を目指せる地域貢献層

【対象大学(代表例)】

秋田大学、島根大学、鳥取大学、琉球大学、室蘭工業大学、北見工業大学など

この大学の特徴:全国的な知名度は高くないかもしれませんが、国立大学としての質の高い教育を提供しています。特に、工学部や農学部など、地域の産業と密接に結びついた分野で強みを持つ大学が多く見られます。

求められる学力レベル:共通テストで60%前後の得点率が目標となります。学校の授業内容を完全に理解し、基礎的な問題集を繰り返し演習することが合格への最短ルートです。高校での学習を着実に積み上げてきた生徒にとって、十分に合格が狙える大学群です。

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よくある質問(FAQ)

Q. 文系と理系で難易度は変わりますか?

はい、大きく異なります。一般的に、同じ大学内では「文系学部 < 理工系学部 < 医学部・薬学部」の順に難易度が高くなる傾向があります。特に医学部の偏差値は突出して高く、本レポートのランクではS+ランク相当以上となります。志望する学部系統の偏差値を個別に確認することが不可欠です。

Q. 地方の国立大学に行くメリットは何ですか?

主なメリットとして、①学費が私立大学に比べて安価であること、②都市部に比べて生活費(特に家賃)を抑えられること、③地域社会との結びつきが強く、地元での就職に有利な場合が多いこと、④少人数教育で教員から手厚い指導を受けやすいこと、などが挙げられます。落ち着いた環境で学業に専念したい学生にとっては最適な選択肢となり得ます。

Q. このランクは絶対的なものですか?

いいえ、絶対的なものではありません。これはあくまで入試難易度という一面から見た指標です。大学の真の価値は、研究内容、教授陣、立地、校風、得られる経験など、多岐にわたります。例えば、農学を学びたいならAランクの総合大学よりBランクの農学部に強みを持つ大学の方が適しているかもしれません。このランクは「出発点」として捉え、必ず各大学の特色を深く調べてください。

この記事のまとめ

この記事では、全国の国立大学を難易度に応じて階層的に分析しました。最後にまとめです。

現在地の把握:自分の模試の偏差値や共通テストの目標得点率と本レポートのランクを照合することで、現在の学力で現実的に合格が見込める大学群を客観的に把握しましょう。

目標設定:志望校のランクを1つ、あるいは2つ上げるために、偏差値をあと何ポイント、共通テスト得点率をあと何パーセント上げる必要があるのか、具体的な学習目標を設定する際の参考としてください。

行きたいと思う大学を選ぼう:最難関大学だけが選択肢ではありません。各ランクの大学が持つ独自の魅力や地域での役割を理解することで、より視野の広い、納得感のある志望校選びが可能になります。

この記事が、あなたの志望校決定の参考となれば幸いです。ここで得た情報をもとに、ご自身にとっての志望校選びの最適解を見つけ出してください。

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