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2025年08月23日 一般-大学ガイド

【2025年最新版】関西学院大学について徹底解説

【2025年最新版】関西学院大学について徹底解説

このレポートは、関西学院大学を志望する高校生およびその保護者の皆様を対象に、同大学の全体像と各学部の特徴を客観的なデータと多角的な視点から分析し、後悔のない進路選択を支援することを目的としています。

 

この記事を書いた人

自己紹介画像

慶應義塾大学経済学部経済学科3年生。
スタディコーチで勤務をしており、それ以前も小学生~大学受験生まで幅広い指導経験あり
受験生の皆さんが損しないよう、お役立ち情報を日々発信していきたいと思っています!

基本情報&キャンパス情報

まずは、大学の基本的なデータと、学生生活の拠点となるキャンパスについて見ていきましょう。

関西学院大学 基本情報
大学名 関西学院大学 (Kwansei Gakuin University)
大学設置 1932年(創立は1889年)
学部数 14学部
学生数 約24,000名
大学公式サイト https://www.kwansei.ac.jp/
主要キャンパスと所属学部
西宮上ケ原
キャンパス
所属学部: 神、文、社会、法、経済、商、人間福祉、国際、教育(一部)
アクセス: 阪急今津線「甲東園」駅から徒歩約12分、またはバス約5分
西宮聖和
キャンパス
所属学部: 教育
アクセス: 阪急今津線「門戸厄神」駅から徒歩約10分
神戸三田
キャンパス
所属学部: 総合政策、理、工、生命環境、建築
アクセス: JR福知山線「新三田」駅からバス約15分
塾講師のコメント
関西学院大学は3つの主要キャンパスに分かれており、所属学部によって通学環境が大きく異なります。特に文系学部の多くが集まる西宮上ケ原キャンパスは、スパニッシュ・ミッション様式の美しい校舎で知られ、学生からの人気も非常に高いです。一方で、理系・総合政策学部が集まる神戸三田キャンパスは、都心部からのアクセスに時間がかかるため、オープンキャンパスなどで実際に訪れ、4年間の通学をイメージしておくことが重要です。

入試徹底分析(偏差値・受験方式・問題傾向)

ここでは、学部選びの重要な指標となる偏差値、そして入試方式の特徴について詳しく解説します。

学部別 偏差値・共通テスト得点率

以下は、大手予備校のデータを基にした2025年度入試向けの予想偏差値および共通テスト得点率の目安です。学部・学科や入試方式によって異なりますので、あくまで全体的な序列を把握するための参考値としてご覧ください。

学部 偏差値 (目安) 共通テスト得点率 (目安)
国際学部 65.0 – 70.0 82% – 88%
経済学部 60.0 – 65.0 78% – 83%
商学部 60.0 – 65.0 78% – 83%
社会学部 60.0 – 62.5 77% – 82%
法学部 57.5 – 62.5 76% – 81%
文学部 57.5 – 62.5 76% – 83%
総合政策学部 57.5 – 60.0 75% – 80%
人間福祉学部 57.5 – 60.0 75% – 80%
教育学部 57.5 – 60.0 75% – 80%
建築学部 57.5 – 60.0 78% – 81%
工学部 55.0 – 57.5 73% – 78%
生命環境学部 55.0 – 57.5 72% – 77%
理学部 55.0 – 57.5 72% – 77%
神学部 52.5 – 55.0 70% – 75%

 

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入試方式と問題傾向

関西学院大学の一般選抜は、多様な方式が用意されているのが特徴です。

全学日程 同一日に全学部が同じ問題で試験を実施します。1回の受験で複数の学部・学科に出願できるため、併願しやすいのが大きなメリットです。問題は標準的なレベルですが、高得点での争いになります。
学部個別日程 学部ごとに独自の問題で試験が行われます。全学日程に比べて募集人数が多く、第一志望の受験生が集まるため、より深い学部理解と対策が求められます。
英語・数学重視型 特定の科目の配点を高く設定する方式です。英語や数学が得意な受験生にとっては、その強みを最大限に活かせるチャンスとなります。
共通テスト利用入試 共通テストの成績のみで合否を判定します。3教科型から7科目型まで多様なパターンがあり、国公立大学との併願者も多く利用します。
塾講師のコメント
関西学院大学の入試を攻略する上での最重要科目は、間違いなく英語です。独自の英語能力評価試験や、配点の高さなど、大学全体として英語力を重視する姿勢が明確です。長文読解の速読力と精読力はもちろん、文法・語彙の盤石な基礎が求められます。 偏差値では国際学部が突出していますが、経済・商といった伝統的な看板学部も依然として高い人気を誇ります。理系学部は文系に比べると偏差値は落ち着いて見えますが、国公立との併願者が多く、質の高い競争になることを覚悟しておくべきでしょう。

主な就職実績とキャリアパス

関西学院大学は「就職に強い大学」として定評があります。ここでは、その実績の一部をご紹介します。

業種 主な就職先企業(順不同)
金融・保険 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、SMBC日興証券、大和証券、日本生命保険、東京海上日動火災保険
メーカー パナソニック、ダイキン工業、キーエンス、村田製作所、P&G Japan、江崎グリコ、サントリーホールディングス
商社・流通 伊藤忠商事、丸紅、三井物産、住友商事、ニトリ、イオンリテール、セブン-イレブン・ジャパン
情報・通信 NTT西日本、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天グループ、SCSK、日本IBM
運輸・インフラ・航空 西日本旅客鉄道(JR西日本)、阪急電鉄、関西電力、大阪ガス、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)
公務員 国家公務員一般職、国税専門官、兵庫県庁、大阪府庁、神戸市役所
塾講師のコメント
関西財界との強固な繋がりを背景に、特に関西圏での就職には圧倒的なブランド力を発揮します。金融、メーカー、インフラなど、幅広い業界に多数の卒業生を輩出しています。キャリアセンターのサポートが手厚いことでも知られ、OB・OG訪問が活発なのも大きな強みです。大学院進学率は学部によりますが、理系学部では約40%~60%と高水準を維持しており、研究志向の学生への道も開かれています。
 

学費について

学費は大学選びの重要な要素の一つです。ここでは、学費の水準について解説します。

学費水準 関西学院大学の学費は、日本の私立大学として標準的な水準にあります。「関関同立」の他大学と比較しても、大きな差はありません。初年度納付金は文系学部で約115万円~130万円、理系学部では施設設備費などが加わるため約160万円~180万円が目安となります。国際学部は独自のプログラムが多いため、文系の中でもやや高めの設定です。詳細は必ず大学の募集要項で確認してください。

学びと研究の3つの特徴

関西学院大学での学びは、単なる知識の習得に留まりません。学生の成長を促す3つの特徴的な取り組みをご紹介します。

1. スーパーグローバル大学としての国際性 文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援事業」に採択されており、大学全体で国際化を推進しています。全学部の学生が参加できる多彩な留学プログラムや、海外の協定校と共同で学位取得を目指す「ダブルディグリー制度」など、世界を舞台に活躍するための環境が整っています。特に国際学部では、授業の多くが英語で行われます。
2. 少人数教育を重視したゼミ・研究室 多くの学部で1年次から少人数の基礎演習(ゼミ)が設置されており、主体的な学びの姿勢を育みます。教員との距離が近く、学生一人ひとりへの丁寧な指導が特徴です。理系学部では最先端の研究設備のもと、4年次には卒業研究に没頭し、専門性を高めていきます。
3. 副専攻制度と学部横断型プログラム 所属学部・学科の専門分野に加えて、他学部の科目を体系的に履修できる「副専攻制度」が充実しています。例えば、経済学部に所属しながら社会学の副専攻を履修するなど、興味に応じて学びの幅を広げることが可能です。これにより、複合的な視点を持った人材を育成しています。

 

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著名な卒業生

社会の様々な分野で活躍する卒業生は、大学の魅力と実力を示す一つの証です。

羽川英樹(アナウンサー)、豊川悦司(俳優)、堤真一(俳優)、宮藤官九郎(脚本家、俳優)、永島優美(アナウンサー)、山崎育三郎(俳優、歌手)、団鬼六(小説家)、古田敦也(元プロ野球選手)など、文化、芸能、スポーツ、経済界に至るまで、数多くの著名人を輩出しています。

在学生・卒業生のリアルな評判

ここでは、実際に大学に通う学生や卒業生から聞かれるポジティブな点と、注意が必要な点をまとめました。

👍 良い点・ポジティブな評判
・キャンパスが美しい:特に上ケ原キャンパスはドラマのロケ地にもなるほどで、学ぶ環境としてモチベーションが上がる。
・学生がおしゃれで活気がある:洗練された雰囲気の学生が多く、サークルやイベントも盛んで充実した大学生活を送れる。
・就職サポートが手厚い:キャリアセンターの職員が親身で、OB・OGとの繋がりも強固。就職活動で心強い。
・国際交流が盛ん:留学生が多く、キャンパス内で日常的に異文化に触れる機会がある。留学制度も充実している。
🤔 気になる点・注意すべき評判
・課題やレポートが多い:特に国際学部や総合政策学部では、予習・復習や課題の量が多く、楽な大学生活を想像していると苦労する。
・KSC(神戸三田キャンパス)の立地:理系学部の学生からは、キャンパス周辺の商業施設が少なく、都市部へのアクセスが不便という声が聞かれる。
・プライドが高いイメージ:「関関同立」の一角としてのプライドが良い方向に作用することも多いが、時に周囲からそのように見られることもある。

よくある質問(FAQ)

「関関同立」の中での関西学院大学の立ち位置は?
「おしゃれ」「国際的」「スマート」といったイメージで語られることが多いです。伝統的に経済・商学部が看板であり、近年では国際学部の評価が非常に高いです。同志社大学と並び、特に関西圏の私立文系志望者からの人気が高い大学です。
サークルや部活動は盛んですか?
はい、非常に盛んです。体育会はアメリカンフットボール部を筆頭に全国レベルで活躍する部が多く、文化系サークルも多種多様です。学生数が多いこともあり、自分に合ったコミュニティを見つけやすい環境です。
文系と理系の交流はありますか?
キャンパスが分かれているため、日常的な交流は多くありません。ただし、全学共通科目やサークル活動などを通じて、学部を越えた交流の機会を作ることは可能です。

まとめ

最後に、要点をまとめ、関西学院大学がどのような学生におすすめできるかを示します。

総合力とブランド 関西圏における圧倒的なブランド力と、多様な学問分野を擁する総合大学としての強みを持ちます。特に文系学部は伝統と実績があり、社会的な評価も高いです。
国際性とキャリア支援 スーパーグローバル大学として、語学教育や留学制度が非常に充実しています。また、手厚いキャリアサポートと強固な同窓会ネットワークにより、就職活動において大きなアドバンテージがあります。
キャンパスライフの魅力 美しいキャンパス、活発な学生交流、豊富なサークル活動など、充実した4年間を送るための環境が整っています。学業と課外活動を両立させたい学生にとって理想的な環境と言えるでしょう。
最終的な推奨

<このような学生に特におすすめ>

・学業だけでなく、サークル活動や人との交流など、バランスの取れた大学生活を送りたい学生。
・留学や国際交流に興味があり、グローバルな環境で自分を成長させたい学生。
・将来のキャリアを見据え、手厚い就職サポートや強力なOB・OGネットワークを活用したい学生。
・美しいキャンパスで学びたいという憧れを持っている学生。

<別の選択肢も考えられる学生>

・特定の研究分野をとことん突き詰めたい、研究第一主義の学生(特に理系分野では、国公立大学の研究環境も比較検討すると良いでしょう)。
・都市中心部でのキャンパスライフを絶対条件とする学生(特に神戸三田キャンパスの学部を志望する場合)。
・華やかな雰囲気よりも、質実剛健で落ち着いた学風を好む学生。

あなたの大学選びの一助となれば幸いです。最終的な決定は、ご自身の目で確かめ、心で感じたことを大切にしてください。

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