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こんにちは、東京大学文科3類1年生の古橋慧士と申します。
<プロフィール>
古橋慧士
海陽中等教育学校 卒業
東京大学文科三類
経歴
中高6年間を全寮制の学校で過ごす。サッカー部に所属しながら学業に励み、高校時代には全国統一高校生テスト決勝に進出。2020年東京大学入試では、文科三類に首席で合格。
今回は、多くの受験生が勉強方法に悩むであろう科目である、数学の勉強方法についてお書きします。 数学の勉強おいて一番重要なのは、基礎力です。 数学の多くの問題は、基本的な問題の解法、そしてなぜその解法を使うのか、を完璧に理解していれば解けます! 勘違いしてはいけないのは、基礎・基本と呼ばれる問題も全てが簡単に理解できるものではないということです。逆に、少し難しい問題も含めて基礎を完璧に理解することさえできれば、難関大の入試も解けるようになります!
では、基礎の習得とは何を指すのでしょうか? これは、網羅型の問題集の問題の解法をなぜその解法を使うのかまで含めて完璧に理解することです。 正直、これを高3になってから始めて受験に間に合わせることはとても難しいため、できれば、高2の初め頃からコツコツと真面目に行うのが良いです。
この時に使う教材は、基本的に学校で使っているもので良いです。学校の授業ペースに合わせて、定期試験の度にその範囲の問題を完璧にする、というのが良いでしょう。 しかし、高3までに数学の範囲が終わらず、自分で予習したいという方は、高2の後半ごろから自分のペースで勉強を進めてしまうと良いでしょう。
個人的におすすめの参考書は、青チャート、Focus Goldです。これらの参考書は一般的にはレベルが高いと言われていますが、これらの参考書を完璧に理解するまで何周も行えるとかなり実力がつきます。 網羅型の参考書はかなり問題数が多いため、受験勉強を本格的に始めてから手をつけ始めても全てを理解するのは正直かなり厳しいです。理想は、高2ごろまでに網羅型の参考書の6〜7割を理解し、高3の前半には全て完璧になっているというペースです。これを目標として数学の勉強を進められると良いでしょう。
では、数学の問題集はどのような使い方をすれば良いのでしょうか? 以下、数学の問題集の使い方のコツを3つまとめました。
数学の問題の解法は、一度理解した後に完全に忘れてしまうことはほとんどありません。 よって、一度解けた問題にはチェックをつけて、2周目以降は軽く確認するだけにしましょう。 数学の勉強では、既に解くことのできる問題をもう一度解くことがかなりの時間の無駄になります。分かる問題をチェックすることでその無駄をできるだけなくしましょう。
これが一番重要なポイントです! 数学の問題集はかなり量が多いです。そのため、問題集全てを1周した際には、初めの方の問題は解法を忘れてしまっていることがほとんどです。 よって、問題を解いてすぐにその復習を行うことがとても大切になります。間違えた問題は、その日中に解答を見ずに解けるようにしてしまいましょう。 「1日10問解く」などの計画を立てることも多いですが、まずは問題数よりも、その日に解いた問題を全て理解することを優先しましょう。
その日のうちに復習することを意識して、その日中に問題を解くことができるようになったとしても、また忘れてしまうことも多いでしょう。それを問題集を1周するまで放っておいてしまえば、また忘れてしまいます。 よって、定期的に解けなかった問題を復習しましょう。僕は高校時代、その単元が終わるごとにその単元で解けなかった問題全てを解き直すようにしていました。
これが、僕の考える数学の勉強方法です! 数学の勉強で一番重要なのは基礎力であり、それを身に着けるには、網羅型の問題集を完璧にするということが必要です。 網羅型の問題集を勉強する際には、上にあげた3つのポイント(解けなかった問題のチェック、その日中の復習、定期的な復習)を意識してみてください。
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