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こんにちは、東大文学部所属の古橋慧士と申します。
古橋慧士
海陽中等教育学校 卒業
東京大学文科三類
経歴
中高6年間を全寮制の学校で過ごす。サッカー部に所属しながら学業に励み、高校時代には全国統一高校生テスト決勝に進出。2020年東京大学入試では、文科三類に首席で合格。
今回は、東大の前期課程での授業についてお書きしたいと思います。
東大では、入試時に文科一、二、三類、理科一、二、三類の6つのうちどれか1つを選択して受験します。
しかし、この時点では実は、どの学部に入るかはまだ確定していません。
東大では、2年生の夏休みに「進学選択」と呼ばれる、どの学部に進学するかを決める制度があるのです。
進学選択では、基本的には文科一類は法学部、文科二類は経済学部、文科三類は文学部、理科一類は工学部、理科二類は農学部、理科三類は医学部、というようにある程度は科類ごとに進学の枠が決まってはいますが、それを外れた選択をする人も多いです。
この選択が叶うかは、それまでの成績によって決まるもため、学生は良い成績を取らなければなりません。
学生は行きたい学部に進学するために、良い点数を取ろうと勉強を頑張る訳です。
では、進学選択前の前期課程で具体的にどのような勉強を行うかを紹介したいと思います。
実は、進学選択前に受ける授業は文系の中、理系の中では科類ごとの差がほとんどありません。生徒は自分の興味に応じて様々な授業をとることができます。
ちなみに僕の時間割は写真の通りです。
緑色は理系よりの科目、紫色は文系よりの科目、水色は英語、赤色はスペイン語、というようになっています。
僕は文科三類の学生なのですが、見ての通り、理系よりの科目も多くとっています。
また、僕はスペイン語を集中的に練習するコースに入ったため、スペイン語の授業がとても多くなっています。
このように、自分の興味に応じて科目を選択できることが東大の前期課程の特徴だと言えます。
これまで見たように、東大の前期課程では、自分の興味のある科目をとることができます。その代わりに進学選択がある分、ある程度高い成績を取らなければならない、というようになっています。(単位さえ取れればOKという考え方ではダメです!)
このように東大は、大学に入っても真面目に学問を続けるための理想的な環境であると言えるでしょう!(逆に、「大学で遊びだけしたい!」と思っている人にとっては期待外れかもしれません…笑)
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