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2022年08月09日 studycoach-official 東大生の勉強ブログ

現役東大生が教える、成績がアップするテスト直しのコツは?間違い直しノートで満足するな!

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現役東大生が教える、成績がアップするテスト直しのコツは?間違い直しノートで満足するな!

こんにちは。東京大学2年の小川です。


中高生の皆さんはそろそろ期末テストの時期ですね。
といっても中高ではテストが一つ終わればまた次のテストというように、
むしろテスト期間の方が何もない時より長かったのでは、という気さえしてきますが。

今回はそんなテスト、ではなくその直しについてお話ししたいと思います。

 

 

テスト直しの意味を確認しよう

テスト直しといえば皆さんはどのような印象を持つでしょうか?

やばい点数な気がする」と、冷や冷やしながら
受け取ったテストの点数に喜んだり絶望したりしながら、
先生の解説を聞いたり解答を見て赤で新しい答えを書いたりして、
はいこれで終わり!なんていうふうに思っていませんか?

これでは全くテスト直しとはいえません!なんとなく100点の答案に書き直しているだけです。
ではテスト直しとはどのように行うのでしょうか?

 

【解答が返ってくる前に】テスト直しは、すぐに行うことが重要

まずテスト直しは答案が帰ってくる前から始まっています。
それなりの実力があってとりあえず全ての問題を時間内に解き切れたというのであれば必要ないのですが、
大抵の人はそうではないと思います。私もそうです。

解ききれなかった人達はどうすればいいかというと、
まず時間はどれだけかかってもいいので、
ノーヒントで解き切れなかった問題に挑戦
してみて下さい。
これ以上考えてもこの先どうすればいいのか全くわからない、というくらい納得のいくまで考えてみて欲しいです。

次にそれでもわからなかったら、
教科書や参考書などから関係のありそうな情報を探してきて、
それをもとにもう一度考えてみます

それでもわからなかったら仕方ありません。
自力で答えを出すのは断念して、次の授業で答案が返却されて先生が解説してくれるのを待ちましょう。

 

テストを受けた直後はその手応えが良いにしろ悪いにしろ、なかなか今日のテストを振り返ろうという気にはならないかもしれません。

しかし逆に言えば、次にもっと良い点を取るために少しだけ頑張ることで、周りと差をつけることにも繋がります。

 

【テスト直しの意味】「解き直し」「参考書に戻って復習」して「ニガテを潰す」こと!

テスト直しで重要なのは

  • 自分が何を間違え、なぜ間違えたのか認識すること
  • その問題を解き直してみること
  • 参考書に戻って復習すること

の3つです。

特に重要なのが「参考書に戻って復習する」ことで、ただテストで出た問題を解けるだけでは「次少し違う問題が出た時、結局応用できずにまた失点してしまう」ことに繋がりかねません。本当に必要なのは、テストで間違えた問題から自分に欠けている知識・苦手な分野を発見し、その関連問題を徹底的に学習することで「分野・種類ごとに完璧な状態にする」ことなのです。

 

 

「テスト直しノート作り」の大きすぎるデメリット

テスト直しの方法として最も有名なのが、「テスト直しノートを作る」ことだと思います。

しかし多くの学生が、テスト直しノートに隠されたデメリットに気づいていません。

それは、「ノートを作り上げるだけで満足してしまう」ことです。

先に触れたように、テスト直しで重要なのは

  • 自分が何を間違え、なぜ間違えたのか認識すること
  • その問題を解き直してみること
  • 参考書に戻って復習すること

の3つです。しかしノートを作り上げることに集中してしまうと、それらを意識し損ねたり、時間をかけすぎて最後の演習まで実行できなかったりしてしまいがちなのです。

 

極論、時間がかかりすぎてしまうのであればテスト直しノートは作らない方が良いと思います。

大事なのは自分がどんな問題で・なぜ間違えたのか自覚する&見直せるようにすることなので、一言ずつメモするだけでも効果はあると言えるでしょう。

 

【東大式】テスト直しのコツ4選

さて、注意点も押さえたところで、いよいよテスト直しを効率よく行うためのコツをご紹介していきます。

 

繰り返しになりますが、テスト直しはテストが終わった直後に始めましょう。解答が返ってきてからのテスト直しでもそれは変わりません。

「わからなかった!悔しい!」という気持ちが自分のミスを印象付け、
同じ問題が出てきたときに再び間違えにくくなります。

 

すぐに直す上で、答案が返却された後に何を行えばいいのか・テスト直しとはどのように行うべきかを4つのポイントにまとめました。

今日から実践できると思いますので、早速自分の勉強に取り入れていきましょう。

 

【テスト直しのコツ①】解説を聞いて、答えの導出方法を理解する

答案が返却された後どうするのか。

まず先生の解説を聞いたり解答を見たりしながら、
なぜその答えになるのか、どうやって導出したのかを理解しましょう。

この際、正解していた問題の解説もしっかり聞くようにします。
これはたまたま合っているだけだったり、力技で正解しただけだったりすることがあるからです。

実はこれはかなり危険な状態なので、こういうときほど注意しましょう。
より簡単に解ける別解を知れることもあるかもしれませんしね。

 

【テスト直しのコツ②】間違えた問題の原因分析を行う

解説を聞いて答えの意味や導出方法がわかったら、次は自分の解答と比べて
「なぜ自分はこのような答えになったのか」という原因を考えて、
間違えた答えの横に付箋でも貼ってメモしておきましょう。

付箋じゃなくても色ペンなんかでも構いません。
このとき付箋の色は間違えた原因によって色分けしておくといいです。

例えば、
計算ミスや問題を読んでいなかったなどの凡ミスは赤、
理解が不十分だったものは黄色、
知識不足が原因だったものは青、
などといったことです。

 

【テスト直しのコツ③】同じ間違えをしないための方法を考える

そのようにして原因が分析できたら、次はそれをしないためにはどうすればいいのか
「具体的に」気をつけることや改善方法も書き足します

例えば計算ミスが原因ならば、
「計算ミスに気を付ける!」だけじゃなく「繰り上がりを忘れがちだから気を付ける!」としたり、
理解が不十分だった場合はどういうふうに考えればいいのかとか、
関連事項について簡潔にまとめるとか、そういうことです。

 

【テスト直しのコツ④】原因別の失点を数える

最後に、
これは私が自分自身の戒めのために行っていたことなので絶対にやるべきことというわけではないのですが、
実際の点数の横に原因別で失点を数えて書いておくと
モチベーションのアップにつながることもあります

特に凡ミスはちょっとしたテスト中の気をつけ方で減らすこともできるので、
「気の緩みのせいでこんなに落としたのか」とショックを受けると、
次のテストではいつも以上に気を付けるようになるので実際に数えて記入しておくことはオススメです。

 

 

まとめ:テスト直しは改善までやりきってこそ!

前回と今回とでテスト直しの方法について長々と書きましたが、
これでただ答え合わせをすることがテスト直しになるわけではないというのがお分かりいただけたでしょうか?

テストというのは受けることそのものより、
それによって自分の弱点を把握して改善するきっかけにできることに意味があるんです。

ただ、それはやり方を間違えると全く功を成しません。
これを機にテストではなくテスト直しに重きを置くように、今日から意識を変えていきましょう!

 

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